暗い穴へ


サラブレッドで有名な新冠から更に襟裳寄り。
三石は統合で静内町と共に新ひだか町に変わってから
しばらくの時間がたつ。
三石にも多くのサラブレッドがおり、
牧歌的な町だ。
サラブレッド

牧場゙ どこまで行っても変わらない風景のように
牧場が続く。


道々

三石ダムに向う道々は、

やがてグラベルとなり、谷間へと向う。

三石川

三石川に沿って林道を遡る。
川原は依然広く、中洲も大きい。


土砂崩れ

左岸を走る林道は、ところどころ、

土砂崩れの復旧跡がある。

鉱山の位置はこの時点でも不明。

大規模土砂崩れ

今度はより大規模な土砂崩れ跡だ
こんな山中でもしっかりと対策工事が成されている。

鉱山設備をキョロキョロ目で追いながら

谷

ふと三石川を見ると
遥か下方に。
いつのまにか川は自然に沿って、道路は逆らってしまったようだ。

さらに遡り、いよいよ道路がか細くなってくると

河床

再び川と近づきつつ
しかし、跨ぐことは無い。



分岐

ピラシュケ川との分岐で林道も交差点となる。
四叉路となるといよいよどちらが鉱山か見えない。

グラベル

このあたりが最も怪しい
しかしダムの付け替え道ならきっと違う。

ここからは歩いての探索だ。

ダート

大きな水溜りを抱かえた林道には
まったく車の通りが無い


山中

またもや付近数キロが無人状態になったような気がする。

何か見つかって欲しい。

そろそろ諦めかけた矢先

穴

あれっ、岩が崩れてる。
ひんやりと冷気が漂ってきた・・・


洞窟

洞窟か??
どうやら崖が崩れてるようだ


出た〜!!坑口!!!

坑口

支保工か!
これはスゲー!


導入

そろそろと覗き込んでみる・・・。
こんな山中のこんな崖に、人知れず坑道とは・・・


坑道

落ち着いてよく見てみると
非常に水蒸気が多く、水も滴り落ちている・・・
水没しており、支保工も崩れている。


入洞

LEDライトを点灯し、入洞する!
フラッシュで明度は上がっているが
実際には漆黒。LEDの光束だけが水蒸気の白い筋となる


坑口

枕木かと思うと、それは崩れた支保工跡だった。
常に水が滴り、足首まで水没する。



こうもり

少し奥へ進むと、突然肩に何かが当たった。
岩が崩れたのかと思ったが、実は無音で飛ぶこうもりだった。

蝙蝠

こうもりは1羽ではなく、数羽いる。
突然の訪問者に驚いたのか、水が流れるような音を発して、
狭い洞内を飛び回り、体に当たってくる。


ドンツキ

いよいよ天井は狭まり
少しかがんで歩くことに・・・。

坑道


坑道

入り口から再び内部を覗く。
次回は崩れてるかもしれない。
山中にかろうじて見つけた、水銀鉱山は
こうもりの乱舞する、不思議な穴になっていた。




三石鉱山へ

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坑道
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