栃木県那須塩原市
大山参道の西側の通り、南北の通りで、下永田２丁目付近から一区町のなんじゃもんじゃ通りまでの通りである。大山通り沿いにある大山記念館は、明治の元勲大山巌（元帥・公爵）が設立した大山農場に建てられた別邸である。和館・洋館から成っており、大山農場の歴史を伝える貴重な建造物である。明治14（1881）年、那須野が原における華族農場の最初期に創設されたのが加治屋開墾場で、大山巌・西郷従道という陸海軍2トップにして従兄弟同士による共同経営だった。明治34（1901）年に開墾場は分割され、それぞれ大山農場、西郷農場を開設、大山農場は現在の那須塩原市下永田を中心に、西那須野駅周辺の市街地も含まれていた。
大山巌は江戸、明治時代に活躍した薩摩藩出身の武士、政治家、陸軍軍人。西郷隆盛・従道兄弟とは従兄弟（父が西郷兄弟の父の弟）。始め弥助、後に巌と改名。