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秋の上高地 (2004.10.6)



昨年6月に新緑の上高地を訪れたので、今度は赤や黄色の紅葉で彩られた上高地を見たいと出かけました。結論からいうと、今夏は猛暑が続いたり、列島を縦断した台風が多くて長雨が続いたりした影響が出ているのでしょうか、まだ木々は微かに色づき始めたかな〜という程度でした。

ビジターセンターにあった資料を見ると、例年10月中旬からが見頃と書かれていたので、どうも1週間〜10日ほど早くに来てしまったようです。でも、天候には恵まれ、のんびり・ゆっくりと散策しながら素晴らしい景観を楽しむことができました。


下の写真は、上段が河童橋のそばから岳沢・奥穂高方面を写したもの、下段は河童橋を写したものです。こうやって比べてみて、木々も少しですが黄葉をはじめていたんだなと気付きます。 (今年の写真はクリックで拡大します)


今年 (2004.10.6)


昨年 (2003.6.12)


今年 (2004.10.6)

昨年 (2003.6.12)



昨年は河童橋から明神池までを散策したので、今年は河童橋から大正池までのコースを歩くことにしました。まずは梓川の右岸(下流への流れに沿う右側)をウェストン碑のほうに向かい、穂高橋・田代橋を通って左岸に渡り自然研究路(梓川遊歩道)を大正池まで散策します。帰路は別の自然研究路を通って田代湿原、田代湖に立ち寄り、帝国ホテル横を通って河童橋に戻りました。


(写真はクリックで拡大します)

河童橋から見た焼岳で、頂上までくっきりと見えました。北アルプス唯一の活火山で噴煙も上げているはずですが、流れるように通り過ぎる白い雲のようにも見えるし、はっきりと確認できませんでした。
赤や黄色に彩られた景色を想定していたので、すこしでも秋っぽい色を見つけてはシャッターを押していました。
マユミ。葉は紅葉するはずですが、まだまだですネ。
名前は分かりませんが、今まで見たことのない形の花です。
名前が分かりませんが、低木で、かわいい花をたくさん咲かせていました。



大正池と焼岳です。かっては大正池のシンボルだった立ち枯れの木々もめっきりと数が少なくなっており、また焼岳や梓川より流れ込んでくる土砂によって池も年々埋まり続け、水面も狭くなってきているそうです。この状況が続くと、上高地のこのシンボリックな風景もやがては消滅してしまうのかなと、寂しい気持ちになります


大正池から田代池までの自然研究路でのスナップです。

(写真はクリックで拡大します)
 
シラカバの林 古木に寄生しているキノコ
幹を覆っているコケの鮮やかな緑色が印象的でした。
逞しい生命力のクマザサ ノコンギク
清らかな伏流水をたたえる田代池



田代湿原から穂高連峰を写しています。穂高連峰にはいぜんとして雲がかかり、頂上部は隠れたままです。左手の低い山にかかっている濃い霧のような雲は、この後間もなくかなりのスピードで下りてきました。



河童橋の近くで見つけたつがいのマガモです。



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