今、空は幸せに暮らしているという。
体重もいくらか増えたようで写真で見るとちょっと太り過ぎが心配なくらい。
今も私は猫広場に通っている。そこには、モカちゃんやチャーミー、そして空の母猫である愛ちゃんがいつも私を待ってくれている。今は空の代わりに愛ちゃんが私の膝に乗るようになった。
かけがえのない思い出をくれた空。
今頃は私のことを忘れて幸せな日々を送っていることだろう。
それでいい、君が昔のことを思い出さないくらいに幸せなら。
私は決して君のことは忘れない。君と過ごした二年半の月日は私にとって宝石のような日々だった。おそらくこれまでの一生で一番幸せな日々だったかもしれない。
でもお互い、また新たな幸せをつかもう。思い出は心の引き出しに大事にしまって。
だから空、時々遊び疲れたら君も心の引き出しをちょっと開けてみてほしい。そこに私の顏が見えたなら「今はもっと幸せだよ」と笑って呼び掛けてほしい。その声はきっと私に届くから。
空、二年半の間たくさんの幸せをくれて、本当にありがとう!
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