三和鉱山跡  探検: 北の細道 三和鉱山跡

三和鉱山で牧場を歩く




北海道朝日町(士別市)

   上川管内朝日町は人口1,800名の街で、
2005年9月に士別市と廃置分合による合併が行われた。
天塩川最上流の本地域は、地質的に極めて変化に富み、
道北地方を特徴づける様々な地層や岩石が分布しており、
本道の地質を解明するうえで学術的にも重要な地域の一つとなっている。


北海道の地質は札幌ー苫小牧を境に西側と東側で地質の発達状況に大きな違いがみられる。
西側は本州と類似した地質的特徴を持ち、本州弧という大構造の北端部にあたる。
東部は千島列島から繋がる千島弧の特徴を示している。

朝日町の南東部は今から約1千万年前頃に、極めて活発な火山活動が続き、
およそ200万年以上に渡り、その地帯は削り剥がされてきた。
その結果、流長256.3qに及ぶ天塩川の最上流域を占めることとなってきた。

火山活動の遺産として、朝日町市街地南部を流れるペンケヌカナンプ川流域には、
数か所にマンガン鉱床がみられ、昭和18年頃から参五位鉱山、大洋鉱山、双葉鉱山などが創業したが、
いずれも早い段階で閉山している。

三和鉱山もその中の一つで、昭和32年ころに発見され、
数年間操業を続け、最盛期には110t/月の鉱石搬出を行ったが、
合計約5,000tを出鉱した後、休山した。

マンガンは帯赤灰色の金属元素、記号Mn、原子番号25、19世紀中ごろ近代的製鋼法の確立とともに、
脱酸、脱硫剤として急速に需要が高まった。
現在では、多くの金属の品質や強度を高めるための添加合金元素として、
工業的に重要な位置を占めている。

今回は旧い小鉱山。しかし古い写真には木造の坑口にレイルが撮影されている。
痕跡は少ないかもしれないが、特定した山中に分け入ってみた。












レイル・坑口・旭満俺・・・



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( ̄u ̄;)甲子貯水池





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