全国労働者人民に、夏期一時金カンパの集中を訴える。
革労協は、二〇一一年年頭に、「二〇一一年は、一にも二にも〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉〈蜂起の組織陣形の構築〉、一切の闘いを〈蜂起に連続する権力闘争の本格的飛躍〉〈蜂起の組織陣形の構築〉へと集約し」て闘うことを宣言した。
二〇一一年三月一一日午後二時四六分、東北地方と関東地方を大地震と大津波が襲った。この東北・関東大震災による死者は、届け出ていない行方不明者を含めれば、三万人に及んでいる。「復興特需」に期待を寄せることしかできない日帝ブルジョアジーと政府に、事態を解決する能力はない。二〇一一年、解放派は、全国一斉武装蜂起の帰趨を掛けて、全力で、被災労働者人民支援大運動に集中する。
朝鮮反革命戦争突入の「予行演習」として、一〇万を超える自衛隊の大部隊が、被災地に「治安出動」している。一〇万を超える自衛隊が、フェンスで隔てられることもなく被災労働者人民の目の前で展開しているのである。自衛隊部隊の隊内の反乱を組織化する絶好のチャンスである。
被災地の地場産業の工場は、軒並流失してしまった。解雇撤回を要求する相手もいない。労働者だけが、こうした状況を打開する力をもっている。流失してしまった笹かまぼこの工場を再建できるのは、笹かまぼこを作る技量を持ったこの工場の労働者だけだということだ。
福島第一原発は、地震直後にはすでに炉心溶融(「メルトダウン」)を起こしていたことが明らかになっている。自称他称の原子力学者が、いくら御託宣を開陳しようとも、現実は一ミリも変わらない。事態を動かすことができるのは、原発労働者だけである。
解放派は、自衛隊の部隊まるごとの反乱を組織し、「労働者自身の協同組合工場」(マルクス)をも展望し、東京電力の労働者も含めた労働者人民の手に全生産を掌握するために、全力で闘う。
宮城県地域連合労働組合(宮地連)は、すでに、被災現地支援活動を東京・山谷日雇労働組合と連携して、地震と津波で被害をうけた宮城県南部の亘理町で炊き出し支援として開始している。亘理小学校の体育館は、避難所となっているのだが、同じ亘理小学校のグラウンドには、京都府の今津駐屯地の自衛隊部隊が駐屯している。被災労働者人民の目の前に自衛隊が隊員だけのための食事を作って展開しているのである。宮地連は支援活動の範囲を拡大し、「労働者自身の協同組合工場」の建設を目指して労働相談活動に入ろうとしている。全国の闘う労働者、労働組合に、宮地連とともに被災労働者人民支援大運動に起ち上がることを訴える。
東北大学社会思想研究会(東北大社思研)の学生は、宮地連の労働者とともに被災現地支援活動に起ち上がり、「有事体制」粉砕、すべての原発の廃止、日帝の核武装阻止へ向けて闘いを推し進めようとしている。震災直後から政府は「有事法制」の一環である「災害対策基本法」の「緊急災害対策」を発動して陸・海・空の自衛隊出動を命じ、一〇万を超える自衛隊の大部隊を今も被災地一帯に駐屯させており、福島第一原発事故後も原子力政策を改めようとせず、核武装をあきらめようともしていないのである。全国の闘う学生に、被災労働者人民支援大運動に起ち上がることを訴える。今こそ、〈戦時下の新たな革命的学生運動〉の真価を発揮すべき時である。こんな時に現地集中することもできないような学生運動なんぞは、その存在理由そのものを問われるということだ。
中東反革命戦争粉砕。朝鮮反革命戦争粉砕。
普天間基地解体・名護新基地建設阻止。日米安保粉砕。菅連合政府打倒。
革命的労働運動の一大奔流を形成し、「連合」、全労連を突破する階級的革命的全国統一センターの建設を。〈戦時下の新たな革命的学生運動〉を全面展開し、全学連第五二回定期全国大会の成功を。
反革命革マル解体・絶滅。ファシスト撃滅。
反革命弾圧を粉砕し、共産主義労働者党の確立を。
こうした闘いをなし遂げるために、労働者人民に圧倒的カンパを訴える。 |