子宮癌が消えた(3)

その後、完治する為に大阪に行ってさしあげようと計画しました。
ご夫婦お二人で福岡までいらっしゃる航空運賃より、
私一人動くほうが経費が少なくて済むからと心配りのつもりでした。

すると・・・前日夕方ご主人から電話がかかりました。
「来てもらわなくて良いですから」
お断りの電話です。
「Tさんは人の身体にどうやって責任を取るのですか?」
私が治せる可能性をお話しても・・・
電話の向こうから、すごい剣幕で怒るのです。

その時に、人の気のスゴサを体験しました。
受話器を持ったまま、相手の剣幕に倒れそうになるのです。
しかしね。理不尽な話ですよね。
人の病気治して上げようとして、怒られる。
なんか割に合わない話だと思いませんか?
しかも、治療費貰う訳でもないのに・・・ね、変よね。

一度人の辛さを知ったら、放っておけないから行くと言うのですよ。
医学を超えたところに、治る力があることを知っているから・・・
何を話しても・・・聞く耳はないって感じです。
しばらくの間、押し問答を繰り返した。

そうか・・・よし!
「あ、良いですよ、もう来られなくて、どうぞ病院だけで治して下さい」
「私、別にそこまで言われて治して上げる必要もないですから・・・」
突き放してみることにしました。
どうせもともとは知らない人なんだから・・・
なにも私が責任持つこともないんだ。
「どうぞ、あなたが良いようにしてください」

すると・・・
一瞬にして・・・彼は見事にひるがえりました。
「まぁ。そう言わなくて良いじゃないですか、明日行きます!」
(えっ・・・・・?!)
その瞬間に、私自身が体験学習します。
押してもダメな時は、引けってことなんだな〜ぁ!
「じゃあ、明日朝10時過ぎに福岡に着くように行きます」

午前10時半頃から〜〜〜夕方19時半頃まで
ご夫婦二人の気持ちをほどき、仕事の上の対人関係の話をし・・・
人は何の為に生きているのか?
かかわる相手の立場で考える愛と行動について、
人の為にという心を持つことの大切さについてを話しました。

ご主人の心が、私の話に納得をしてくださった頃に・・・
突然!
私の右手が勝手に、私の意志を越えたところで動き始めました。

テーブルを挟んで、向かい側に座っているユキさん(仮名)の方に伸びるのです。
しばらくの間、何分位かかったのでしょうか?
私の手なのに、私の意志で元の位置に戻すことも出来ません。
その間、この手にすごいエネルギーが流れているのを感じます。

恥ずかしさも手伝って、時間はとても長く感じられます。
しばらくたって、自然と手は納まります。
この頃、時々私の手はこんな動きをしました。
最近はないなぁ・・・あるほうが良いのかなぁ?

その後、三ヶ月ほど経過したある日
ユキさん(仮名)から電話がかかりました。
「ありがとうございましたぁ、癌が消えていました」
その後の検診結果が出た知らせでした。

それから・・・数年たったある日
「妹の癌は4期だったんですよ」
えっ?知らなかったよ〜ぉ
そうか、仲良く生きれるようになって、子供さんも良いほうに成長して・・・
良かったね

完