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初秋の車山高原 (霧ケ峰)
(2005.9.12 〜 13)


9月初め、大型台風14号が記録的雨量による大きな被害を九州・中国地方に残して通り過ぎました。東京でも台風の影響で刺激された秋雨前線が集中豪雨をもたらし、私の住んでいる武蔵野市でも1時間に100ミリというゲリラ的豪雨を記録しました。

今年の東京の夏は暑い日が続きました。台風が過ぎたら少しは秋らしく涼しくなるのかなと期待したのですが、相変わらずかんかん照りの毎日に些かうんざり。高原の涼しい空気を味わいに1泊2日で蓼科に出かけました。



ビーナスラインの車山肩から、美ヶ原方面を写したもの。きれいな秋色の空と、霧が峰高原のなだらかに連なる丘陵を眺めているだけでホッとした気持ちになります。


歩いていても汗ばみません。爽やかな高原の秋です。
正面奥は蓼科山。右手は、車山と頂上の測候所。



下の写真 (クリックで拡大します) は、車山湿原へ下っていく小道脇の草叢で見つけた秋の草花です。



ヤマラッキョウ

アキノキリンソウ

トリカブト

ノアザミ

ススキ

フウロソウ

ヤマハハコ 名前?? ミゾソバ


散策中に小鳥たちの鳴き声が耳に心地よく響きます。立ち止まっては声のする方に目をやるのですが、どうも草叢の中に潜りこんで餌を探しているようで姿が見えません。

そのうち、遠くにある枯木の枝が動いているように見えました。目を凝らしてみていると、数羽の鳥が草叢と枯木の間を往き来しています。カメラのズームを目一杯にしてシャッターを押しました。帰宅後調べたら、カッコウ(郭公)です。胸の縞模様がはっきり写っています。
 (写真はクリックで拡大します)

 



今回の私達夫婦の旅は、野の花を探しながら、秋の高原でゆっくり時間を過ごすのが目的です。午前中は車山肩の東側、車山湿原に下りるほうを散策し、午後は西側、沢渡を通って八島ヶ原湿原に向かうトレッキングルートを散策しました。


車山肩の西側に立つと、国の天然記念物に指定されている八島ヶ原湿原(写真中央部で茶色に広がっている)が一望できます。その手前には人間が植栽したかのように見えますが、原生林の姿を残す樹叢が広がっています。


午前中の車山肩の東側のほうの散策ではあまり目にすることができなかったマツムシソウが、この車山肩西側のほうではあちこちで咲いていました。
 (写真はクリックで拡大します)

 

マツムシソウ

マツムシソウとヒョウモンチョウ

ユウガキク

ウメバチソウ リンドウ ヤマホタルブクロ



下の写真は、順序は逆になりましたが、昨日蓼科に向かう途中に立ち寄ったバラクラ・イングリッシュ・ガーデンでのショットです。このBarakuraは、いつ訪れてもきれいに手入れされた英国式庭園と季節の花々を見ることができ、花好きの家内のお気に入りスポットです。


私のお気に入りは、入口で枝を大きく広げているゴールデンアカシアです。秋の紅葉も素敵ですが、瑞々しい若葉の5月中旬も感動です。
ベンチに腰掛け、カラマツ林をわたる風の音に耳を澄ます・・・。α波が溢れてきます。11月初旬、カラマツの黄葉も素敵です。


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