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新緑の上高地 (2003.6.12)


北アルプス(飛騨山脈)の槍ヶ岳や穂高連峰など3,000b級の山々からの雪解け水などを集めて流れる梓川。その梓川が大正4年(1915年)の焼岳の噴火により堰き止められてできた大正池から上流に向かって河童橋を過ぎ、明神池に至るまでの細長く伸びた一帯が上高地で、標高は約1,500bです。


6月12日、蓼科からの日帰りバスツアーに参加し上高地に行きました。前日まで雨が降ったり止んだりのぐずついた天気でしたが、朝起きると曇空ですが、今日は雨は降らないとの予報です。

蓼科を8時30分に出発、上高地到着は11時。帰路のバス出発は午後2時ということで、自由時間は約3時間しかありませんが、明神池まで往復することにしました。


頂上は雲に隠れて見えませんが、正面に穂高連峰の主峰・奥穂高岳(3190メートル)が聳え、梓川の清流、そして両岸に生い茂っている広葉樹や針葉樹。自然の美しさが集約されたような景色です。河原に腰をおろし、時間の経つのも忘れてじーっと見入っていると、なぜかウルウルしそうな感動がこみあげてきました。


上高地のシンボル、河童橋

河童橋から明神池へと向かう木立に包まれた散策路。深呼吸すると生気が蘇るような綺麗な空気です。


(下の写真3枚はクリックで拡大します)
ズミ(酸実)
別名、コナシ(小梨)
ラショウモンカズラ
(羅生門葛)
ユキザサ
(雪笹)


河童橋から梓川に沿う山道を、周りの景色を眺めながら、道端に咲く花の写真を撮りながら、ゆっくり1時間ほど歩くと明神池に着きます。

真正面に聳える明神岳(2931b)から崩落した砂礫により梓川の古い流路が堰き止められてできたのが明神池です。この一帯は池のほとりに祭られている穂高神社奥宮の神域の一部になっているので、池を眺めるだけで拝観料250円が必要です。


一の池は、針葉樹の深い森に取り囲まれています。静まりかえった池は神秘的な趣があります。
二の池には、人為的に配置したのではと思えるように岩が点在していて、自然が創りあげた日本庭園のようです。


オシドリが2羽、ゆるゆると泳いでいました。

ゆっくりと泳いでいるように見えたので簡単に写せると思いましたが、泳いで行く方向にカメラを動かしながらシャッターを押さないと、液晶モニターの真ん中からすぐに外れてしまいます。周りが広いのでゆっくり泳いでいるように見えたのでしょうが、結構なスピードです。

岸辺に来たところを、ようやく写せました。



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