253名の校長の声

アンケート対象者(校・園長)505名、うち回答者は477名、うち253名がQ6-1に何らかの記述を行っている。内容は、システム全面肯定から全面否定や批判、また、両論併記的なもの、あるいは改善に向けての提言など多岐にわたっている。私たちはその全体的な傾向を把握するため、253名の全記述について、以下にしたがって項目を立て分類を行った。但し、これは絶対的なものではなく、あくまで校長意見の傾向の大略を把握するためのものである。

 

まず、校長たちが現行システムを根幹的にどうとらえているかを把握するために、システムに肯定的か否定的もしくは批判的かによって分類した。両論併記的なものは、文脈からそのトーンを判断し分類した。改善策を提示する意見は多く見られたが、記述の方向性にそって、その主旨がシステム批判であれば、批判の意見として扱った。

 

さらに、否定的・批判的な意見については、より的確に把握するため、細目を立てて分類を行った。そうすることにより、校長たちがシステムのどのような点を問題としているか具体に把握することができた。

 

また、私たちは、今回のアンケートの質問項目とその選択肢から、教育委員会が企図するところのシステム「改善」とは、給与反映にメリハリをつけることすなわち給与差をより広げることにあると推定していた。よって、校長たちの意見のなかに、そのような意見がどの程度あるかを把握するために項目を立てた。

 

以下に、分類項目とその概観、さらには253名の全記述を掲載する。




Q6に記述した253名の校長の全意見(No.001~No.253)※アンダーラインは新勤評反対訴訟団事務局による。

 

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