東京都港区
「白金北里通り」は恵比寿3丁目交差点から北里大学付近までの通りの名称である。本来は商店会に付けられた通り名である。大学名を由来とするが大学名は北里柴三郎に因んでいる。白金と言うと高級住宅地というイメージであるが庶民感覚溢れた通りである。
北里柴三郎は、1853年(嘉永5年)、現在の熊本県阿蘇郡小国町北里に生まれる。 藩校時習館、熊本医学校に学んだ後、1875年東京医学校(東大医学部の前身)に入学。1885年ドイツ留学しローベルト・コッホの研究室で貴重な研究業績をつぎつぎに発表、破傷風菌の純粋培養法の確立と血清療法の発見は前人未踏のもので、世界の医学界にその名をとどろかせた。
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