la vie (蒔絵),Oil and metals on canvas,1570 × 328cm

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画家 吉田堅治

la vie(生命),1995.
Oil and metals on canvas,114 × 195cm


いのちと平和


私は人々に「いのち」と「平和」の大切さを語り掛ける為に絵を描いている。 これは恩師、古城戸優先生の「吉田、銃をとるな、絵を描け」との遺訓による。

私は恩師の意に反して兵士となり、多くの戦友や一般市民の死をみつつ生死を考える日々を持った。 戦争が終わり生かされた私は「これからどのように生き」「何を成すべきか」と考えた時、恩師の遺訓が大きく蘇みがえった。

人々が一番大切に思うのは「いのち」と「平和」だ。これを打ち砕く最悪の行為が戦争だ、あってはならぬ。
「いのち」を大切にし「平和」を築く唯一の道は、人々が互いに信頼の上に立って「いのち」と「平和」について語り合い、共に力を併せてその実現に努めることだ。 「吉田、銃をとるな、絵を描け」との恩師の遺訓は、神が私に「いのち」と共に与え給うた使命であると悟った。
私は朝夕、82才の今日まで無事生かされている感謝とそれに値せぬ生き方の懺悔と共に、今も世界各地で出ている戦争犠牲者の冥福を祈りつつ 恩師の遺訓を胸に、少しでも人々に我が意が伝わる絵が描ければと思っている。

"「いのち」は「平和」あってこそ最高に働き輝く。「平和」こそ最高の美である。"

2007年 吉田堅治

     
 
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