新潟県柏崎市
貞心尼の歌碑が１２基ある事から柏崎駅前通りは貞心尼通りの名がある。俗称のようで通りに表示等は無い。貞心尼の歌碑の道の表示は柏崎駅構内の駅から観光マップで見つけたものである。
貞心尼は寛政10年（1798年）長岡藩士奥村五兵衛の次女として長岡に生まれ、幼名をマスといった。良寛の愛弟子であり、良寛との贈答歌のやりとりで有名。生涯の大半を柏崎で過ごしており、明治５年（1872年）に亡くなった。柏崎の洞雲寺には貞心尼の墓がある。貞心尼は良寛が74才で遷化(せんげ)するまで二人の交流が続き、数多くの相聞歌が残されている。貞心尼は加賀の千代女、京都の連月尼とともに幕末女流三大歌人と言われている。