ねこたび日記

2025年11月10日(月)晴れ  
翌日。朝からよく晴れています。
今日はどこに行くか、昨晩はネットでの天気予報を見ながら悩みました。お天気はいいけれど、通過した前線の名残で気圧配置は弱いながらも冬型に。そう、風が強いんですよね。
青島か、睦月島か…。確か昨年の秋には青島に行こうとして朝の船は強風で欠航になって夕方の船で渡ったということがありましたね。
現在のところ、伊予灘の予想風速は朝8時で西寄りの風7m。微妙なところだなぁ…しかも一日中この風が続くという、昨秋はやはり西の風8mで欠航になったんですよね。となるとかなりリスクは高い。なら、青島は火曜日以降に回して睦月に行くかとなると…睦月は風のない穏やかな日に行きたい。明日は風も収まりそうなので明日睦月に行きたいんですよね。
リスクはあるけど…青島トライしましょうか。ダメもとで。(^^;
おなじみの松山5:51発の宇和島行きに乗り、伊予長浜へ。
長浜港に行ってみると…、

ありゃ。終日欠航だって。(^^;
やっぱりかぁ。まあ「変動予測の範囲内」(「宇宙戦艦ヤ〇ト」に出てくるデ△リアムのセリフみたいだな…)だったけど。(←負け惜しみ)
とういことで代替コースその2を発動。
朝便だけの欠航なら、昨年秋みたいに大洲に行って遊んでから夕方の便で青島に渡るという手が使えるんだけど「終日欠航」となると話が違う。昨秋と同じ手は使えない。
ということで、今回は宇和島に行くことにしました。
実は昨日雨が降らなければ宇和島に行くつもりにしていたんですよね。愛媛での滞在4日間がもし全日好天であれば、9日宇和島、10日青島、11日睦月島、12日津和地島という予定でした。早くも予備日を2日間使うことになったので、三つの島のうちどこか一つは諦めなきゃならないですね。
幸い、1時間ほど待てば伊予大洲行きの4913Dが来ます。これに乗って大洲へ。

伊予大洲着8:50。乗り継ぎに小一時間あるので肱川の土手まで散歩、去年行った大洲城を眺めてきました。

長浜よりも気温が低い大洲。土手を吹く風は冷たかったです。(^^;
9:42発の特急「宇和海7号」に乗ります。

宇和島着10:30。
宇和島は宇和島伊達家十万石の城下町。
宇和島城は伊達家入府以前に築城の名手と呼ばれた藤堂高虎が築いた名城で、しかも伊達家時代に改修されたとはいえその天守は現存十二天守のうちの一つであり、しかも城の縄張りは…おっと、「お城マニア」として語り出すと止まらないのでこの辺にしておきますが。(^^;
ただ残念なことに今回は宇和島城に行っている時間が取れません。いや代替コースとしてではなく朝イチの列車で宇和島にまっすぐ向かっていれば充分時間が取れたのですが、青島に行こうとして長浜に寄った分、3時間近いタイムロスが生じてしまって…実は今回の宇和島訪問、主目的はお城ではないもので。
宇和島駅前でちょっと早めの昼食を取ったあと、11:36発の本九島行きのバスに乗ります。
九島は宇和島市の西にある大きな島。かつては船で渡ったのですが、現在は宇和島市との間に九島大橋が架けられていて陸路で行くことができます。
25分ほどで本九島着。
九島漁港の風景。
この日は西風の強い日でしたが、このあたりは西側の山に遮られて海は穏やか。

長い石段の神社。

かなり急な石段でした。(^^;

境内に登れば…

養殖筏が数多く見えます。ここの主産業はもちろん漁業。いわしの養殖が盛んです。
風が強いということは空気が澄んでいるということ。湾の向こうの山がきれいでした。

歩いているとときどき出くわす猫たち。

さすが漁港だけあって猫を飼っているお宅も多いようです。もうちょっと早い時間に来れればもう少し多くの猫たちに会えたんだろうけど…。

養殖筏の間を縫うように走っていく漁船。

この筏はかなり大きいもので、ところどころには筏の上に作業小屋も建てられています。

漁港を後に、島の西側へ。
今日の目的地に向かいます。鳥居が立っている小島を眺めて、

歩きながら島の西南端を回るといきなり強い風が顔面に当たる。(^^;

さっきの漁港とは明らかに波が違います。

何を見に行くのかって?
実は九島にはゴジラがいると聞いたもので。(^^;

ほら。いるでしょ、ゴジラが。(^^;

そう、この岩、「ゴジラ岩」と呼ばれてます。

全国各所に「ゴジラ岩」と呼ばれている岩がありますが、その中でも造形のリアルさではここ九島の岩が一番ゴジラらしいんじゃないかというのは知人の東宝特撮マニアの話でした。だもんで、宇和島に行く機会があれば一度は見てみたいと思ってました。
ゴジラの全身ではなくてほとんど顔だけ、ですけど確かにリアル。もちろん人が彫ったわけじゃなくて自然の波の浸食でできたんですよ。
ゴジラのあの咆哮が聞こえてきそうな。
そのすぐ近くには…「モスラ岩」というのもありまして。
うん、言われてみればモスラの幼虫。(^^;

ちょっとこの時間は逆光になっちゃうんですよね。道の向こう側からだと堤防のすぐ下なんで撮りにくい。(^^;
「ガメラ岩」というのもあると聞いたんですが、それはわかりませんでした。
あれは大映だしね…って、関係ないか。(^^;
あまり時間がないので今来た道を引き返します。もっと時間に余裕があれば、山の上まで登って海の展望を満喫したいところではあったんですが…。

途中で島の方と会ってしばし立ち話。
「ゴジラ岩見てきたの?」
「はい、そっくりですね~。ビックリしました」
「そうでしょ♪」
地元の方も自慢みたい。(^^;
ところで、この方(50代くらいかな)が話していたのは完璧な標準語。
あちこちの島めぐりなどをしていると、どうしてもその地方特有の方言を聴きたいな、と思うこともあるのですが、高齢者の方は別として50代以下の方になると他の地方から来た旅行者などを相手に話すときは標準語になってしまう方が多いようですね。まあ、学校では標準語を教えているわけですから…。もちろん地元の方同士の会話では方言なんでしょうけど。
ちなみにこの九島では宇和島とわずかしか離れていないにも関わらず、宇和島市内とはイントネーションも表現もまったく違う言葉が話されているそうです。
「私、猫の写真も撮るんですけど」
という話をしたら、
「あ、猫なら島の東側に野良猫が集まっとるところがあるよ。誰かが交代で餌をあげてるから、人が行くと出てくるよ。行ってみたらいいですよ。あまり景色のいい場所ではないけど」
と教えてくれました。
まだバスの時間には一時間ほどあります。
その猫のいる場所はここから歩いて20分ほどだそうで。ギリギリ行って帰ってくるくらいの時間はありそう。

さっき出て行った船が戻ってきましたね。
ちょっと急ぎ足で歩いて来るときに通った九島大橋の下を潜り抜け、島の東側へ。こちらはもうこの時間帯になると完全に日陰。風は来ないけれどちょっと肌寒い。
5分…10分…15分歩いても猫の姿は見えない。そろそろ引き返さなきゃダメかな、と思ったとき、左の林の中から猫が一匹、二匹…。

あっという間に6~7匹の猫が出てきました。
そこそこ人馴れしているようで、けっこう近くまで寄ってきます。

よく見ると皆避妊去勢されているようですね。もともと漁港あたりにいた猫たちの子孫のうち、猫同士の縄張り争いで追い出された個体が集まっているらしいということですが、でもよく見ると皆丸々と太っていて毛並みもいい。

周りにはほとんど人家がありませんが、さっきの方が言っていたように決まった時間にエサやりに来ている方がいるようです。
ちょっと私もカリカリをあげてみました。
ケンカせずに仲良く並んで食べてました。(^^;

時計を見れば、あっ!もう時間がない!
懐っこい猫たちに後ろ髪を引かれながら、さっき来た道を小走りで引き返します。今度はもっと早い時間に会いに来るからね。
バスとJRを乗り継ぎ、松山に戻ったのは日が暮れてから。
宇和島、今度は一日かけてゆっくり歩きたいですね。お城にも行きたいし。
Back Home Next