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信長街道


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青のライン・・・信長街道
 
下街道
 
信長街道
滋賀県安土町
安土駅から安土城跡への道が「信長街道」であるが旧来からある名称という訳ではない。観光開発のために命名された様である。歴史的には朝鮮人街道あるいは下街道という名がある。この信長街道は朝鮮人街道の道筋を活かした道ともなっている。観光用のパンフレットには信長街道の名は無く現在はあまり使用されていないようである。
朝鮮人街道とは滋賀県にあった近世の脇街道である。彦根道、京道および八幡道の名もある。中山道(上街道)に対しての下街道。琵琶湖岸を走ることから浜街道。あるいは朝鮮人道、唐人街道などとも呼ばれていた。旧来の中山道が安土城下を経由しないため、織田信長が岐阜城から安土城を経由して京都に向かう道として整備し、安土城築城後の天正5年(1577年)に城下に宛てた13ケ条の定書において安土発展のため中山道ではなく、この街道を通ることが原則とされ、安土落城後に同地を支配した豊臣秀次もこの道の利用を奨励した。朝鮮人街道の名称は江戸時代に朝鮮通信使が江戸へ向かう道であった事からその名がある。
 
朝鮮人街道道標
 
安土城跡
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