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高尾山
 (2012.7.17)


4月に「良性突発性頭位めまい症」で4日間緊急入院の騒ぎになり、ゴルフをはじめとして運動らしい運動を自重してきました。一過性のめまいで体調も安定してきているので、3ヶ月振りの体慣らしに高尾山に行きました。

東京にいると、高尾山は「いつでも行けるハイキングコース」のイメージなので、逆に日頃はあまり足を向けない場所ではと思います。前回はいつ頃行ったのか記憶が薄れています。恐らく小学校の遠足で行ったのが最後かな・・・?。いずれにせよ、うん十年振りです。

家を7時半頃出発。中央線の高尾駅を経由し、京王線の高尾山口駅に8時40分頃到着。


高尾山口駅から5分ほど歩くと清滝駅。今日は体慣らしが目的なので、歩いて登るのは次回以降にし、ケーブルカーに乗ることにしました。

海抜200bほどの清滝駅から海抜470bの高尾山駅まで、最大勾配31度、標高差270bを、約6分。
写真は最後尾からの展望ですが、樹林を切り開いた間を走り抜けるので展望が開けるようなスポットもなく、あっという間に山の上に到着。


   
高尾山駅を降りたところにある見晴らし台から見た都心方面です。

今日、関東地方は梅雨明けが発表され、雲一つない青空が広がっていますが、夏空はうすい靄がかかって遠くまでクリアに見通せないのが残念。
見晴らし台にある展望図では、左の写真も条件が良ければ真正面にスカイツリー、東京タワー、新宿の高層ビル群を眺めることができ、右遠方には横浜が、さらに右には相模湾を望めるようです。

秋か冬、澄んだ空気の晴天の日に、またこのスポットで眺望を楽しみたいものです。


見晴らし台から、さる園の前を通り、薬王院境内への入口にある浄心門までは平坦な道で、約10分。浄心門を過ぎると上りになり、男坂・女坂の分岐へでます。

男坂は、下から見上げるとかなり急勾配の長い石段が一直線で続いています。石段は自分の歩幅では上がっては行けないので、すこし遠回りかもしれないけど、自分の歩幅で一歩いっぽ歩ける女坂の道へと迷わず進みます。



薬王院の山門をくぐり・・・
天狗様の像に拝礼し・・・

(天狗様は薬王院に奉られている飯縄大権現の随身として神格化されているとか・・・)


朱色の仁王門をくぐると、ご本堂が・・・

(お賽銭を入れ、家内健康・安全を祈願。中では護摩焚きも行われる・・・)
本堂の横から、御本殿へ続く階段が・・・。

(真っ青な空をバックに、赤い鳥居と樹木の緑の組合せ。ホッとします)
   
本堂より小さめですが、御本殿・・・

(天狗様が守っているので、飯縄大権現様が奉られているのでは・・・)
一番奥というか裏手に、奥之院が・・・

(ここには何が納められているのかな・・・?)


薬王院を抜けると、高尾山山頂(標高600b)まで登りが続くけど、3〜4人が横に並んでも歩けるほどの道幅があり、さすがにハイヒールでは無理でしょうが、底の平らなビジネスシューズでも問題なく歩けそうなほど道は整備されています。

今日はウィークデイで、シニア層を多く見かけましたが、スニーカー風の軽装の人が多かったように思います。


ヤマアジサイ ヤマホタルブクロ


薬王院からゆっくり歩いても20分ほどで高尾山山頂に到着。


えっ!富士山が見えない・・・!、空はこんなに青く晴れあがっているのに・・・。
富士山のところだけ雲が集まっちゃっています。

富士山を隠している雲の左手前の加入道山(約1,400b)や道志村の大室山(標高約1,500b)はよく見えているのに・・・。
富士山が見えるはずのスポットをズームアップしてみました。

雲の塊の真ん中辺り、富士山の山肌?が見えるような気がしてきました。今日はこれだけで満足です。またいつの日かリベンジに来ましょう。


時間はまだ10時半前。来た道を戻って下るのは久し振りのトレッキングにしては消化不良感が残りそうだし、お昼をするには早過ぎるし、ここまで歩いた時間も実質1時間ほどで体の・脚への疲れもない。

ということで、小仏城山(標高670b)から景信山(標高727b)をまわり、小仏バス停からバスで中央線高尾駅に出るルートで下りることにしました。


高尾山から石段をドンドンって下って15分ほども歩くと、もみじ台で、木造の小さな茶店がぽつんとあります。そこのナメコ汁がとても美味しかったですね。

樹木をとおして見えているのが小仏城山。この写真では判別し難いですが、頂上にはパラボラアンテナの塔が立っています。
写真では平坦なコースが続いているイメージですが、実際はアップダウンが結構あるし、そのアップもダウンも自然の山道ではなく人工的に作られた石段です。階段の上り下りを苦手とする私には辛いものがありました。


左はオカトラノオ、右の写真はウツボグサです。夏草の繁みの中で咲いているのを見ると、ホッとします。


11時45分頃、小仏城山(標高670b)に到着。高尾山から、途中のもみじ台のお茶屋さん、一丁平の木陰で小休止をとりながらで、約1時間。

でも途中の石段のアップダウンが私には厳しかったです。自然の普通の道のほうが歩きやすいし、疲れが少ないと思う。
霞んではいますが、大きく開けた見晴らしは素晴らしいです。手前に見えるのは、恐らく八王子市街だと思います。

山頂の木陰で昼食タイム!。おにぎり、田部井さんを真似て持ってきたきゅうりの即席漬けが美味しかった。

予定している景信山までは2.1Km。しかし、久し振りの山歩きと、石段のアップダウンが想定外で、脚というか股関節のあたりが重くなっているので、今日は途中の小仏峠から下りることにしました。

城山から小仏峠まで約30分。小仏峠にかってあった茶店は今は廃屋同然の佇まいですが、そのすぐ先で景信山へのトレッキングルートと分かれて、スギ林の中を右に下りている道に入ります。あとはひたすら山道を下っていくと、小仏バス停にでました。



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