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白秋道路


青のライン・・・白秋道路
福岡県柳川市 
北原白秋が伝習館中学への通学路としていた柳川城跡西側の道で、詩情あふれるお堀端の遊歩道となっている。
明治・大正・昭和と生き、日本の近代文学に偉大な足跡を残した詩人北原白秋は代々柳川藩御用達の海産物問屋を営む旧家に生まれた。16才の時に家が大火にあい、以降家産が傾き始める。この頃の白秋自身は文学に熱中していた。大学のときには早くも、詩壇に知られるようになり、「水郷柳川は、我詩歌の母体である」と述べ、57才で亡くなるまで生涯柳川を愛し、数多くのすぐれた詩を残した。
造り酒屋であった白秋の生家は、明治34年の大火で大半は焼失。母屋だけが残り、昭和44年11月に復元されている。白秋記念館は昭和60年白秋生誕百年を記念して開館している。北原家の広大な旧跡地の一隅に建てられた記念館の外観は、柳川独特の“なまこ壁”の土蔵作りとなっている。館内では、水郷柳川の民俗資料や白秋の詩業を紹介している。
白秋の詩(帰去来)は昭和16年に作られた白秋最後の思郷の詩である。 この碑は、昭和23年全国から寄せられた浄財により母校矢留小学校に隣接した白秋詩碑苑に、ゆかりの樹木と共に建立された。
 
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