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奥多摩ハイキング

御岳山 〜 日の出山 〜 日向和田駅
(2009.4.28)


久し振りの奥多摩ハイキングで、吉祥寺を8時半頃出発。途中の立川駅、青梅駅での乗り継ぎで予想以上の時間が掛かり、御嶽駅到着は11時。もう少し早くに出発するべきだったと反省。
多摩バスで御岳山ケーブルカーの滝本駅(標高 407m)へ向かい、ケーブルカーに乗り換えて御岳山駅(標高 831m)に降り立ったのは11時半。


動いているケーブルカーの窓ガラス越しに撮ったので、全体にぼやけた写真になりましたが、新緑の生き生きとして輝くような若緑色がきれいでした。
山間を流れる多摩川に沿って街が細く長くつらなっているのが見えます。霞んでいるあたりは青梅、入間方面だと思います。


滝本〜御岳山駅間を結んでいるケーブルカー。両駅の標高差423mを約6分で走ります。


ケーブルカーの終点、御岳山駅、からは今日のハイキングで目指す日の出山(標高902m)が直近かに見えます。
先ずは御岳山の山頂(標高929m)にある武蔵御嶽神社にお参りをしてから日の出山に行くことにする。樹々の若葉が清々しく、気持ちよく歩ける。
斜面に自生している花が目を楽しませてくれます(左:シャクナゲ、右:スミレ)。


日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が創建したといわれる長い歴史のある武蔵御嶽神社は、現在も信仰の山として毎年多くの人が参詣しているとのことで、参道の両側には宿坊が何軒もあります。
「宿坊」という言葉の響きから小さな安宿風の建物を想像していましたが、こんなに堂々として立派な建物のものもあります。
この宿坊は古そうです。藁葺き屋根には苔がびっしりと生えています。


参道を通り抜け、大きな鳥居をくぐって石段をのぼります。鳥居の後方に見えるのは山門で、本殿はまだまだ先です。
石段は約260段あります。傾斜もけっこうあり、日頃の運動不足の私にはかなり堪えました。
ようやく本殿が見えてきました。石段登りで脚はぱんぱんです。
御岳山の頂上(標高992m)に建つ武蔵御嶽神社の本殿です。


本殿の後ろ側に回ると、御岳山から多摩川を越えて北の方角に連なる奥多摩の山々が展望できます。私と同じように写真を撮っていた人に教えてもらいました、真正面奥が棒ノ折山(標高969m)、その右すこし離れたところに高水三山(標高793mの岩茸石山など)。


武蔵御嶽神社の参拝を終え、いよいよ日の出山に向かいます。
道はゆるやかな上り下りはありますが、杉やコナラの木立の中を歩く気持ちのいいハイキングコースです。
ウグイスの鳴く声があちこちから聞こえます。このコナラの樹の上のほうで一際大きな声が聞こえるので、目を凝らして姿を探しましたが見えませんでした。

桜の名所などで見る何百本の桜も素敵ですが、緑の樹木の中で颯爽と咲き誇る1本の桜も素敵です。
純白の小花がかわいいクサイチゴで、道ぎわのあちらこちらで見かけました。
ムラサキケマン(注:家内が本を調べ、名前が分かりました)。花姿がユニークな形です。
遠くにやや霞んで見えるのは高水三山、棒ノ折山などの山並みです。
どこにピントを合わせているの?っていう写真になってしまいましたが、手前に見えるヤマブキの黄色と桜の淡いピンクが絵葉書みたい!と思って撮ったのですが・・・。
ツツジだと思うのですが、艶々と輝いている葉をみると、サツキ?とも思ってしまいます。
日の出山の山頂近くに咲いていたミツバツツジです。
カメラに記録されている撮影時間からすると山頂近くで撮ったのですが、下手な写真で何の花か判然としません。でも、たくさんの種類の花に出会えたハイキングでした。


13:30、日の出山山頂(標高902m)に到着。ケーブルカーの御岳山駅から歩き出したのが11:30頃だから、武蔵御嶽神社経由で、私のゆっくりゆっくり歩きで約2時間。 


日の出山の山頂からの眺望で、東の方角を見ています。
今日は春霞とでもいうのでしょうか、視界は遠くまで届きませんが、大気がクリアーな日は新宿副都心の高層ビル群がはっきり見えるそうです。
毎年ここで初日の出を見る人も多いそうです。
左の写真、左側奥に白っぽく写っている市街地をズームアップした写真です。
左上に白く見えているのは西武ライオンズの本拠地、西武ドーム球場の屋根です。


日の出山から武蔵五日市に下りるルートもありますが、今日は三室山経由で日向和田駅に出ることにしました。持参したガイドマップには三室山まで1時間、そこから日向和田駅までは1時間20分ほどの距離とあり、まだ先は長そうです。日の出山山頂では30分の休憩をとり、14:00出発。



杉木立の中をひたすら下り続けます。この写真は比較的平らなところで撮ったものですが、三室山を過ぎるとかなりの急坂が続きます。目線はほとんど足下に集中し、周りをゆっくり眺める余裕はありません。
下り続きの中ですが時折り目の前が開けると、コナラやクリの木などの広葉樹の若葉が目に飛び込んできます。新緑の美しさにホッとします。


ひたすら下り続けて2時間15分。下り坂が徐々に緩やかになり、ショートコースのゴルフ場横を通り抜けると坂道も終わり、舗装された車道に出ます。ここから梅の公園前を過ぎ、多摩川を神代橋で渡り、日向和田駅までは約15分。
写真は神代橋の上から多摩川の下流のほうを見ています。水の流れに気持ちがホッと緩みました。



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