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天竜峡川下りと紅葉
(2008.11.6)



中央高速が岡谷JCTから南進して伊那市、駒ヶ根市の辺りを走ると、中央アルプスに連なる山々も紅葉を深めているのが車窓から見えます。青空が広がる天気に恵まれ、天竜峡を川船で下りながら眺める紅葉へ期待が膨らんできます。


天竜峡川下りは、JR飯田線の天竜峡駅近くの船着場から乗り、5kmほど川下の唐笠駅近くの船着場まで、昔懐かしい手漕ぎの渡船でゆっくりゆっくり約50分かけて下ります。


写真中央、白く見えている河原が乗船場。
川下りの渡船は舳先と艫に船頭さんが一人ずつ乗って操ります。40数名乗れますが、公園の手漕ぎボートのように船底が浅いので、乗客はゴザの上に靴を脱いで座ります。


この時期は水量が少なく、流れが激しくないとのこと。束の間の静かな船旅という感じです。
風もなく穏やかな日和で、川面の風の冷たさも感じません。ぎい〜っぎい〜っと櫓をこぐ音が眠気を誘います。
モミジ、ナナマカドなど紅葉する木が少ないのでしょう、紅葉よりは黄葉が主体かなという印象です。
しかし、船頭さんの話では「紅くなる木が目立つ頃には、今艶やかな黄葉はその盛りを過ぎて黒ずみ、全体の印象としては寂しくなる。今が紅葉・黄葉として一番きれいな時期だ!」とのこと。



黄葉も濃い色、薄い色、明るい色調、落ち着いた色合い、などが交ざり奇麗です。
鮎が獲れるそうですが、船頭さんが投網を2回披露してくれました。残念ながら、小魚1匹掛かりませんでした・・・。
右手にぽつんと見える建物が川下りの終着場です。JR飯田線の唐草駅は歩2分です。



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