飛騨牧場北地区(ひだぼくじょう・きたちく)          [岐阜県・飛騨] 1130m

 

 スキーから帰ってきて、デジカメをパソコンにつないでア然とした。
 「 写ってない!」
  天気が良く、雪原が明るすぎて、どれも露出オーバーだった。僕のデジカメはFUJIのFinePix40iだが、屋外だとほとんど液晶ファインダーが見えない。だから写っていなかったのが確認できなかったのだ。 原因は明るさに応じた早いシャッタースピードが切れないのか、CCDの能力限界なのかよく分からない。という訳で、今回はほとんど写真なしである。

99年の1月に飛騨牧場に行ったとき、白山や北アルプスの展望がすばらしかった。そのとき北の方の山の上に雪原が見えた。地図で調べるとあっちも飛騨牧場らしい。きっと向こうもクロカンで楽しめるだろうと、Tuさんを誘って出かけた。

 雪の車道を登る

  清見村麦島の先、左へ橋を渡ってわき道が分かれていて、その橋のたもとに駐車する。前回よりも少し高山寄りになる。わき道の先は牧場の施設らしく「飛騨牧場」の看板がある。
  スキーを担いで国道を少し戻り、除雪作業でできた東側の雪の壁をよじ登る。牧場への車道は全く除雪されていない。やや急な雪の道をたどって牧場を目指す。今回はスキーのソールの真ん中だけに貼るシールを 試すために、XCスキーではなくテレマークスキーを持ってきた。シールが効いてすり落ちることなく登っていけるが、シールに雪が付くためか、はたまた板と靴の自重によるものか、歩きは重くて快適さはない。先が思いやられる。

  2、3回つづら折りを繰り返すと早くも、右手に牧場の一部らしい雪の斜面が見えて来たが、道はまだまだ登りが続く。向こうからやってきた白いノウサギが驚いてUターンして 行ったり、木の根元の窪みで休んでいたヤマドリのペアが急に飛び立ったりと、単調な登りの気を紛らせてくれる。

  傾斜がゆるくなりT字路を左に曲がると、山上の大雪原の一角に飛び出した。柵は雪に埋もれてしまっているのか、牧場という感じはしない。 遠くの方に牧舎らしき建物が小さく見えるだけだ。雪原の広がりは想像以上に広大ですばらしいが、期待した山の展望は残念ながら無い。西の山の稜線に白山と思われる真っ白なピークが覗いているのと、雪原のはるかかなたに笠ヶ岳とそれに続く峰々が望まれるだけだ。うーん、天気は最高なのに残念。

  北風を避けるために右手の樹林の中でお昼にする。この頃、定番のカップヌードルとコンビニおにぎりだ。風さえ来なければ陽射しはとても暖かい。フィ、フィとゴジュウカラらしき声が林の中を渡っていく。 耳を澄ましても他には何も聞こえず、ほんとに静かだ。

  昼飯のあとは、とりあえず眺望を求めて牧場の最高点を目指す。車道を先に進むと一旦下ってまた登りになる。周りはカラマツ林だ。最高点に行くにはまっすぐ直登しなければならないのだが、はっきりした道が無いので、そのまま左にカーブする車道をたどる。再び牧場の雪原に出る。先ほど遠くに見えていた牧舎のそばだった。もっと高いところへ行けそうだが、スキーが重いので牧場を通って戻ることにする。

  牧舎の横から林に沿って西に進み、林が切れたところから、南に回りこんで広い雪原に出た。雪原の向こうにめいほうスキー場のある烏帽子岳や飛騨牧場(南地区)が見え、それを目指して雪原を縦断する。右手は緩やかな谷になっているので、左手の上り下りの少ないなだらかな尾根状のところをたど る。左手にわずかにのぞく白い山は川上岳のようだ。

 50分ほどで一回りして昼食を食べたところに戻ってきた。あとはシールをはずして車道を下るだけ。途中で少し牧場の斜面を下ったが、棘だらけのタラノキがあちこちに生えていて避けて滑るのが難しい。最後の方の車道は傾斜が適当で快適に滑り降りることができた。下るのは あっという間でもったいない。

  期待した展望は無かったが、北地区は南地区に比べてアプローチも短く、静かで良かった。北地区はスノーモービルが走るらしく、双眼鏡で覗くと雪面に跡がいっぱい付いていた。あっちは週末だと少しうるさいかもしれない。

アイコンをクリックするとマップがでます。 <六厩、飛騨大原(1/25000)>


[山行日]   2002/2/20(水)
[天気] 快晴
[アプローチ] 東海北陸自動車道郡上八幡I.C. → 明宝村 → 清見村麦島   [約50km]
[コースタイム] 麦島 (1:30) 牧場・昼食 <牧場一回り (0:50)>  (0:40) 麦島  (計3:00)
[装備] テレマークスキー+ショートシール