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ローレンシャン高原
(Laurentian)



ローレンシャン高原は、モントリオールの北100キロから160キロの一帯に広がる丘陵地帯で、カナダの「メープル街道」を代表する紅葉地帯の一つです。
この紅葉が美しい地域の中心にあるトレンブランという町は、冬場はスキーのメッカで多くのスキー客が訪れるそうです。そのため、紅葉した木々に埋め尽くされた丘陵のあちこちに、スキーリフトやスロープのために木を切り倒し削られた山肌が露出しています。スキーをしない私には傷められた自然が痛々しく見えました。






カナダの紅葉の主役たちです。
赤カエデ (Red Maple) の葉は名前のとおり真っ赤に色づきます。
砂糖カエデ (Sugar Maple) も赤くなるとのことですが、落ちていた葉は赤と黄色の2種類ありました。
山を黄色に彩るのは主にブナやカバの木だということです。


黄色よりは、赤い色のほうが青い空には映えてきれいに見えます。
ローレンシャン高原一帯には氷河が残していった湖が大小あわせて数百個もあるそうで、瀟洒な別荘が紅葉に埋もれるように湖畔に点在しています。


素晴らしい景色ですが、残念ながら写真の中央上と右上隅のところはスキーのゲレンデ用に樹木が切り倒されて地肌がでています。うーん、痛めつけられた自然が痛々しくみえますね。


どこを向いてこういう色合い、こういう景色の連続です。大きなスケールで紅葉が続いているのですが、変化に乏しく見るのに疲れてきてしまいます。
真っ赤に色づいナナカマド(Mountain Ash)の実です。日本で秋の紅葉というと、最初はナナカマドの葉が赤くなる、と思っていたのですが・・・。


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