「超」個人的法学部遊泳法−僕が学生だった頃−・おことわり
本稿は、熊本大学法学部が1年次生を対象として例年実施している合宿における講演原稿です(実際の講演では、一部省略して話しました)。なぜ、法学部の教官である当方がエラそうに講演などをすることになったかと申しますと、諸般の事情により、当初予定されていた講演者への依頼が上手くいかなかった結果、当方が合宿担当の学生委員の一人として「詰め腹を切らされた」というのが真相です。したがって、これまで、このような出自の原稿を公開することを控えてきました。このほか、本編をお読みくださるならば一目瞭然の通り、本稿においては、当方が敬愛する先生や先輩、友人達とのエピソードの一面を強調して引用しており、正確に欠ける憾みがある−−「教育効果」や「ウケ」を狙ったためですが−−点も、公開を躊躇していた理由です。しかし、講演から2年余が過ぎ改めて読み返してみると、本稿においては図らずも、当方の「教育信条」とは言えないまでも、教育活動を行っている際に日頃感じていることの一端がストレートに表れています。そこで、当方の「腹の内」を学生の皆さんにお知らせするという点で、本稿の公開にも多少の意義があるのでないかと思い、公開するに至った次第です。
つきましては、本稿における「登場人物」の皆様におかれましては御海容をお願いいたします。
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Published: 10 July 2000
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