(汲む事も、飲む事も出来ません)
(汲む事も、飲む事も出来ません)
龍源院の北側の段丘下から湧き出す湧水で、利用していた家の大部分が吉川姓であったため、通称「吉川の泉」と呼ばれていますが、現在も夏季には日量622トン、冬季には32トンほど湧き出しています。この泉は、昔から周辺6世帯の井戸水に代わる大切な生活用水とともに、非常用の防火用水としても、昭和31年に水道が引かれるまで利用されてきました。
鈴鹿(すずか)の泉湧水
湧水と歴史の里 鈴鹿・長宿
鈴鹿・長宿は、縄文時代の遺跡もあり、古代から人々が住み「座間郷」の中心地と考えられています。藤沢街道などの古道沿いに古くから集落ができ、発展したところです。周辺には神社、仏閣、道祖神などが多く歴史の里といえます。
番神水(ばんじんすい)
番神水と龍源院を結ぶ”鈴鹿の小径”
座間市入谷1-3145
都市化の進んだ座間ですが、座間市内には、相模川左岸”河岸段丘層や目久尻川沿いに十数か所の湧水があります。番神水の湧水が流れ込んでいる池は、トンボ池とも言われていて、その周りは小さな公園になっています。そばに、円教寺付属の番教堂があるので”番神水”と呼ばれています。この湧水は付近に縄文時代中期の遺跡があることからも、昔から人々が大切な生活用水として利用し続けてきたものと考えられ、明治〜大正の時代になってからも、流域の長宿通り20所帯は井戸水の代わりに利用していたそうです。なお、言い伝えでは、このあたりに住んでいて、円教寺の開基となった刀匠の鈴木弥太郎貞勝が、たまたまこの地に来た”日蓮聖人”に、良い刀を鍛えるためにはより良い水が欲しいのだが・・と語ったところ、聖人は祈祷した後、杖を立て良い水の出るこの湧水の位置を発見してくれたというのである。 Pなし