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利玄みち

岡山県岡山市足守 
足守陣屋跡東側の道が「利玄みち」である。陣屋跡は利玄の生家となっている。利玄(りげん)は明治末期から大正年間に活躍した白樺派の歌人である。1886年(明治19年)岡山県賀陽郡足守村(現・岡山市北区足守)で足守藩最後の藩主であった木下利恭の弟である利永の二男として生まれている。本名を木下利玄(としはる)という。武者小路実篤や志賀直哉らと共に文芸雑誌「白樺」を創刊し、散文や短歌を発表している。白樺派の代表的歌人の一人である。1925年(大正14年)2月15日に鎌倉町の自宅で死去。享年39才であった。墓所は木下家菩提寺である足守・大光寺と鎌倉報国寺にある。竹林の入口に木下利玄の歌碑 「あるき来て もののふ果てし 岩穴の ひやけきからに いにしへおもほゆ」がある。木下家の墓は横にある墓誌によると泉岳寺・谷中霊園に散在していた墓を合祀したと記されている。なお足守藩初代藩主木下家定は豊臣秀吉正室・北政所ねねの兄である。
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