農業の女神
士別市上士別付近の農村部を進む。
広さは東西33km、南北36q、人口約二万人の農業を中心とした街だ。
朝日町の手前、27線付近が鉱山跡だ。
鉱山跡付近までは良好な道路が付いている。
近くには石灰石鉱山が稼働しているがその裏手附近だ。
林道を少し進む。
附近には廃屋が朽ちている。
鉱山跡の痕跡ではなく、
恐らく開拓農家の廃墟だ。
分岐から東へ進み、
人工物は残留しているものの、
これらも鉱山跡の痕跡ではないようだ。
山中には不思議な荒地が残る。
ここが露天掘りの鉱山跡で、
これが唯一の痕跡かもしれない。
林道らしき痕跡を進む。
しかしこの方向は石灰石鉱山へのルートのようだ。
大きな痕跡無ないまま、ここで撤退を決める。
林道わきには20qの制限速度の標識だ。
林業用のルートのようだが、
かつては車両の入林もあったようだ。
附近に残る石碑だ。「地神」と刻まれている。
これは大正2年ころから入植した30戸の神恵地区入植者の、
農業の祖神で天照大神を祭神としたその痕跡だ。
石灰石鉱山である上士別鉱山の入り口だ。
かつては銅鉱、鉄鉱石を採掘した神恵鉱山のその痕跡には出会えなかったが、
入植者の心の拠り所に巡り合えた探索であった。
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