神恵鉱山跡  探検: 北の細道 神恵鉱山

神恵鉱山で地神に会う



北海道士別市

   北部北海道の中心部でかつ、苫前羽幌、そして紋別地区を結ぶ、
北部北海道横断部の中央にも位置する士別市。
地質学的には大きく3つの地域に分離される。
1、東部山地 旧上士別村地域
2、中央低地帯 旧士別町・多寄地区
3、西部山地 旧 温根別 村地域

東部山地は士別市の1/3を占め、基盤に 「先白亜紀」1億4500万年前〜6600万年前のアンモナイト・恐竜時代 層が広く分布し、
各種変成岩が発達、それらを覆って火山噴出物が発達している。

中央低地帯は天塩川の広い氾濫原と 「河成段丘」平坦部分と傾斜部分が交互に存在する地帯 や火山性堆積物で構成され、
標高200m以下、なだらかな丘陵地となっている。

西部山地は士別市の西半分で主に蛇紋岩・火山岩類からなり、
一般に標高300m〜600m、やや急峻な地形となっている。


神恵鉱山はこの東部山地に位置する鉱山で、
大正5年ころ、従業員25名で露頭部をわずかに露天掘りするとともに、
坑道採掘が行われた。

鉱石は品位の高いものであったが、如何せん埋蔵量が少なく、
若干の鉱石を瀬戸内海の四坂島精錬所に鉱送したのち稼行中止となった。

昭和28年には再度、鉱床調査が行われたようだが、
その結果は良好ではなかった。

今回は鉱山跡の探索において、
その痕跡の大きな発見には至らなかったが、
天照大神の祭神に巡り合う、幸運な探検となった。







祭神・廃屋・地神・・・



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( ̄u ̄;)露天掘り





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