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文覚さんと毘沙門道


文覚さんと毘沙門道

文覚さんと毘沙門道 基点の桜江木材
 静岡県伊豆の国市奈古谷
伊豆の国市奈古谷にある桜江木材から、林道を歩く毘沙門堂まで約1.6kmの道。伊豆の国市の道路愛称選定事業で公募により選定された。仁王門には県指定文化財の金剛力士像がある。道沿いには、国清寺の高僧が、白蛇を岩に封じ込めた伝説からその名が付いたとされる蛇石や護摩石など七つ石とよばれる石がある。また、毎年1月3日には開運だるま市開かれ、多くの参拝客で賑わっている。

文覚は平安末・鎌倉初期の真言宗の僧で俗名は遠藤盛遠。北面の武士であったが,源渡の妻の袈裟御前を誤って殺害したため出家する。のち罪を得て伊豆に流され,そこで源頼朝に会い挙兵をすすめた 。天台宗の高僧慈覚大師作の秘仏の毘沙門像を安置するお堂は伊豆に流された怪僧文覚が草庵を結んだ場所とされている。文覚は、同じく伊豆に流されていた源頼朝に源氏再興の挙兵をすすめ、願いのかなった頼朝が文覚に命じて毘沙門堂を建立させたといわれている。安養浄土院と称されていたが、頼朝が毘沙門堂を建立させるに当たって、瑞龍山授福寺と改められたという。現在は、仁王門と毘沙門堂のみが残され国清寺が管理している。
 
国清寺
 
毘沙門堂

蛇石
 
文覚上人流寓之跡 石碑

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