山谷古民家主催の「薪絵※講習会」に参加し、人生初の漆芸を体験しました。当日は東北芸術工科大学の漆芸家から直接ご指導して頂けるという本当に素晴らしい企画です。概要は、30分程パワーポイントで漆の歴史、材質や用途の応用性等の説明があり、芸術的な作品にも直に触れてみることが出来ました。続いての体験会では、個々人が円形の紙面(CD程度)に鉛筆で模様を描き漆塗りの4寸皿の器面に転写した後、細筆に漆を含ませ、精神統一してリズム感をもって描きます。漆が乾かないうちに銀粉を降りかけ真綿で軽くポンポンと押さえる感じで定着させます。ジプロックに1昼夜入れることで程よい湿度の状態で乾燥させた後、銀粉を洗い流して完成。写真は私の作品です(赤面)。
※蒔絵:漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を降りかけて器面に定着させる技法のこと。アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする「螺鈿」(らでん)とは区別されている。
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