ボリビアアマゾンの大物釣り 2012.1/30-2/2
 パタゴニアの山旅を予定どおり実行、一路ボリビアのサンタクルスに向けて旅立った。移動も順調に進んだが、途中のチリからボリビアに出国する際、イキケ空港のチェックで北山身体検査で引っかかり、別室での詳細検査、パンツ一枚になるハプニングがあったが、なんとかクリアしてサンタクルスに到着できた。


 横田氏の長年の知人の紹介でサンファン日本人居住地での釣りキチにお世話になることになり、期待以上の釣りを体験することが出来ました。その記録です。

1月30日、31日、2月1日 三日間の釣り

 大塚氏宅で完全な日本食の朝食をいただく。納豆、ごはん、味噌汁、これが食事だというようなおいしい朝ごはんに感激。いよいよボリビアアマゾンでの釣り挑戦だ。日本から持ち込んだシーバス用のルアーロッドは全くライト過ぎて使えないという。大塚氏らがいつも使うという舟竿ー100号クラスの船竿に石鯛用の両軸リールというごっつい仕掛けに驚かされる。針もガマカツの30号以上のどでかい針だ。ラインはナイロンの30号以上の糸だ。狙うのは今のシーズンだとなまずが中心だという。あいにくドラードは乾季でないと難しいという。日本の夏(南米では乾季)にまた来なさいといわれました。

 農場から川まで、4駆のピックアップやバギーにボートを積み、熱帯林の中に開墾された地元の牧場を通らせてもらい、岸辺までアプローチする。ボートを下ろすのに結構な体力、時間がかかった。

 二人づつのペアに分かれてそれぞれ船外機つきのボートで上流に向かう。川幅は500mから1Kほどある。流れは褐色の色で透明度は全くない。結構流れが速い場所もあった。エサがシンバウという20cmほどの鎧をまとった肺魚を1匹掛けで流してナマズを釣る。いわゆるムーチング釣りだ。竿が極端にごつい仕掛けというだけだ。岸近くにアンカーで船を固定、そこからエサを流れに乗せて流す、渓流のイワナ釣りをどでかい生きエサで流して釣るような感じである。当たりは大きく、針かかりすれば一気に持っていかれる。最初のひとのしで上手く竿を立て、ドラグを駆使してやり取りして釣り上げるという段取りだ。

 魚のポイントは岸辺近くの流れのある障害物周り、、こうした場所でエサを上流から投入し、50mほど流し、あたりを待つ。この繰り返しをなんども行う。二人とも大型の両軸リール扱いは慣れておらず、エサ投入で投げる際に何度もバックラッシュをおこしててしまった。
 北山ー大西パーテイでまずヒットがあるも、ドラグ調整不備であのごつい糸が切られてしまった。すさまじい引きで、最初の一のしで全く竿を立てられず、そのままラインブレイク、逃がした魚は大きいとの言葉通り、大変悔しかった。

 二度目のあたりでは慎重にやり取りが出来て念願の8Kオーバーのスルビ(大なまず)を釣り上げられた次第です。

 二日目、
 横田ー大塚パーテイは三日月湖で中型ナマズやピラニアをスピニングで釣り上げ、これを切り身にしてエサを流し、5Kほどのズルビを吊り上げることが出来ました。二人とも、ボリビアアマゾンでの初めての釣りで大物をキャッチでき、最高のフィッシング体験になりました。
北山をガイドする大西氏
2回目のヒットで8Kgのスルビを上げる
5Kgのスルビを上げる
ドラグを調整しながら魚とやり取りを行う
大塚氏の上げた黒パクー25.5K  1997年