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バンクーバー  (Vancouver)



観光バスに乗る前に、ホテル(Hotel Vancouver)周辺で撮った写真2枚です。左側は、バンクーバー美術館で、ローマ建築様式の古い建造物。右側は、ガラスをたくさん使った近代的ビルですが、壁面を飾る女性の立像に「あっ、こんなの、日本にはないなっ!」と思わず撮ってしまいました。

トーテムポール広場、スタンレー公園、クイーン・エリザベス公園、ガスタウンなどのメインスポットを約3時間めぐりました。

バンクーバーは緑と花にあふれた美しい町です。通りに面した家々の庭先はきれいな花壇で飾られ、人の背丈ほどもある大きなシャクナゲの木なども植わっています。シャクナゲは花の色や形も豊富で、どの木もきれいな花を咲かせていましたが、バスの中から見るだけで写真に撮れなかったのが残念でした。





バンクーバー市街からイングリッシュ・ベイに向かって大きく突き出した半島にあるスタンレイ・パーク。ネイティブ・インディアン(先住民族)の各部族が作ったトーテムポールを集めた広場があります。

トーテム・ポールは、各部族がそれぞれの部族の紋章として作ったもので、その部族が信仰している鳥、魚、動物などを模したものが彫られ、カラフルに色付けされています。


スタンレー・パークの一番奥、海に向かって視界が大きく開けているプロスペクト・ポイントで、アライグマ4、5匹が観光客に餌をねだっていました。

野生のアライグマは病気を持っている危険性が高いので、あまり近づいたり、触ったりしないのが賢明です。

この辺りでは野生のスカンクにも出くわすそうで、「スカンクに攻撃されたときの臭いは、そりゃあ臭いです・・・」とのガイドさんの話。

クイーン・エリザベス公園にある「サンクン・ガーデン (Sunken Garden)」と呼ばれる美しい庭園の一部です。

サンクン・ガーデンは、昔セメントの材料として石灰岩を採掘した跡の凹地になったところに作った庭園で、たくさんの種類の花・草・樹木が整然と植栽された園内を、岩場の上から見下ろすように観賞できます。

写真の中央部、立ち木の下に茂っているのは、南米原産のガネラ (Gunnera。日本名は、オニフキ)で、この他にも珍しい草花や樹木が、きれいに手入れされ、植えられていました。  
(この写真はクリックで拡大します)


(この写真はクリックで拡大します)
ハンカチの木 (Handkerchief Tree)
広げた白いハンカチを吊るしたような形の花をたくさん咲かせていました。


クイーン・エリザベス公園は美しい花の公園として知られ、訪れたときは鮮やかな濃赤色のアザレア(つつじ)があちこちに咲いていました。

今日は生憎の曇り空で眺望も今一つでしたが、市内の高台にあるので晴れているとバンクーバー市街地が一望でき、また街を取り囲むようにそびえる山々を見渡せることでも有名です。




ウォーターフロント近くにあるガスタウンは、漁業が盛んだった19世紀のころ賑わった街で、往時に建てられた古いビルが立ち並び、昔の雰囲気を残している街です。

現在、古いビルの外観はそのままにして、内部を現代風に改装して利用する「19世紀末の雰囲気を持った、新しい街」への再生プロジェクトが進められています。

この街の一角に、世界で初めての、水蒸気を駆動源とする「スチーム・クロック」(Steam Clock)があります。周囲のビルの暖房などに使われる水蒸気を利用して動かしているわけですが、15分ごとに湯気とともに、ポッーという船の汽笛のような、のんびりとした音を出して、時間を知らせます。

四面の文字盤の時刻が、それぞれちょっとずつ違っていて、思わずニヤッとしてしまいました。あまり細かいことには拘らないのでしょうね。



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