無垢の木・手づくり・注文家具の専門木工房
アトリエ 几の香
woodwork Atelier Kinoka
■無垢の木でつくるカスタムメイド家具
■指物で組み立てるシンプルモダン家具
■天然素材で仕上げるハンドメイド家具
「大量生産の製品についていえば、今年買ったものが古くさく感じられなかったら、 来年には商品がさっぱり売れなくなってしまうのだ」 「ロング・グッドバイ」(レイモンド・チャンドラー著 村上春樹訳 早川書房刊) 戦後の経済成長期、「使い捨て」はカッコ良く、「消費は美徳」とされました わたしたち庶民の暮らしも変わり、身近な家具も変わりました 木工職人の手しごとによって産み出され「世代を越えて受け継がれるもの」から 工業製品として規格化され、大量生産される「消耗品」へと変貌したのです その結果、自動販売機で清涼飲料水を買うように、家具を購入できるようになりました 古くなったら捨て去り、新しい商品を購入することで得られる満足感は 購入した瞬間を頂点として下がり始め、それほど長続きするものではありません 「几の香」の家具は、量販や通販の家具とは対極に位置しています 無垢の木つまりほんものの木 と 一見すると木に見える化粧合板 丹念に作り込まれた一点もの と いつでも購入できる大量生産品 いつまでも受け継がれていく家具 と 数年で劣化するようにつくられた家具 「几の香」は、環境にやさしく豊かさの質を求める ロハスなライフ・スタイルに共感しています 「几の香」は、時を越えて暮らしに寄り添う家具をつくります |
家具の注文から納品まで | |
家具を注文する場合、どのようにすればいいのでしょうか。 注文から、家具が納品されるまでの流れを、順を追って説 明しましょう。 ■ まずはメールか電話で「お問い合わせ」を 今回、ご紹介するのは千葉県市川市ににお住まいのシニ ア世代の女性からのご注文。 電話で「ミラー・スタンド付き座り小机」について、お問い合わ せをいただきました。問い合わせは、電話・メール・封書のい ずれでもけっこうです。 大正から昭和初期にかけてつくられていた「座り小机」を新 規に制作してほしいという内容です。 日本伝統の経机や文机に、洋風の「デスク」様式を取り入 れたデザインは、「大正ロマン」の郷愁を誘うノスタルジック な家具のひとつです。 |
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■ どんな木で制作するか、種類を選択 当工房では、家具材としてタモ、セン、ウオールナットなど 16種類の木の中からお選びいただくことををおすすめして います。 「家具用無垢材の現物標本」を実際に手にとって、色合い・ 質感・香りなどを検討して下さい。 木はその種類によって、家具に向く木と向かない木がありま す。おおざっぱに云えば、広葉樹のほうが家具制作に向い ています。針葉樹より硬く、ねじれや反りが起こりにくいから です。 ■ 提案された設計デザイン案を検討 お客様のご注文に基づいて、当工房は設計デザイン案を作 成し、提案します。 今回のお客様からのご注文内容をあげてみましょう。 |
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1 横幅640、奥行350、全高370mmで、机の内側幅500、 高さ250mmであること。もっとも書き物をしやすい天板の高 さ、座布団の幅、座ったときに膝が支えない高さを計測した結 果です。 2 抽斗の内寸高は50mm以上であること。これは、愛用の 文房具等を収納できるようにするためです。 3 金具は一切使用しないこと。このため、抽斗は下から指 を掛けて引き出す設計とします。 ■ 御見積書の検討 このとき、どこからどんな部材をいくらで仕入れるかをお客 様にお示しします。原価と産地と仕入れ先を明らかにしてい ます。もし、ご希望があれば、主宰者といっしょに仕入れ先 へ行き、材料を吟味・選定することもできます。 ■ 仕入れた荒材を切り、カンナをかけます。 ■あらかじめ設計した「組み手加工図」に基づいて、墨線を 引きます。 ■ 墨線に合わせて、ノミを入れます。 |
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■ 加工を終えて、各部材を仮組みして調整し、本組みをし ます。 ■ 240〜600番の紙やすりを順に使い、全体の表面を磨 きます。 ■ 蜜蝋を何度も拭きあげて仕上げます。 ■ お客さまのご都合のよい日時に合わせて納品します。 関東エリアについては、送料無料です。 注:関東エリア=東京都(島嶼部を除く)・埼玉県・千葉県・ 茨城県・栃木県・群馬県・神奈川県・山梨県・静岡県の1都 8県内 |
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時を超えて、暮らしに寄り添う家具がある |
主宰 二世 程田仲太郎 |
主宰 二世 程田仲太郎 |
■ お見積は無料です。いつでもお問い合わせ下さい |