ねこたび日記



有明の 潮も温もる 猫日和

2024.3.20~22 熊本・天草湯島 

~遠方の猫たちに会いに出かけた旅の記録を日記風に綴ります~

「ねこたび日記」バックナンバーはこちら


2024年3月20日(水)熊本 晴れときどき曇り  
朝10時前、羽田空港。
3月下旬のこの時期、飛行機に乗るというのは珍しい。なにせついこの間鶴居村から帰ったばかりなんだから。(^^;
実は、気がついたらJALのマイルが3万マイル以上貯まっていて、しかも東横インのポイントも23ポイント貯まってる。私は最近は飛行機はクラスJしか使わないけど、それでも2往復弱分、ホテルの方は2泊できる計算。こりゃ使わない手はないわなぁ。5月の瀬戸内用に取っておいてもいいんだけど、せっかくならいままであまり出かけたことのないこの時期に行くのもいいかも。母親が家にいた頃はそう頻繁に出かけられなかったから3月鶴居行きの直後のこの時期はほとんど出かけたことがないんですよね。

で、どこに行こうかと…ついこの間北にいったばかりだから南に行きたい。となると、四国は5月に行くんだから九州…そう、天草の湯島には行ったことがないから。ついでに熊本城を見てこようということで二泊三日の行程を決め、あとは日取り。春休みに入ると人が多くなるのでその前に、と天気予報とニラメッコ。どうやら3/20~22が好天になりそう。幸いマイル航空券も宿泊予約も無事取れて、晴れて出発ということに。
羽田10:05発 JAL627便。
この日はあいにく本州上空を厚い雲が覆っていて窓からは富士山も瀬戸内海も見えませんでしたが豊後水道あたりから雲が切れ始め、着陸直前、阿蘇中岳の噴煙を見ることが出来ました。

熊本空港には定時にランディング。連絡バスで熊本市内へ。
今日は午後の半日だけなので、熊本市電を撮影し…

熊本城をのんびり見学。加藤清正像。

長塀が残る外堀には…、

もう桜が咲き始めていました。

熊本城天守閣。

こうして見ると、城内そこここに8年前の震災の爪跡がまだ残っていますね。下の写真の右下、石垣が崩落してしまって無表情な法面だけになっているのがよくわかります。

私は「お城マニア」でもあるので、熊本城は一度じっくり見て歩きたかったんです。震災の影響で未だ歩けないルートや修復されていない櫓なども多いですが、こうして見て歩くとさすがにこの城は「難攻不落」の城だったというのがよくわかります。

明治維新後の西南の役で政府軍が立てこもったこの熊本城を薩摩軍はどうしても落とすことができず、それが薩摩軍の敗北に繋がったのですが、その時西郷隆盛は「政府軍に負けたのではなく、加藤清正に負けた」と言ったそうな…。隆盛をしてそう言わせしめたこの城は、ある意味では大坂城以上に堅固な城だったかもしれません。秀吉譲りの築城の名手だった加藤清正が全身全霊込めて縄張りした城ですからね。

もし…大坂の陣まで加藤清正が生きていて、落城寸前にひそかに豊臣秀頼を海路熊本に脱出させ熊本城に立て籠ったとしたら…おそらく徳川幕府は九州まで兵を進めたかどうか。江戸からの兵站線が延びる上、島津氏はじめ九州の諸大名や毛利家の向背も不穏となればそう簡単には攻めていけなかったろうと思います。江戸が手薄になったところに伊達政宗あたりが牙をむかないとも限らない。となると豊臣家は細々ながら生き残ることになりますが、そうなったらこの国の歴史はどう変わっているかいないか。ちょっと興味のあるところではあります。

そんな空想をいだきながら城内を歩き、早目にホテルに入りました。この日はMLBの開幕戦。
早目に夕食を済ませ、ホテルの部屋のTVにかじりついて観戦したのでありました。(^^;
Home Next