こんな色っぽい女優はかって見たことがない。男を魅き寄せ猫のようにすり寄り,
愛撫されるために生まれてきた特殊な動物のようだ。
この女優の見せてくれた様々な姿態、痴戯は私がこれまで見たことも

経験したことのないことばかりだった。男と女はこういうことをするために
生まれてきたのかと、改めて知らされた。とくに目立つほどの美貌ではないのに
この女優のちょっとしたしぐさや声、表情の変化が得も知れぬほど愛しかった。

おそろしく品のないことを云うくせに、この女優はなにをしてもいきいきしており、
決して下品には見えなかった。私はこの女優の作品から、映像から様々なことを
教えられたような気がする。十九歳の小娘にしては予想外の成熟度だった。







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