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桜、あちこち - 2004
(山梨県)



(1) 王仁塚(わにづか) (韮崎市 4月6日)

韮崎(にらさき)は戦国武将として名高い武田家発祥の地といわれますが、釜無川を見下ろす韮崎段丘のほぼ中央部、こんもりと盛り上がっている塚の上に、四方に枝を伸ばしたエドヒガンザクラが一本、すくっと立っています。
樹齢は約300年といわれ、高さ17メートル、幹周り3.3メートルの見事な樹形で、5年ほど前に郵政省のポスターにもなりました。






後方に雪をかぶった八ヶ岳が見えます


エドヒガンが屹立するこの塚は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の皇子武田王のお墓かなどの諸説もあるようですが、ここから歩15分ほどのところには武田家の氏神様で、武田信玄が本殿を建立した<武田八幡宮>があり、韮崎市観光協会のホームページでも詳しく紹介されています。




昨年 (4月18日)


今年 (4月6日)

実は、中旬が見頃との耳情報を得て昨年も訪れたのですが、すでに盛りを過ぎて葉桜になっていました(左側の写真)。

塚の周りの細い道沿いの鉄柵が、昨年は白ペンキで塗装されていたのが、今年は赤橙色に塗られていました。去年の白色もなにか目障りに思えたのですが、今年の赤橙色にいたってはエドヒガンのピンク色とは完全にミスマッチの配色で、自然美のぶち壊しです。
韮崎市も王仁塚をホームページで紹介するなど観光に力を入れるなら、せめて石垣と同色にして風景にとけ込ませるようにするとか、配慮が欲しいと思います。





(2) 大法師公園 (鰍沢町 4月6日))

甲府(山梨県)から国道140号を南に下り、52号線に入って数キロで鰍沢町です。山の中腹にある大法師公園のソメイヨシノ約2000本は、平成2年「さくらの名所100選」(日本さくらの会)に選ばれています。

肉眼では桜越しに富士山が見えましたが、花曇りの天気で遠方は霞んで見えるので、私のデジカメでははっきり写りません。ブルーの快晴のときに富士山を眺めにもう一度来たいと思います。




山の斜面一面が桜で埋まっています


真正面に富士山があるのですが・・・





(3) 慈雲寺の枝垂桜 (塩山市 4月6日)




樹齢300年のイトザクラで、市の天然記念物に指定されています。


慈雲寺の裏手にはスモモ(プラム)園が広がり、真っ白な花を咲かせていました。




スモモの花


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