ボリビア サンタクルス・サンファン 
 ボリビア日本人社会に大変お世話になりました。 
  ボリビアでアマゾンの釣りは、サンタクルスとサンファンの多くの日本人の方々の絶大なる協力で初めてなしえた内容です。

ボリビアの日本人社会の概要

 ボリビアのサンタクルス市に1954年(昭和29年)、サンタクルス農業協同組合が設立され、その事業地としてサンファンが選定され、以降53次にわたって日本からの移住・入植が行われました。

 現在も1000名以上の方々がサンファンやサンタクルスで居住し、活躍しています。 50年以上の移住の歴史から、現在、日系2世や3世の方々がボリビアの地で農業や事業運営を行って生活しており、ボリビアの地域で日本語社会ともいうべき地域があり、九州からの移住が多かったサンファンは代表的な地域となっています。

 付近には沖縄県出身者が多く入植したokinawaという入植地もあり、いずれも農業を中心とした事業運営がなされている地域です。
 サンファン地域にはこうした日本の移住資料館があり、大変な苦労の末にこのボリビアの地に根付いた方々の記録が数多く展示されています。

 サンタクルス市もサンファン地域も日本語が通じるスーパーや医療機関があり、現地に住む日本人お年寄りや日本人観光客などにも本当に心強い印象を受けました。
 実際に長旅で横田氏の体調不良で、Dr西沢氏のクリニックで診察を受けて、的確な対応をほどこしてもらい、何も障害なく旅を楽しみ続けて、無事に帰国できたことには大変感謝する次第です。

 今回、お世話になったのは横田氏と20年以上の家族的お付き合いのあるサンタクルス市在住のDr西沢&スサーナ一家。全面的にお世話になりました。どうしてもアマゾンで釣りをしたいという我々のわがままに対して、奔走していただき、これまたサンファン在住の釣り愛好家である大塚氏らを紹介していただき、現地で最高にエキサイテイングなアマゾンフィッシングを堪能できました。

 サンファンの大塚氏宅で日本に生活しているのと変わらない生活環境ですごさせていただいたのには本当に驚かされました。BSのNHKが視聴でき、日本の事件や政治などの情報は日本と同時進行です。スーパーにはお米も納豆も、豆腐も日本酒もおいてあり、その気になれば全てが日本形式の食事が取れそうでした。聞けば、物価などを考慮すれば非常にLow Costで生活できますよということです。

ボリビアの釣り事情

 サンタクルスやサンファン近くのアマゾン川で最も人気のあるのがパクー釣り、それにスルビ(大なまず)やドラードというところだそうです。我々日本人にとり、最高のファイターにあげられるドラードは乾季で無いとダメだそうです。でも、ドラードよりパクーのほうがエキサイテイングと現地の人は言っています。

 釣り好きの日系人は多く、今回お世話になった大塚氏らはサンファンの地で「チューチュー会」といって昭和23年生まれの団塊うまれの同期の方々。4駆のピックアップにボートを乗せてアマゾン川で釣りを楽しむ、事業運営を息子さんたちに譲り、釣りをエンジョイするなど、かの地で苦労し、一定の成功の末のごほうびというようなものでしょうか。北山と同じ年齢で、釣りをしていても話が弾みました。

 乾季にくればドラードも釣るチャンスがあるよといわれ、是非再びチャレンジしたいという気持ちを抱いた次第です。

 サンタクルス市のDr西沢夫妻、サンファンの大塚夫妻、大西さん、本当にお世話になりました。

 
サンファンの農協スーパーには日本と同じものがある
サンファンにある日・ボ農業協同組合事務所
サンファンで大塚夫妻にお世話になりました
サンタクルスでDr西沢&スサーナ家でホームステイ