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概要と交換方法
純正のステアリングに我慢できなくなったら交換したくなるパーツ(笑)。近頃の車はエアバッグが標準装備となり、ますますこの欲望は増してきますよね?最近のエアバッグは小さくなり、デザイン的にも違和感の無いものとなってきていますが、やはりセンター部のぼってとした格好は×です。重量も重いためステアリングの慣性モーメントも大きいはずです。私のW型は一昔前のエアバッグですのでX型FDのものよりエアバッグ部が大きいです。

以前、カーグラフィック誌で読んだことがあるのですが、カーグラ編集長は車が変わってもステアリングはずーっと同じ物を使用しているそうです。私はこのことがとても良いなーと思い、同じ事をしています。

エアバッグステアリングの交換は素人にはできないのでわ?という疑問もあるかもしれませんが、意外にもW型FDについてはな〜んにも難しいことはありませんでした。

交換方法
1.まずはバッテリーのGNDを外します。これを怠ると作業中にエアバッグが誤動作する恐れがあるので、必ず行いましょう!!!

2.純正ステアリングの裏にあるボルト2本を外します。(写真の反対側にも同じボルトがあります)そうすると、それだけでエアバッグモジュールがゴソッと外れてきますので、コネクターに気を付けながら外します。
エアバッグモジュールを外す作業中は、万が一エアバッグが作動しても危険の無い体勢で行いましょう

3.エアバッグモジュールが外れてしまえばあとは普通のステアリングと同じです。センターのボルトを緩めて(きついけど)完全に外さない状態(ステアリングを外す時に勢いあまって顔面にぶつけないように)で、ステアリングを左右にゆさぶりながら外します。このステアリングを外すのは車によってはかなり苦労しますが、私のFDは簡単に外れてきました。

4.ステアリングが外れたら、別に用意したボスを取り付けます。私が使用したのは大恵産業(株)の「SRSエアバッグシステム車対応ボス」品番S-601です。このボスを利用した時、私の場合は特にスペーサーをかまさなくてもステアリングの前後位置は良好でした。

5.次にエアバッグモジュールに接続されていた車両側のハーネスをボスの周りにビールテープでグルグル巻きにします。実はこの作業が一番難しかったりします(笑)。ハーネスやビニールテープがコラムに干渉せず、ボスのカバー内にちゃんと収まるように巻きつけるのは結構大変でした。

6.最後にステアリングをボスに六角レンチでとりつけてます。次に外したバッテリーの端子を接続し、エンジンをかけてエアバッグ警告灯が消灯すること、及びホーンが正常に鳴動することを確認して作業終了です。

注意!:外したエアバッグはステアリングに収めて保存すると思いますが、この時はあお向けに置きましょう。うつ伏せに置いておいて万が一エアバッグが膨らんだら大変なことになりそうです。

要注意!!:エアバッグを取り外した場合、現在加入している保険の内容をチェックしましょう!エアバッグ特約を契約しているなら当然解除しなければなりません。これを怠っていて、万が一事故に遭遇した場合保険のトラブルになります。
なお、この記事はエアバッグは外そう!!と奨励しているものではありません。自己の責任においてのみ取り外してください。
ここが○
ステアリングを交換するとまるで違う車に乗っていると感じるほどフィーリングが変わります。外径は純正の37cmに対し35cmとなりますので、とてもクイックに感じますし、剛性が上がるのでステアリングインフォメーションが増します。また、重量が軽いためとても軽快です。
またこのステアリングかっこいいですよね?私はこういうの大好きなのでこのステアリングを購入しました。コックピットが引き締まります。
かっこいい〜〜!!
ここが×
欠点と言えばただ一つ。外径が小さいため、メーターの視認性が悪化してしまうことです。私の場合、ちょっと大げさに撮ってみましたが左の写真のようにスピードメーターの右上部、タコメーターの上部、油圧計の警告灯が見えにくくなってしまいます。
座高が高いからでしょうか?>自分。これはシート高さを下げれば解決すると思います。