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蔵王文学のみち 茂吉歌碑めぐり


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・・・ 蔵王文学のみち 茂吉歌碑めぐり 湯の歌碑
山形県山形市
「歌人 斎藤茂吉 蔵王文学のみち」では、茂吉の蔵王の歌から厳選して刻まれた20 基・21首の歌碑が茂吉歌碑めぐりとして設定されている。歌碑は山の歌碑、湯の歌碑、麓の歌碑に分かれている。ここでは湯の歌碑のルートが示されているので紹介したい。資料によると各歌碑は番号が付けられ8〜20までとなっており、番号順に巡るコースである。

   湯の歌碑

8 朝ぐものあかあかとしてたなびける 蔵王の山は見とも飽かめや

9 やま峡に日はとつぷりと暮れゆきて 今は湯の 香の深くただよふ

10 ひむがしの蔵王の山は見みつれども きのふもけふも雲さだめなき

11 しづかなる春山峡のかなしさよ 杉原ゆけば杉の香ぞする

12 万国の人来り見よ雲はるる 蔵王の山のその全けきを
   とどろける火はをさまりてみちのくの 蔵王の山はさやに聳ゆる

13 ひさかたの雪はれしかば入日さし 蔵王の山は赤々と見ゆ

14 蔵王をのぼりてゆけばみんなみの 吾妻の山に雲のゐる見ゆ

15 蔵王より南のかたの谿谷に 初夏のあさけの靄たなびきぬ

16 たましひを育みますと聳えたつ 蔵王のやまの朝雪げむり

17 蔵王よりゆるくなだるる高はらは なべて真白し雪ふりつみて

18 ここにして蔵王の山はあら山と 常立ちわたる雲見つつをり

19 ひさかたの天はれしかば蔵王のみ 雲はこごりてゆゆしくおもほゆ

20 ひむがしに直にい向ふ岡にのぼり 蔵王の山を目守りて下る
 
8バスセンター 湯の歌碑

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