エゾジカの楽園に


稲里から厚真ダムに向かう、
グラベル好きには有名な、炭鉱厚真林道。
雨上がりなので、ほこりは立たない。
炭鉱厚真川林道

ダート

一応入山届けboxもあり、

管理された林道であることは間違いない。

地図

北海道が管理するだけあって、

すべての側線が通行禁止となっている。


広場ト

広場があり駐車スペースとなっている。

何も無いこのスペースから少し歩いて、かつての炭鉱跡を探してみる。

廃道゙ 地形図で見るとどう見てもここが入り口。
地形図では軽車道(1.5〜3.0m)となっているが
廃道にしか見えない。
少し進めば状況は変わるんだろうか・・・。


雨

雨上がりでいきなり水没する・・・、
この時期、ヒルも出るので注意するしかない。

石炭

地面に黒ダイヤが。

やはりここで間違いないらしい。

河床

進んでも廃道は変わらない・・・。
増水すると河床となりそうな地面。
踏み分け路もあるが、どうみても鹿の踏み跡だ。


ズリ

少し離れた植性のちがう丘は、

きっとズリ山だと思う

いよいよ近い。

鹿路

一本のラインは鹿路!



暗渠

暗渠跡だ。
緑の鹿路に突然穴が開いている・・・。

登りは続く。

廃道

植生の違う廃道はどんどん登って行く。
すでに膝まで水没している。
警戒した鹿の鳴き声が聞こえる。



登坂

景色は開けてきたが
遺構は見えない。

荒地

とうとう開けた空間に出た。
さらに登ってみよう
地形図ではこのあたりが、炭鉱の中心部らしい。

あたりにはやたらとエゾジカがいる。

エゾジカ

ある距離までは不思議と逃げない。
知床に匹敵する密度だ。


楽園

突然、泥寧地が現れた。

鹿の足跡だらけ。

土泥

発情期のオスジカは泥浴びをする。
ヌタ場と呼ばれる水の溜まった小さなくぼ地にツノや腹に泥をつける。
このヌタ場を見たのは初めてだ。


ヌタ場

違うヌタ場から遠望する。
廻りも施設跡は見えない。


遠望

明らかに人の手が入った山だが
すべての痕跡は消されている。


これが治山というやつか。
今回はほぼ何も見つけられない徒労に終わった。






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