上砂川隧道




1994(平成6年)廃線となった、
函館本線上砂川支線の終着駅。
駅の向きは変わってしまったが、駅舎は保存されている。 上砂川駅

枝道から奥にすぐ遺構が見える。
足元に注意しながら、
山中へ進む。 アプローチ


熊笹が積雪で固められ、
非常に歩きやすい。
旧い地形図には廃坑のマークが記載されている。 基台


重厚な造りの基台だ。
これは扇風機室の台座のようだ。
奥には竪抗跡が見える。。 扇風機


竪抗に向いて一直線に配置される廃祉。
上部工は既に取り壊されているが、
大きな建造物だったようだ。 廃墟


排気立坑は櫓が撤去され、
コンクリートで完全密封された上、
ガス抜きのバルブが据え付けられている。 立坑


ゲートバルブは腐食激しい。
足元はRCだが、
直下数百mの穴の上部に立っている訳だ。 ゲートバルブ


奥にも選炭に関わる廃墟がある。
この付近までが平場で、
ここから奥は谷間となる。 廃墟


左の谷の上部には柵のようなものが見える。
枯れ沢沿いに登ってみよう。
あれはなんなのか・・・。 柵


やはり何かを囲うような柵だ。
H鋼かIビームを溶接してある。
用途は不明だ。 柵

右の谷間は運炭路のようで、
奥にはホッパーらしき、
巨大遺構がある。 ホッパー

大きな壁が山中を分断しているかのようだ。
採炭はこの奥で行われていたようだ。
更に奥を目指そう。 ホッパー

これは坑口ではなく電車線の跡だ。
「上砂川隧道 大津沢北口」の表記がある。
密閉され内部はわからない。

横長の坑口が現れた。
密閉されているが、
重厚な坑門だ。 坑口



ブロックで覆われている。
ここから地下迷路が続いているのだろう。
次は沢沿いに下ってみる。 坑口

沢の遥か下に赤い塊が見える。
炭鉱跡地に合わない色合いだ。
更に下ってみよう。 廃車



河原まで到達すると、
そこには赤い廃車が棄てられていた。
これは旧いローレルのようだ。振り返ると・・・。 ローレル


坑口のような廃墟が見える。
穴も開いている。
接近してみよう。 暗渠


内部は半分埋没し、
川の流れがある。
カーブまで入坑したがこれは暗渠のようだ。
赤い廃車はやはり似つかわしくない。 坑口







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