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富良野
(2009.07.01)


先ず最初は、新富良野プリンスホテル内にある「風のガーデン」。2008年10月から放映されたテレビドラマ「風のガーデン」の舞台になったブリティッシュ・カントリースタイルの広大な庭。この場所はもともとはゴルフコースだったそうですが、コースの芝をはがして2年掛けて造成し花を植え、連続TVドラマの撮影をし、今年5月オープンしたばかりのトレンディでホットなスポットです。


この先にログハウス風の受付小屋があり、入場料は500円。
受付へ向かう途中のシラカバ林。その奥にはゴルフコース(使われていない?)。空気が清々しく感じられます。


ハニーサックルをアーチ状につくり、目線を上げさせたり下げさせたりしています。これは黄色ですが、ピンク系や白系など数種類がうまく配置されています。
とにかく色が鮮やかできれいです。
このグリーンハウスと呼ばれる建物の内部は、テレビドラマの主人公達が暮らしていた状態のままで家具などが残されています。私はTVドラマを見ていませんが、見ていた人には懐かしいシーンが頭をよぎるのではと思います。
アンチューサの青が鮮やかです。


バラをメインに整然と造られた所謂イングリッシュガーデンではなく、野山の地形をそのままに、大小高低さまざまな花が咲き乱れるメドウを思わせるカントリースタイルのガーデンは、居心地がとてもよく、時間さえ許すならば一日中散策していたい気持ちでした。



あっ、いいアイディアだな!と感心したのは、ゴルフコースに敷き詰められていた芝を60cm角ほどの大きさで切りとり、それらを1mほどの高さに積み上げた土塀です。写真右手や中程奥(デルフィニウムの奥側)にあるのがその土塀です。レンガや石の塀にはない自然感がいっぱいで、周囲の風景にすっぽりと溶け込んでいます。TVドラマの倉本聰監督のアイディアだと後で知りました。



前に富良野に来たのは1991年秋、摩周湖や知床など道東をメインにドライブしてから富良野に立ち寄りました。ラベンダーの花期はとっくに終了しており、畑には翌年に備えて丸く刈り込まれた株が淋しげに並んでいるだけでした。
一面紫色に染まった広大なラベンダー畑を見る!これが富良野でのメインテーマです。


富田ファームから眺めた十勝岳連峰。右手前が新富良野岳 (1624m)。その左側、富良野岳 (1912m) 頂上付近は雲の中。


ラベンダーはいずれも富田ファームです。



約50年前、富田ファームがラベンダー栽培をスタートしたランドマークというべき畑。



紫色に染まる広大なラベンダー畑を満喫したあと、ゆるやかなアップダウンが繰り返し続く美瑛の丘陵をドライブ。十勝岳連峰を遠くに見ながら、色とりどりの花が咲く丘、うねりながら広がる農地。これぞ北海道!という風景です。あとは、もう少し青空が広がっていれば・・・。


ルピナス。これだけの数がまとまると甘い匂いが辺り一帯に広がっています。
農作物の畑かな?、馬や牛の飼料でも作っているのかな?
畑の真ん中にぽつんと一本だけ立っているトウヒの木。なぜこんな場所に一本だけ?とは思いますが、旅行雑誌などで「クリスマスツリーの木」と態々宣伝するほどでもないと思いますがね・・・。
この写真ではよく分かりませんが、正面奥にはところどころに残雪が見える十勝岳連峰が広がり、こりゃ北海道だ!と感激です。


どこだか場所は忘れましたが、野花が咲き乱れている丘に枝振りがハート型の木が一本だけ立っていました。
カメラを構えていると、たまたまそこを中年のカップルが通り過ぎ、二人の間隔が木を真ん中に左右対称のおもしろい構図となりました。


緩やかにうねりながら果てしなく広がり、地球は丸い!を実感できる地形です。手前は30cmほどの高さに育ったトウモロコシ畑



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