(春1) Last Update: July 30, 2007


ハ カ ラ メ

(セイロンベンケイソウ



2005年、家内が友達から一枚の葉を貰ってきたのがはじまりです。「ハカラメといって、葉から芽がでるの・・・!」と嬉しそうに話していたのは記憶にあります。

しかしその時、私はこの植物にあまり興味が湧かず、家内がどのように育てたのか、冬越しをどうしたのか、よく覚えていませんが、翌(2006年)夏には60〜70cmの大きさに成長していました。



(2006.9.15)
ハカラメの葉を水に浸して数週間、新芽が出てきました。水に浸っている葉の裏側は数ヶ所で細い根が伸びています。
新芽が4〜5cmの大きさになったころ、鉢に植えつけて育てます。耐寒性はないので、冬場は室内に取り込みます。


最初に葉を手にしたときは「ん?大きめのカランコエ・・・?」と思いましたが、調べてみると学名は Kalanchoe pinnata (カランコエ ピナータ)なので、やはりカランコエと同じ属種の植物なのでしょう。
もともとは南アフリカ原産の多肉植物で、現在では熱帯・亜熱帯地方に野生化して広がっており、日本でも沖縄・奄美大島地方、小笠原諸島に自生し、葉は切り傷の止血、腫れ物の消炎、虫さされの解毒などに効果があるようです。

とにかく生命力の強い植物で、水に浸した葉はもちろんのこと、多少でも湿り気のある土の上ならば葉を置いただけで芽を出してくることから、日本では「ハカラメ(葉から芽)」と呼ばれています。



(2007.7.9)

(2007.7.11)
若い葉は瑞々しい緑色です。
成育した葉は、周囲のぎざぎざ部の谷の部分が茶色くなります。葉から新たな芽が出てくるのはこの部分です。



(2006.12.28)

(2006.12.28)
気温が10度を下回る前に室内に取り込んで約一ヶ月、ひょろひょろっと伸びた頂上部分から分枝した脇枝に花の蕾がつき始めました。



(2007.1.28)

(2007.1.28)
花の蕾がつき始めたのを見つけてから一ヶ月。花の蕾もどうやら出揃ったようです。
蕾の根元部分が色付いています。何色と言えばいいのでしょうか、薄い赤橙に薄緑色が溶け込んだような微妙な色合いです。



(2007.3.4)

(2007.3.4)
花が咲きました。蕾というか苞(苞葉)の口が十文字に開き、花弁がにゅーっと突き出ています。その花弁の先端も十文字に開き、その中に雄しべ・雌しべがあります。




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