桂岡鉱山でコンクリート鍾乳石を見る




北海道上ノ国町

　 昭和の初めまでに、太平山地区には金・銀・硫化鉄の鉱区が設定されていた。
そして昭和20年、桂岡駅から天の川を超えて鉱山道路が掘削され、
採掘された鉱石は精錬のため室蘭に送られた。

昭和28年には70名の従業員社宅が建設され、磁鉄鉱を生産する鉱山は、
道内唯一であり、一躍著名と相成った。

しかし坑道探鉱が40％を超えると、磁鉄鉱下部に硫黄分が含有し
品質を低下させるため、昭和35年、磁選精鉱所が建設された。

付近には太平山鉱山が並び、
最盛期にはかなり巨大な鉱山であったことが、
当時の鉱床図から読み取れる。

現地では川向うに巨大精錬所が見えた。




精錬所・渡渉・治山・・・