坑口到達
函館市湯の川温泉から松倉川沿いに登る。
蓬揃山の脇に差し掛かっても、
民家が点在する。
三森集落を過ぎると、
民家は無くなり、
同時にクマ出没の警告が増える。
標高200m付近の古い橋梁を渡る。
「昭和38年10月竣工」とかなり古いが、
本鉱山はもっと古いはずだ。
下金堀沢と松倉川の合流地点にある、
C鉱床付近を歩く。
しかし、廃坑跡は発見できなかった。
いよいよ下金堀沢を遡上する。
ここからは全くの廃道で、
坑口まで約100mの距離がある。
砂防ダムから落ちる滝を見る。
大きく巻いてさらに上流を目指す。
完全廃道で鉱床があったようには見えない。
藪は少なく歩き易い。
付近のA鉱床には3か所の坑口の記述がある。
更に登るとそこはまるで
かつての東金山鉱山
のような風景が広がる。
やはり、沢沿いの金鉱は風景が似ているのだろうか・・・。
少し登るととうとう怪しい斜面が現れた。
どうやら埋没した坑口付近だ。
坑口付近は上部に少し開口があるが、
大量の落ち葉で密閉されている。
落ち葉を少し掻き分けてみたが、内部は伺えない。
更に上部の2か所の坑口を探索したが、
こちらは徒労に終わってしまった。
旧い金山の廃坑跡はいつも苦労させられる。
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