EU3IN ボヘミアAAR 0 開始時の状況と基本方針
開始時の状況
記念すべき第1回AARは Europa Universalis 3 In Nomine (ver.3.1)、
シナリオは1399年開始のグランドキャンペーン、プレイ国家はボヘミア。
現在のチェコ (とドイツ・ポーランドの一部) に当たる中央の茶色っぽいのがボヘミアである。
ボヘミアは神聖ローマ帝国を構成する諸侯国の一つで、
その中では真下のオーストリアに次ぐ大きさであり、
さらにプレイ開始時点で皇帝を輩出している。
今回君主その他登場人物は仮想なので史実の人物は最初の君主だけなのだが、
開始時のボヘミア王ヴァーツラフ4世、
ドイツ語でヴェンツェルは史実では翌年諸侯に非難されて皇帝を廃位されるという
ガッカリさん。
ゲームでの能力値(最低3・最高9)も行政−外交−軍事が 5-5-3 というイマイチっぷりだったりする。
(ゲームではもっと酷い能力値の人もたくさん出てくるのでそんなに悪くはないのだが。
ちなみにフス戦争の原因をつくったもっとダメダメな弟のハンガリー王ジギスムントは 7-6-6 。
謎だー。)
さらに問題なのがこれ。
見ての通り選帝侯が誰もボヘミア(一番上の紋章)を推していない。
史実を反映して、皇位を失うことはほぼ確定。
もっとも、序盤ではあまり金銭的余裕がないので、
「最初だけでもボーナスあってラッキー!」と割り切って特に対策はしないでおく。
さて開始時のボヘミアだが、所有プロヴィンスは
- エルツ
- オーバーラウジッツ
- スデーティ
- ニーダーラウジッツ
- ボヘミア
- モラヴィア
- ヴロツワフ
の7つ、さらにラチブシュを領有するシレジアを属国としている。
神聖ローマ諸侯の中ではプロヴィンス8つのオーストリアに次ぐ大きさなのだが、
初期収入はかなりガッカリなことになっている。ちなみに金山を持つオーストリアは
この一覧の上、ボヘミアの3倍くらいの収入がある。
要するにビンボーなオーストリアと思えばよい。
お次はスライダー。
中央集権 | ■■■■■■■■■□ | 地方分権 |
貴族中心主義 | ■■□□□□□□□□ | 富豪中心主義 |
農奴制 | ■□□□□□□□□□ | 自由農民制 |
革新主義 | ■■■■■■□□□□ | 保守主義 |
重商主義 | ■■□□□□□□□□ | 自由貿易 |
攻撃主義 | ■■■■■□□□□□ | 防御主義 |
陸軍主義 | ■■□□□□□□□□ | 海軍主義 |
質重視 | ■■■■■□□□□□ | 量重視 |
政体は封建君主制で、中央集権寄りに動かすとペナルティーを喰らう。
開始時点の位置は、地方分権・貴族中心・農奴制・重商主義・陸軍主義に寄っている。
またやや保守寄りで、攻撃−防御と質−量は中間にある。
基本方針
以上を踏まえての方針だが、基本的に内陸国らしく大陸での覇権を目指すことにする。
(植民地管理めんどくさい。)
そのための第一歩として、南下してオーストリアを潰し、帝国諸侯No1を最初に目指す。
その後は南と東、すなわちイタリア・バルカン・ポーランド方面に状況を見ながら勢力拡大を目指す。
(できれば経済力を考えてアクイレイア、次いでイタリア方面に進みたいところ。)
ちなみに覇道一直線 BBW はやらない(めんどくさい)。
スライダーについてだが、
- 中央集権 − 地方分権
昨今地方分権が取り沙汰されているが、
このゲームでは地方分権のメリットは厭戦感情最大値だけ(あまり意味はない)、
対して中央集権は収入・諜報にメリット大。
問答無用で中央集権に寄せるべき。(そういう時代だし。)
そもそもスライダーイベントが中央集権はマイナスのみ、
地方分権はプラスのみというのはそれだけ中央集権そのものが有利ということである。
- 貴族中心主義 − 富豪中心主義
外交・陸軍の貴族中心と交易・諜報の富豪中心。
大陸覇権プレイでは貴族中心の方が有利。
ただし元々貴族寄りだし移動優先度は低め。
- 農奴制 − 自由農民制
安定度上昇と歩兵コストの農奴制と防諜・士気・技術開発の自由農民制。
これは自由農民制が有利。よってせっせと自由農民に寄せていく。
ただし途中で帝政に移行させる予定もあるのでペナルティを食らわない程度に。
- 革新主義 − 保守主義
元々西欧技術な国の場合、革新主義の技術ボーナスよりも保守主義の多々あるボーナスが有利。
具体的には安定度上昇・宣教師・厭戦感情・防諜・植民にボーナス。
技術については自由農民で稼ぐのだが、あまりやり過ぎるとペナルティーも効いてくるので、
現状のやや保守寄りくらいでちょうど良いだろう。よって暫くはそのまま。
- 重商主義 − 自由貿易
諜報と自国内商業に有利な重商主義と外国の商業に有利な自由貿易。
交易プレイなら自由貿易、覇権プレイなら重商主義。
どうせ悪い子が外国に商人を派遣してもしばしば締め出されることだし。
よって今回は重商主義一択。とはいえ元々重商寄りなので貴族主義同様移動は後回し。
- 攻撃主義 − 防御主義
野戦の攻撃主義と防御というより攻城戦の防御主義。
城攻めなんぞ敵軍殲滅後にゆっくりやれば良いので攻撃主義にしたいのだが、
攻撃主義に寄せるとしばしば要塞レベルを下げるかスライダーを元に戻す嫌な二択イベントが頻繁に発生する。
よって基本的に今のまま。
- 陸軍主義 − 海軍主義
海軍主義だと植民地にもボーナスが付くが、
大陸覇権プレイなので陸軍主義。
でもこれまた既に陸軍寄りの上多少海軍があっても良いので特に移動の予定は無し。
- 質重視 − 量重視
その名の通り特に陸軍の質(部隊戦闘能力)をとるか量(予備人員の人的資源と歩兵コスト)をとるか。
ガンガン戦うなら質重視。というわけで中央集権・自由農民の次はここを動かす。
以上スライダーの移動は
中央集権・自由農民制 -> 質重視 -> 貴族中心主義・重商主義
の優先順で。
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