東京都町田市の湧水
殿山わきみず坂
右側は築堤上に横浜線の線路が
崖線から清水が湧き出しています。
湧き出た清水は左側の池を作っています。
市民の森あたりは、昔、殿様の屋敷跡だったと言い伝えられてきたところから、殿山と呼ばれてきました。そして、この山は、現在よりはるかに高く、広かったそうです。明治38年鉄道(横浜線)工事をする際、殿山の一部が掘り返されました。そこからは、縄文時代の住居跡や古墳が見つかり、たくさんの土器や、まが玉、水晶が発見されたそうです。古墳跡は長い間、蚕の桑置き場として使われていたそうですが、線路や区画整理でほとんどなくなってしまい、今では横穴古墳ひとつ残るだけとなってしまいました。東側の谷には湧き水が現在も残っており、当時も谷川の水とあわせ、この付近の人々の重要な水源であったことでしょう。
殿山わきみず坂の湧水