いろいろな道

街道古道廃道道

名のある通り 鹿児島

西郷どんの道

鹿児島県小林市
 西南戦争(1877年)の時、西郷隆盛は2度小林を通っている。田原坂で政府軍に敗れた西郷軍は一回目は人吉から宮崎へ、2回目は可愛岳を突破して、延岡から高千穂、西米良から須木を通り鹿児島へ向かった。地元ではこの時西郷が通った道を「歴史の道 西郷(せご)どんの道」と名付け、説明版や標柱を各所に設置している。標柱には明治十年八月二十八日通過と記されている。尚、西郷隆盛が小林市に来た折り、宿陣した場所があり「西郷隆盛宿陣之地」と印された標柱が立てられている。

 「西郷(隆盛)どんの道」の説明板から、
 明治維新により新しい政府が生まれましたが、日本の進路をめぐる意見の対立から、明治政府と西郷支持者の間で、西南戦争(1877年)が起こりました。
 田原坂(熊本県 植木町)で、政府軍に敗(やぶ)れた西郷軍は、小林を2回通って退却していますが、2回目に延岡から高千穂・西米良・須木を経由(けいゆ)して、1877年(明治10年)8月28日 この地を通過し鹿児島へ帰りました。
 旧鹿児島藩に属した小林からも多くの人が西郷軍について参加しました。
 小林には、今も薩摩弁(さつまべん)をはじめ薩摩文化の名残(なご)りが、たくさん伝わっています。
 
西郷(せご)どんの道

県別 名のある通り リスト へ

HOME