子宮癌が消えた(2)

3、4回、お姉さんと会った後に、妹さんにお会いすることになりました
妹さんユキさん(仮名)は大阪にお住まいです。
お里帰りの途中に寄っていただく事になりました。

初めてお会いすると、これは子供さんが大変です。
息子さんはまだ3歳、かわいい盛りです。
ウワ〜、このまま育つと思春期は大変な事になっちゃうぞ〜お
一般的な捉え方をすると…
超わがままって感じです、言うこと聞きません!
ですが…
大人たちがわがままと言うレッテルを張っているからなのですね。
なかなか「はい」と言えません。
「いや〜」の連発です。
お母さんに問いかけてみます。
「この子をわがままと思っているでしょう?」
「頑固で言う事をきかないと思っているでしょう?」
「はい、だってなかなかハイって言わないし…」
「もう言い出したら聞かなくて大変なんです、この子!」
「子供は大人がわがままになると、そのままの姿が映るんですよ」
子供を見ながら自分を変えることが必要なんです。

まず、何かをさせようとする時に…
子供の心に届く言葉を使う思いやりが必要です。
思いやりを沢山実行しながら育てれば、思いやりの深い子に育つのです。
親の立場で言葉を選んでも、子供は言うことがきけない
これは当たりまえのことです。
まだ色々な事がわからない子供に、大事なことを省いたままで言います。
「ダメでしょ」「またぁ、やめなさい」「違うでしょ」
親が気付かずに発する言葉で、無意識に子供の行動を否定します。
そうではなく…
何の為にしてはいけないのか、話してやる事が大切です。
人に迷惑がかかることなどを教えるのです。
「そうなんだ!」と納得すれば子供は素直に動きます。
子供が納得できる言葉を選ぶ事も親自身の訓練です。

小さな時から、人を大事にする事を覚えさせていくのです。
「自分がされたらいやでしょ、じゃあ、よそうね」

一度、「いけません」と教えても・・・
何故いけないのか判らない、だからやめない。
何度か言う事を聴かない、そんな事に出会うと…
(この子は頑固でいう事を聴かない子だ)または
(第一反抗期なんだになってしまいます)
そんなラベルを子供につけてしまいます。
親自身が子供の心を動かす言葉で会話していない事に気付きません。
また、お母さん自身がご主人の言うことが聞けなくなっている場合もあります。
どちらにせよ、子供自身の性格の所為にしてしまわないことが大切です。

ちなみに…、
この子は育てるのが大変
犯罪を犯した人の中に親がそのように思って育てた
というケースが多いそうです
プラスにせよ、マイナスにせよ、子供は常にその姿で
親自身を育てようとしているのです。
子供の心に入る言葉を使っているか?
親は子供を通して自分の足りないところを振り変えることが必要です。
実質、彼女の場合はご主人との間が上手く行かなくなってきていたようです。
ご主人の立場、ストレスを理解し損なっていたのです。
ストレスを溜めて機嫌が悪い彼に対して、自分自身がストレスを溜めていたのです。
夫婦お互いが自分自身のことでいっぱいだったのでしょうね。
お父さんは若い後輩が思うように動かないストレス
お母さんは子育てを楽しめていない、
ご主人の帰宅後の態度が気に入らない
ご夫婦共に人の立場、相手の立場になることを
その大事なことを忘れかけていたのですね。
人間誰でも、自分の気持ちはある程度判りますよね。
でも、人の気持は夫婦と言えどもなかなかわからない。
だから、仕事で心も身体も疲れて帰ってきても・・・、
思いやりの言葉や態度にし損なってしまいますね。
結婚当初とは、まるで違ってくるのです。
自分自信が行動している態度通りに、子供から返ってきても、
それを自分の姿だとは気付かないよね。
(あっ、いけない!)
(最近主人にハイって言ってないよね、気をつけよう)
なんて気が付けばしめたもんだけど…

子供がハイって言わない時に、そんな風にはいかないもんですよね。
もうこの子はーーーなんで言うこときかないんだろう
多くの場合は、親の立場で決め付けてしまいます。
最悪の場合は、あの人そっくり!
悪いところだけ、相手の所為にしてしまいます。
人の立場になる事を気付くために、病気は来るんだよ
病気は人の関わりが変る為のチャンスなのですね。

病気のご本人と気持ちの持ち方を変える話をして、気持ちが変わって行くために病気はあるのですよ。
だから、二人が変ろうすれば、
必ず、身体は自然治癒能力が作用し始めるのです。
「ダイジョウブですよ、心配しなくても」
「でも、主人が手術しないなんて言ったら納得しないと思います」
「こういう話を聞かない人なんですよ」
その言葉がご主人の人格を認めていないよ、
聴かない人だと決め付けてるよ、
その後一度、お里帰りの途中でご主人も会いに来てくれました。
さて、聴いてくださったのでしょうか?