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大海人皇子の道


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青のライン・・・ 大海人皇子の道
 
大海人皇子の道案内板
 
大海人皇子の道
 奈良県吉野町
「大海人皇子の道」は、前半は大海人皇子が大津軍との決戦を決意し、出陣した最初の道と『日本書紀』に記されているの道である。 矢治峠を越えた所には、今の津風呂湖はなく、津振川が流れていた。 後半は、「金福寺縁起」「宇治拾遺物語」「源平盛衰記」「謡曲・国栖」などに記されている大海人皇子にまつわる逸話のポイントを歩く道」である。特に1300年以上もたった今でも「犬塚」の伝承が生きているなど、 大海人皇子と国栖の人々との関係は脈々と続いている。犬塚は吉野川を見下ろす小高い丘にある。壬申の乱で大海人皇子(のちの天武天皇)が、国栖の里に逃げ込んできたとき、村人が大海人皇子を匿った。しかし、追いかけてきた犬が匂いをかぎつけ吠えたてるので、村人がその犬を殺したと云う。それ以来、この犬塚のある集落では誰も犬を飼わなかったという伝説が残っている。犬塚の麓にある御霊神社にも狛犬は存在しない。この様に地元の人は古代の不文律を今に伝えている。桜木神社も、大海人皇子が吉野に身を隠した場所の一つである。大友皇子の命によって、大津の兵に攻められたが,大きな桜の木に身を隠して難を逃れたと伝えられている。現在では、大きな杉の木のみで、桜の木は歴史のかなたに消えている。

御霊神社
 
犬塚
 
浄見原神社 コースゴール地点

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