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陣の里 
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※暫く休止してましたが、平成28年12月から「陣の里ブログ」を開始しました。
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平成26年3月8日(土)  今年もギターとバイオリンのデュオライブを開催します

今年のお正月、超大物ジャズギターの宮崎(カポネ)信義さんからライブ開催の依頼電話が直接ありました。超ビックリ。勿論「是非やりましょう」と即答しました。今回のツアー行程上、何と偶然と言うべきか昨年の開催日と同じ4月12日(土)にギターとバイオリンのデュオ「テンダリーズ」によるライブを19:00から開催します。

昨年4月14日の陣の里日記でもライブの様子をお伝えしましたが、4月に入っても肌寒く薪ストーブの温もりが心地良く、その中で一流の方の演奏を聞くことは本当に幸せな気持ちにさせてくれます。今年のライブではカポネさんの艶のある生歌を聴けるかも知れません(リクエストしました)。真知さんもバイオリンを弾きながら会場内をまわって指の動き等を真近に見せてくれるかも知れません。陣の里のレトロでゆったりホッコリとした空間で生演奏を聞いてみませんか。約1ヶ月先の開催ではありますが、早めに陣の里まで連絡願います(0191-48-3376)。前売りチケットは2500円(当日3000円)となっています。

【宮崎信義】 北海道出身、1996年~帝国ホテル、全日空ホテル等にてスタンダードジャズを中心に演奏。2008年:小曽根真に見出され渋谷オーチャードホールにて演奏。2010年:原信夫とシャープ&フラッツのコンサートに参加。

【竹内真知】 2005年:宮崎信義氏とのデュオグループ「テンダリーズ」を結成し、透明感のあるサウンドとして好評を博す。


平成26年3月2日(日)  我が家の可愛いペットです

千葉県白井市に住む「木の犬作り作家」が作られた我家の可愛いペットです。一関へ移住する前に一目惚れして買って7年くらい経つでしょうか、毎日この背中に腰掛けてパソコンを打っています。特に座面となる背中からお尻にかけて木の持っている軟らかい曲線を上手く活かしていますので、座っていてもしっくり来ます。また、荷重が掛かる場所はお腹の出具合など特徴を出しつつちゃんと計算されていて、ぐら付き一切無いところが凄いと思います。特に手入れはしていませんが、使い込むほど年数が経つほどに色濃く艶も出てきて良い具合に成長している感じです(写真は買った当時)。

「ものづくり」として、素材を見極めて無駄なく活かす発想の素晴らしさと実現する技術の高さに感心します。そして、普段は見過ごしてしまうことも多々あるなか、感性豊かに観察力も鋭く自身を磨く努力を怠らず、魂を込めた作品を生み出す情熱というものを、作家物といわれる作品は時々こうやって思い出させてくれます。


平成26年2月23日(日)  埼玉の太鼓集団「響」 夏公演の打ち合わせに来ました

雪の影響が残る悪路の中、今年の夏に東北ツアーを計画している埼玉の太鼓集団「響」の代表とメンバーの一部が陣の里へ打合せに来ました。2007年に結成された「響」は、これまでに西日本~沖縄の各地で公演を行ってきました。今年の夏は東日本~北海道までの各地で開催を予定するなか、特別に陣の里で2週間近く滞在し練習や地域との交流をしながら大きな会場での公演を予定しているようです。

朝の早い時間帯のこと。5年ぶりくらいに電話が掛かってきて、今、花巻にいるので午後から伺いたい旨でした。毎年、奥州市衣川の「神楽祭り」に来て神楽や太鼓を勉強しているとのことでした。ちなみに、太鼓は一ノ関市千厩町の太鼓を使用しているそうで、一関市や奥州市と縁があるようです。ですから、今回、東北ツアーの岩手県内では一関で公演を行いたいとのことです。また、陣の里の交流スペースで練習できるのも決め手のようでした。H代表は、私が東京で公務員をしていた頃のアウトドア(カヤック)友達です。高校の先生をされていた方で太鼓部の顧問と生徒という関係からプロの太鼓集団へと躍進した情熱を持った方々です。

近いうちに再度打ち合わせに来るようですが、地域の方々と触れ合いを持ちながら公演を行うことは本当に素晴らしいことです。精一杯お手伝いさせて頂きたいと思うと共に自分も楽しみたいと思います。そして夜は星空の下、焚火で酒が飲める。そんなことだけは今からイメージトレーニングしています。楽しみにしています。


平成26年2月16日(日)  記録的な大雪の除雪にうんざり

2月8日の午後から9日の早朝にかけて一関地方も大雪に見舞われ、約30cm積もりました。この冬に何度か20cmくらいの積雪はありましたが、今回はさすがに驚きました。

市道は除雪車が来てくれますが、そこまでのアプローチ(約50m)や20数台分の駐車場等を合わせれば約1000㎡の除雪を行うこととなります。今回は雪嵩があるので除雪スコップでズズーッと押しやることは出来ず1ヘラずつ地道に掻くしかありません。除雪面積をスコップの面積(0.4×0.35=0.14㎡)で割ると7143回となりますが、一度に雪嵩30cmは重くて掻けないので2回に分けるとしたら15000回くらい掻くことになりますので腕や足腰も痛くなり、気持ちも折れそうになります。それでも掻かなければ本当に陸の孤島となるので必死で除雪しましたが、1日中雪掻きをしてもなかなか開けてきません。圧雪にすれば溶け難くなるため、ひたすら3日間続けてようやくといった感じでした。ところが今週末も雪が降り一から除雪し直しといった感じで「も~うんざり」。「早く春よ来てくれ~」と願うばかりです。


平成26年2月9日(日)  薪の会主催のイベント ロープで簡単集材を実演

いちのせき薪の会が主催するイベントを口コミや新聞等でお知らせしたところ、会員以外にも県内外から大勢の方々が参加され、予想以上の反響でした。昨年度の「間伐材の有効活用を探る講演と製材の実演(平成24年11月18日の日記参照)」に続き、岩手県南広域振興局の「木質バイオマス利用拡大促進事業に係る企画提案型委託事業」へ提案した事業内容が採択された「ロープで簡単集材」という企画であり、実際に山林で実演するものです。

山で切り倒した長くて重い木を林外に搬出することは非常に大変な作業です。それを職業とする方であればワイヤーロープを張って空中を運搬する大掛かりな方法もありますが、薪ストーブを楽しんでいる一般人でも比較的に安価で調達できる繊維ロープ等を利用して人力で引っ張る方法です。林間(50mくらい)に主索ロープを張り、それをガイドとして、キャリッジ(搬器)に木材の先端を結び牽引ロープで引っ張るのですが、登山用品やヨットに使用する滑車を幾つか組み合わせることで木材重量の何分の1かの力で牽引できるのがミソです。繊維ロープなので持ち運びも設置も取り扱いが楽に出来るので、サラリーマンのような休日作業をする方でもヒョイと山から切り出してこられるのが長所なら、複数人(最低2人)は必要なのが短所かもしれません。試行錯誤を繰り返し、楽しみながら長尺物の木材を搬出できれば、そしてチェンソー製材とも活用すれば「燃やす以外の発想が膨らみ、更なる間伐材の有効活用に繋がるのではないか」と言う思いが込められています。


平成26年2月2日(日)  チェンソーの心臓部(気化器)を分解掃除

チェンソーを買って6年、メンテのコツを覚えてからは、使用する度に点検・調整をして可愛いながらも結構ハードに使用してきました。最近になってエンジンの調子が今一良くないので、思い切って心臓部とでも言うべきキャブレター(気化器)をも分解掃除してみました。

シリンダー内でピストンが下がると負圧が生じて燃料が気化されます。エンジンを始動する際はチョークを引けば気化される濃度を濃くすることが出来ます。また、スロットルを引けば回転が速くなるのは誰でも知っています。そのキャブレターの外見は蓋のようなものしか見えませんが、燃料チューブを外し、更に分解してみて構造原理に感心しました。ダイヤフラムと言う黒いゴムみたいな幕状のものと小さな浮きが連動して微振動することで気化燃料を微調整する弁の役割をしているのです。シンプルな部品で構成された機械式でありながら繊細な働きをしていることが分かりました。今回は、まだ使用できると思うダイヤフラムですが念のため部品交換してみました。後は、使用するネジや箇所等を間違わないように組み立てチューブも取り付けますが、まだまだ調整は続きます。エンジンを掛けアイドリングや噴け具合をネジの締め具合と音で判断しながら調整の末、完全復活しました。素人ながらも機械の構造が分かってくるとメンテのポイントが見えてきます。同時に物を大切に長く使用することに繋がります。益々愛着が沸いてきたチェンソーです。


平成26年1月26日(日)  新春お宝発見(その2) 太田裕美の本2冊 

前回の日記の最後に書いた「太田裕美がキャンディーズの一員としてデビューする予定だった」お話しですが、蘭ちゃん、スーちゃんと年齢も所属事務所も一緒だったこともありキャンディーズのオーディションに参加したそうですが、歌謡曲(アイドル)系とフォーク系との路線からキャンディーズは3人組で1973年(昭和48年)9月に「あなたに夢中」でデビューし、太田裕美はピアノ弾き語りの「雨だれ」で1974年(昭和49年)11月にデビューしたのだそうです。そして翌年に「木綿のハンカチーフ」が大ヒットして日本レコード大賞新人賞を受賞しました。

デビューして3年目、太田裕美が21歳のときに出版した「まごころ」と翌年出版の「背中合わせのランデブー(まごころパート2)」が書棚から出てきました。「まごころ」では、小学3年生からピアノを習ったことや中学・高校と演劇部に所属していたこと等が紹介され、パート2では主に楽曲とそれに係るエピソード等が紹介されています。デビュー数年間は、主に作詞:松本隆、作曲:筒見京平のコンビで「雨だれ」、「木綿のハンカチーフ」、「赤いハイヒール」、「最後の一葉」、「九月の雨」等々の大ヒット曲があります。ピアノ弾き語りが多い時代です。また、1980年にリリースした「さらばシベリア鉄道」は、作曲が昨年暮れに亡くなった大瀧永一です。デビュー40周年となる2014年、今もラジオやコンサートで活躍されているようです。陣の里で何時かは太田裕美のコンサートを開催できたら幸せだなーと思っています。

なお、太田裕美の本もファンクラブの会報誌も陣の里にありますので、興味のある方、昔話しに来ませんか。


平成26年1月19日(日)  新春お宝発見(その1) 懐かしのキャンディーズ

1977年(昭和52年)の8月号でキャンディーズの水着姿が表紙を飾ったファンクラブの会報誌が実家の掃除中に出てきました。随分昔(37年前)のことですが鮮明に覚えていることがあります。その年の3月にキャンディーズの一関コンサートが開催されました。高校1年生で野球部だった私は練習をサボって行ったので先輩に見つかるのではないかと会場に入るまでビクビクしていました。仲の良い男友達3人と行きました。私がスーちゃんのファンで他の2人は蘭ちゃんとミキちゃんでした。取れた座席はスーちゃん側の前から8列くらいの所で「大きく見えて」超ラッキーでした。コンサートの終盤にステージからお客さんへサインボールを投げてプレゼントする場面では、スーちゃんの投げたボールが私の方へ飛んできました。野球部員とは言え、あと10cmというところで届かなかった悔しさも覚えています。

それから4ヵ月後の7月17日、日比谷野外音楽堂でのコンサートで突然「キャンディーズ解散宣言」をしたのです。ビックリ仰天&大変ショックを受けたものでした。そして翌年(78年)4月4日の後楽園での「さよならコンサート」までの間、全国の大都市で解散コンサートツアーが開催された記憶があります。また、ラジオの深夜番組「オールナイト日本(日本放送)」でキャンディーズのコーナーが設けられ、近況等を毎週聞いたものでした。

当時、キャンディーズのメンバーは22歳くらい。「普通の女の子に戻りたい」が有名で、国民に愛されたグループの絶頂期での解散は惜しまれましたが、その後は個々の道で活躍されました。2011年4月21日、スーちゃんが亡くなり早3年になろうとしています。月日の経つのは本当に早いものですが、青春時代の記憶は鮮明に残っています。

超ビックリですが、当初、太田裕美がキャンディーズの一員としてデビューする予定だったとか。お宝発見(その2)で太田裕美を紹介したいと思います。


平成26年1月12日(日)  前引き大鋸(まえびきおが)の話

知人から刃渡り約60cm、最大幅約40cmもある「前挽き大鋸(まえびきおが)」を頂きました。全体が錆びていてひどい状態でしたがグラインダーで磨き上げました。そして鋸の大きさからして柄は細く小さく見えますが、ネットで調べても二握り以内の長さで刃との開き角は120度くらいのようでしたのでそれを参考に復活させました。特筆すべき点は、刃の作りというか研ぎではないでしょうか。木挽き職人の体力や樹種等によって大鋸の大小の使い分けはもとより刃の角度や更に爪の形状(研ぎ)を変えていたようです。効率よく切れる道具作りは職人の腕の見せ所といったところでしょうか。素人が見ても縦挽きする際に食い込み良く繊維状の木屑を一層掻き出してくれそうな気がします。

話しは前後しますが、「木挽き(こびき)」とは、大木を「大鋸(おが)」を使用して挽き切ること(製材すること)を表し、それを職業とする者も指します。

1831年(天保2年)頃に葛飾北斎が『富嶽三十六景』の「遠江山中」で現在の静岡県大井川以西地域の山中における「木挽」たちの仕事姿が描かれています。わざわざ山間部で作業するのには理由があって、当時は重量物である材を運搬するのは大変なことで、製材して運びやすくする選択肢の一つであったようです。この木挽き達が1人で挽くことができる大きな鋸を「前挽き大鋸(まえびきおが)」と言うそうです。現在は機械製材が普通ですが木挽きは存在します。それは銘木の原木買い付けには経験と勘が必要なうえ、その原木の木目を読み取り最高の木取りをして鋸挽きするという、職人技を発揮できる場があるからです。木挽きの仕事に関して「墨かけ十年、読み一生」と言う職人技を象徴する言葉があるそうです。実際に前挽き大鋸を使って大木を挽いている動画を見ることが出来ます。「木挽きの技」で検索してみてください。子供でも楽に切れているのには驚きです。


平成26年1月5日(日)  マットさんが遊びに来ました 焼き芋でおもてなし!

陸前高田出身のシンガーソングライターで災害FMのラジオパーソナリティーも務める「マットさん」が遊びに来ました。マットさんとは本当に偶然が重なった不思議な引き寄せがあったように思えてならないくらいの出会いです。以下紹介します。

昨年の9月頃に放映されたNHKの番組で、歌手のさだまさしさんが長崎から震災被災地を応援するコンサートを開催し、岩手から2組が出演しその1人がマットさんでした。マットさんが歌ったのは「世界中が歌えば」という曲名で、ス~っと私の心の中に残りました。通常はそれで終わるものですが、放映から約1ヶ月が過ぎたある日の19時半頃に私は本屋で立ち読みをしていました。すると併設の喫茶店内から生演奏で聞き覚えのある曲が耳に入りました。入口のポスターにはマットさんが毎月1回店内コンサートを開催していることを知りました。翌月のコンサート日時を忘れないように急いで帰宅しカレンダーに予定を書き込んだ1ヶ月後、喫茶店内の正面席を陣取ってマットさんの生演奏を聞くことができました。マットさんのファンらしき幼稚園児くらいの子供が「世界中が歌えば」を元気いっぱいに歌っていました。マットさんの優しいお人柄がそのまま歌詞に表れているような曲ですし、子供たちにも浸透しているようです。

コンサートが終わりマットさんとお話しする時間が出来たので、テレビで見たことや陣の里のことを伝えて帰宅しました。そして今度はマットさんから陣の里へ遊びに行きたい旨の連絡が入りビックリ。大歓迎!ということで恒例のダッチオーブンでの焼き芋をしておもてなし。陣の里を気に入って頂けたようで、また遊びに来たいとのこと。いつでもお待ちしています。気兼ねなく遊びに来てください。

今年も何かが動き出しそうな予感。楽しい1年、拡がる1年にしたいと思います。今年もよろしくお願いします。


平成25年12月29日(日)  世代間交流事業でしめ縄作りに挑戦

陣の里から約10km離れた舞川(まいかわ)地域の某地区で行われた行事に参加し、私も注連縄(しめなわ)作りに挑戦してきました。当地区は約50世帯に小学生の子供が数名しかいない過疎地です。学校も冬休みに入ったところで正月準備の1つ、注連縄作りの技や雰囲気を爺ちゃんから息子そして孫へと継承する行事として地区の公民館で4~5年前から始めたそうです。

注連縄の作り方を超簡単に表現すれば、分量を3等分した藁のうち最初に2つを綯いますが、個々は時計回りにねじられていて、その2つを反時計回りに巻いて先端まで作ります。時計回りにねじられた残りの1つを先程綯ったものに反時計回りに巻いて仕上げます。要するに戻ろうとする力を利用して絡み合うように綯って仕上げます。そして、綯ったものに房のようなものと紙垂(しで)が幾つか挟み込まれて完成します。と言うように、言葉では伝えきれないことを体験することで微妙な加減やコツを掴むことが出来るのです。これまでは買って済ませてきましたが、今回初めて注連縄を作ったことで、注連縄の謂れや紙垂(しで)といった個々の意味合い、そして切り方等も初めて知りました。世代間交流行事の1事例ですが、今後は地域間交流も深めていきたいと思いました。写真はちょっと不細工ですが、人生初作品の注連縄です。

今年も本当に多くの方と出会い、そして多くのご支援を賜り感謝の気持ちで一杯です。新年は新たな出会いを楽しみに、そして励みに頑張りたいと思います。


平成25年12月21日(土)  カーテンを開けると氷の結晶がキラキラと

外気温マイナス6度くらいの朝のことです。いつものように7時前に薪ストーブを焚こうと思ってカーテンを開けたら氷の結晶が朝日に照らされてキラキラ光ってとても綺麗でした。少し遅ければ解けて見られなかったと思います。冷え込んだ朝は特に布団から出るのをためらいますが、早起き?は三文の徳と言ったところでしょうか。

深夜から早朝にかけ外側の窓ガラスがキンキンに冷え込んでいく過程で、わずかな湿気が結晶化して面的に成長したものや個々に成長したものが沢山あり形も様々です。羽毛が舞っているように見えるもので5mmほどの大きさです。普段ボーっとして見過ごしてしまっていること、見えていても心に感じないで過ぎてしまうことも多々ありますが、心の鏡を磨いて感度を高める努力をすればもっと素敵なものが見えてくるはずです。細部まで観察してみると自然の凄さに感心するばかりで、造形の神様に思えてきます。自然からヒントを得るというか自然から感じ取ったエネルギーを「土」で表現していきたいと思いました。



平成25年12月15日(日)  感動のジャズライブ

板橋文夫さんの激しいピアノと李政美さんの澄んだ歌声に魅了され、お客様にも満足して頂けたライブだったと思います。当日の朝6時に薪ストーブに火を入れ室内を暖めることから始まり、前夜から10センチくらい積もった雪を除けて約40台分の駐車場を確保する作業に約2時間。細々した準備を済ませた13時頃に気仙沼からピアノが軽トラで運ばれてきました。大人5人で会場へ搬入、組立て、調律を行っているところへ板橋さん達が到着。15時過ぎからリハーサル開始。17時頃から徐々にお客様がいらっしゃいました。会場は朝から焚いた薪ストーブで心地良い温もりと揺らぐ炎で雰囲気を盛り上げ、そして、開演まではダッチオーブンで温めたプチパンとコーヒー(有料)でおもてなし。18時から開演。小雪がちらつく天候にも係わらず来場者数は50名超となり、会場は満席状態でした。そして、盛り上がった会場はアンコールの嵐が鳴り止まず結局20時40分頃終了しました。その後ピアノを分解、積み込み及び懇親会の準備が同時並行で進み21時30分頃からライブの興奮そのままに懇親会が開始。大勢の方々にご参加頂き、和やかな時間はアッと言う間に流れ、23時過ぎ?(酔っていたので)にお開きとなりました。皆さん如何に演奏に満足したかを伺えた気がします。

ライブの雰囲気は、ブレた写真で動きの激しさをご想像して頂きたいと思います。


平成25年12月8日(日)  薪ストーブのマットに裂き織りを 華やぎと温もりの空間に

先の二人展で大変お世話になったMさんが作られた裂き織りを薪ストーブマットとベンチのマットに使用しています。紺色と朱色のチェック柄の2種類で、薪ストーブエリアが華やぐと共に床面を保護し、炉台周りの埃や汚れを受け止めてくれる役目をします。日本国内で薪ストーブ設置者は数多く居ても素敵な裂き織りをマットにしているのはもしかしたら陣の里だけではないかと思っています。訪れるお客様からも「素敵ですね」と言ってくださいます。勿論マットを褒めているのですが、私も褒められているようで嬉しくなります。結構厚みもあるので、腰を下ろしたとき体温が優しく反射してくる感じで心地よいです。裂き織りは、横糸となる古布を幅5mmくらいに裂いた色や柄を上手く使って新たなデザインに織り上げることから2つと同じ作品が出来ない、古布を生かすも殺すも感性との格闘。「もったいない」の究極のリサイクル芸術であり、先人への感謝とともに、未来へのリレーの始まり。そんな温もりが織り込まれているようなマットだからこそ薪ストーブ周りが一段と暖かく感じています。


平成25年12月1日(日)  村上家かやぶき祭りで布左神楽が披露

村上家住宅(陣の里日記:平成25年2月18日、25日参照)で「かやぶき祭り」が開催されました。午前は「かやぶき屋根を残すために」と題した講演、そして午後からは今年の4月に岩手県の無形民族文化財に指定された「布佐神楽(ふさかぐら)」が御披露されました。一ノ関市川崎町地域に伝わる布佐神楽は、江戸時代から大正時代にかけ現在の芸風の基礎が培われたようですが、戦後は後継者難に陥り衰退の一途をたどった時期も経ながら地元の強い思いで保存会が結成され、後継者の育成を重点に掲げ活動を続けてきたことから150年の歴史をもち、多数の演目を保持・継承していることも布佐神楽の特徴だそうです。地域内外の催事や芸能祭りに招かれて踊ったり、アメリカ、フランス等の海外公演も行い国内外から高く評価されているようです。

囲炉裏の炎にあたり、煙で若干目が痛くなりながらも神楽を鑑賞する風情は、日本の伝統家屋「かやぶき屋根の家」と伝統芸能が非常にマッチしていて、何となく気持ちが落ち着くと言うか、心地良い時間を過ごせました。かやぶき屋根の家の保存も難しい状況下、80歳を超えるMさんはこのような祭りを企画し保存活動に頑張っています。


平成25年11月23日(土)  ジャズライブin陣の里 東北ツアーの最終日に

12月15日(日)18:00から陣の里にてジャズライブを開催します。ジャズピアニストの板橋文夫さんとボーカルの李政美さんのデュオライブです。グランドピアノは気仙沼でライブハウスを経営されていて調律もされる方が運んできますが、個人的には交流スペースまでどうやって搬入するのか興味があります。展示棚や作品を片付け、ピアノを取り囲むように椅子を配置して薪ストーブの揺らぐ炎とピアノの饗宴をお楽しみ頂きたいと思っています。

ご両人は震災被災地支援活動にも積極的に取り組まれ、板橋氏は被災地応援の曲を何曲も作り日本中を廻って演奏していますし、李さんも仮設住宅等へ何度も足を運び支援物資や歌を届けたりしています。以下簡単ではありますが紹介させて頂きます。

◎板橋文夫・・・・・渡辺貞雄、日野皓正、森山威男グループを経てエルビン・ジョーンズのワールドツアー、自己のトリオやオーケストラでの活動、全国の幼稚園、小中学校での演奏交流、アジア、アフリカ、ブラジルなどのツアー、幅広い内外の芸術家との交流等、その活動は多岐多様でジャンルを問わない。いつでもどこでも全身汗ビッショリになりながら激しく且つリリカルなピアノは聴取の心を打つ。名実共に日本を代表するジャズピアニスト。

◎李政美・・・・・子育て、充電期間を経て94年に屋久島に住む詩人、山尾三省の詩「祈り」に曲をつけて歌ったのをきっかけにオリジナル曲を作り始め、現在はオリジナル曲を中心にジャンルを越えた幅広いレパートリーで年間100余りのコンサートを行っている。心に染み透る深く透明な歌声でファンの裾野を広げている。


平成25年11月16日(土)  丸い虹 希望の虹

雨が上がり、夕日によって映し出された丸い綺麗な虹が陣の里を包みました。その日お客様をお見送りするため外へ出たことで気付きました。短時間で消えてしまう気象現象なのに最高のタイミングでプレゼントを頂いた感じがしてとても嬉しく思った次第でお客様に感謝しています。しかも陣の里の真上に架かった虹は、先の二人展を無事に終えて一安心した頃の出来事で、わずかに青空が残る夕暮れを背景に左右の山を繋ぐように架かるのを見て、私へ将来の希望を与えてくれているかのような、そんな気持ちにもさせてくれました。これからもプラス思考で見て聞いて感じて理解して、そして言動も伴うよう頑張っていきたいと思います。


平成25年11月10日(日)  大勢のご来場の感謝 本当にありがとうございました

陣の里において11月2日(土)~4日(月)まで開催された二人展は、3日間とも天候に恵まれ大勢の方々にご来場を頂きました皆様、そして私こと陶芸家として正式なスタートを切る機会を与えて頂いた織物作家のMさんに感謝の意を申し上げます。また、今回も新聞へ予告記事をカラー写真付きで掲載して頂いたことが大きく影響したと感じています。さらにケーブルテレビまで取材に来たのは予想外のことで超驚きました。併せて感謝いたします。

また、ディスプレイに関しては、Mさんの赤い帯状の織物を棒に巻きつけたり落ち着いたチェック柄の敷物を贅沢にも薪ストーブのマットに、そして季節感を演出するための柿を吊るしたりと会場の内外を華やかにそして温かい演出を。その他にも知人から頂いた花や果実の差し入れを皿に盛り付けたりと、地域の皆さんからもご協力を得て開催できたことに心から感謝しています。加えて懐かしい木造校舎の部材や薪ストーブのある空間に織物や陶器の作品が展示されましたので、来場の皆さんから笑顔がこぼれたのが何よりも嬉しく感じました。最終日には友人伝いに繋がったアイリッシュハープ奏者のKさんが自前のハープで1時間弱演奏して頂きました。物悲しい曲調から聞き覚えのある曲までレパートリー豊富で、来場の皆さんも聞き入っていました。Kさん、ありがとうございました。

繰り返しになりますが、この度の二人展は大勢の皆さんに支えられて開催できたものです。この感謝の気持ちを今後の作品、作陶に込め精進して参る所存です。


平成25年10月27日(日)  薪ストーブの準備完了 今シーズンもバッチリ
 台風27号が過ぎ去り今週1週間は晴れる日が続きそうです。と言っても最高気温が14~15度くらいとあっては薪ストーブの温もりが有難く感じる季節になりました。今年は少しでも薪を温存しようと思い、工房のみを炊いてギャラリー側のストーブは焚いていませんでしたが、11月2日(土)~4日(月)までの3日間「織と陶」の二人展を陣の里で開催しますので、これを機に今後は24時間×約半年間ストーブを焚き続けます。恒例行事としてシーズン突入前の細かな点検が重要になります。燃焼室の部品欠損や消耗度のチェックと煙突掃除です。スス溜まりは燃焼効率を悪くするだけでなく煙突火災を起こしますので要注意です。一般的に二重煙突はシーズン1回程度の掃除で済むとは言いますが、薪の乾燥状態や燃焼操作(温度管理)によってススの付着に影響しますので、念のため昨シーズンは2ヶ月に1回の割合で掃除しました。結果的には毎回一握りくらいのスス量だったので問題はありませんでしたが慢心に注意です。最後に薪を室内に取り込んで準備は整いました。朝8時頃の焚きつけから3時間毎に約6回/日に薪を投入します。5シーズン目を迎え、薪ストーブは結構手間がかかり大変ですが、反面お返しも多いので楽しみながら長く続けたいと思います。そして少しでも地球温暖化防止に貢献できればと思っています。


平成25年10月20日(日)  秋晴れの早朝に熱気球が陣の里の上空を飛行

「一関・平泉バルーンフェスティバル2013」が一関遊水地記念緑地広場を会場に3日間開催されました。初日はバーナーの炎に照らされたカラフルな熱気球が暗闇に浮かびあがり多くの見物客は堪能したようですが、途中から風が強まり、気球部分を外してゴンドラとバーナーだけに変更。2日目も強風のため競技飛行や係留での体験飛行が中止されたようです。そして最終日は朝から絶好の天気に恵まれ午前6時30分から競技飛行が開催されました。

その朝の出来事です。工房で仕事をしていた7時頃、明らかに鳥の鳴き声とは違うブォーブォーと言うような音が上空から聞こえるので何だろうと思い外に出てみると1機の熱気球が陣の里の真上(高度も数十メートル)を飛行していたのでJJJ(驚き)。あわててカメラを取りに行きましたがシャッターチャンスを逃してしまいました。この1機で終わりかと思いきやカラフルな熱気球が近くをドンドン飛行し、全部で11機を確認しました。陣の里は、開催会場から南南東に約2km離れた所にありますが、季節的にも北西からの風向きで上空が飛行ルートになったものと思います。そう言えば昨年も飛行していた記憶があり、今年の出来事。と言うことは来年も期待しています。



平成25年10月13日(日)  織りと陶の二人展 開催のお知らせ

「織」と「陶」の二人展を陣の里にて11月2日(土)~4日(月)まで開催します。時間は11~17時(最終日は15時)です。「織」の作家は当地域(車で約5分)の古民家を工房にして裂き織りをしている三浦静子さんで、古布の温かみや柔らかさを活かし、裂き織り、ウォーマー、ショール、リメイクした洋服なども出展します。「陶」は私です。日常使いの器が中心ですが石ころみたいな香炉なども出展します。初めての展示会ということもあって、あれもこれも作りたいと思いつつ時間だけ過ぎて行く感じですが、只今追い込み中です。会場では薪ストーブで温まりながら作品をじっくり、そしてゆったりと御覧頂きたいと思っています。期間中のどこかでアイリッシュハープの演奏もあるかも(予定)。駐車場も20台くらいは入れますので多くのご来場をお待ちしております。なお、当HPにて陣の里へのアクセスもご確認頂けましたら幸いです。


平成25年10月6日(日)  秋晴れの朝日に映えるコスモス

今年最後の草刈りを終えた翌朝、少し肌寒く感じましたがスッキリとした秋晴れに恵まれ、陣の里のコスモスが朝日を浴びていました。斜面を利用したコスモス畑は、昨年は約5m×4段が今年は10m×4段に。今流行りに言えば綺麗に咲いてくれる感謝の「倍返し」。今秋も種を取って来年は更に面積倍返しとエスカレートせずに現状をキープ。それは、秋に小まめに種を摘み、春は畑を耕して蒔き、咲くまでに数回実施する草刈りではコスモスを刈ってしまわないように注意して育ててきました。私は、花や植木に関して基本的に放任主義っぽくしていますが、毎年綺麗に咲いて頂けると思うと程々に世話をしないわけにはいきません。陣の里も春から秋まで花のリレーが少しずつ出来てきた感じがしますが、広い面積に対し種類や量が少ないとは思っています。一方、量を増やせば庭のお世話に割かれる時間が多くなり、本業が疎かになりますので上手く付き合っていきたいと思っています。


平成25年9月29日(日)  ちょっとリアルな作品にびっくり

薪ストーブの薪にするために玉切ってあったのを見たSさん(元理科の先生)は、ゴツゴツした木肌や曲がったところを見て創作意欲が湧いたそうで持ち帰りました。1週間くらいが経ち、見せに来た作品がちょっとリアルな猪の頭部だったのでビックリしました。シンプルな加工で、耳は切り取った余りを、目はビー玉、牙がビニール傘の柄の曲がりを上手く利用して表現しています。理科の先生をしていたこともあり動物の骨格や表情にも詳しいとは思いますが、牙に傘の柄を使う発想が面白いです。タヌキ、リス、モグラ、カエル等ユーモア溢れる滑稽な表情をした作品が多く、これまでに何点か陣の里へも頂きました。週1回学童保育のボランチィアをしているSさんは、この作品も児童に見せたいと言って向かいました。


平成25年9月22日(日)  台風18号が去って

台風18号が去り、毎日気持ち良い秋晴れが1週間も続くと綺麗に台風のことを忘れてしまいます。当日の天気予報では、午後から夕方にかけて更に雨風が強まると言っていましたが、予想以上に太平洋側へ抜けるのが早かったのか、拍子抜けするほど天候が回復して写真のような青く抜けた空があり、オレンジ、黄色、グレーや黒色の雲が羊の毛のようにモコモコした綺麗で幻想的な夕焼けを見ることができ得した気分になりました。

一方、陣の里では4年前に植樹した桜が強風で3本倒れる被害(翌日に復旧)に遭いました。他にも東中学校の校門前に直径20cm位の木が倒れて市道を遮断(日曜の夕方だったので通行に支障無し)していたので即チェンソーで切って復旧しましたが、これまでにない経験をしました。この頃「これまでに経験の無い」とか「命を守る行動」とか耳にしますが、頻繁に聞きたくない言葉でもあります。



平成25年9月15日(日)  ピンクボンゴ 大盛り上がりのライブを満喫!

超一流のプロ奏者による演奏の素晴らしさは勿論のこと、ステージ構成と言うのか雰囲気の盛り上げ方が凄くて観客大満足のライブでした。アンコール曲では全員が立ち上がって踊りだす程の盛り上がりをみせました。今回のライブ(4月の陣の里ライブを含め)をプロデュースしたM氏が開会の挨拶で「見せる、聞かせる、笑わせる(楽しませる)」をモットーにしている旨を話されましたが、正にそのとおりジャズ、ラテン、映画音楽等を切れのある演奏で魅了し、昭和歌謡曲からご当地の方言を取り入れた曲まで披露し会場が和みました。雰囲気は写真で。

なお、メンバーの一人、宮崎カポネ信義さんとは陣の里ライブから5ヶ月ぶりにお会いでき楽屋でご挨拶することができました。また陣の里でライブをやりたい旨の話を頂き、来年も実現したいと思っています。


平成25年9月8日(日) 9月の雨 部屋掃除でタイムスリップ 

雨模様だったので、実家の高校時代まで使っていた私の部屋掃除をしてきました。先ずはラジオをつけて「ある曲」が流れるのを期待しながら掃除をしていました。それは、この時期になると必ずリクエスト局が流れるのを確信していましたが、まさかこのタイミングで流れるとは出来過ぎだったので、今日の日記にしました。

ちょっと恥ずかしいのですが、私が高校生の頃は太田裕美の大ファンで部屋には当時のポスターが今でも数枚貼られています。太田裕美の「木綿のハンカチーフ」は有名で耳にする機会は時々ありますが、「9月の雨」はこの季節限定のリクエスト曲のように思っていました。それが、今日の天候といい部屋での作業中に本当に「9月の雨」が流れて、あまりにもタイミングの良さに超ビックリしました。

昭和52年だったと記憶していますが、太田裕美&森田公一とトップギャランによる一関コンサートが行われた時は最前列左側の席が取れただけでもラッキーなのに、歌の最中に私だけ太田裕美と握手をしてもらえたのは超超ラッキーだったのが思い出となっています。それに小さな手で軟らかかったのが30年以上経った今でも覚えています。

それとリルケの詩集から生まれた「最後の一葉」も大好きな1曲で、高校生の頃は感化されて詩集を読み漁ったものでした。その詩集も出てきて片付け作業の手が止まってしまい全然作業が進みませんでした。


平成25年9月1日(日)  PINK BONGO花巻コミセンライブが楽しみ

9月12日(木)19:30~JR花泉駅前のコミュニティーセンターにてPINK BONGO(ピンクボンゴ)のライブが開催されます。今年の4月に陣の里でライブ(4月14日の日記参照)を行った宮崎カポネ信義氏を含む著名なアーチィストがユニットを組んでジャズ、ラテン、クラシック、映画音楽、昭和歌謡など幅広いジャンルを演奏するようです。宮崎氏との再会と演奏を今から楽しみにしています。ちなみに、昨年は同会場でブルースの公演がありました(11月11日の日記参照)

以下、メンバーのチラシに書かれているプロフィールを紹介します。

【宮本大路(サックス、フルート)】

 バークリー音楽大学卒業。帰国後日野テルマサ、山下洋輔、クールス、マリーン、高橋真梨子のカーネギーホール公演及びハワイ公演ロンドン公演に参加。渡辺真知子、鈴木雅之、熱帯ジャズ楽団等のレコーディングやツアーメンバーとして活躍。2000年にピンクボンゴを結成しリーダーとなる。

【高橋ゲタ夫(ベース、ボーカル)】

 日本が世界に誇るラテン・ジャズのベーシスト。高中正義、井上陽水、徳永英明、南よしたか、佐野元春、熱帯ジャズ楽団等のレコーディング、ツアーメンバーとして活躍。

【宮崎カポネ信義(ギター、ボーカル)】

 銀座、新橋のライブハウス等で活動を続けながら菅原洋一、小曽根真、原信夫とシャープ&フラッツ等のツアーに参加。

【中島徹(ピアノ、トロンボーン)】

 大学時代よりピアニスト及びトロンボニストとして関西で音楽活動を始める。小野リサのレコーディング、ツアーに参加。関西の老舗ビッグバンド、北野タダオ&アロージャズオーケストラに在籍。ラテン・ジャズを中心に音楽活動を展開中。

【加納樹麻(ドラム)】

 幼い頃からドラムに興味を持つ。19歳のときに渡米、ロス・アンジェルスの音楽大学に入学。卒業後もL・Aを中心にジャズ、ラテン、ファンクと幅広くセッションを重ね2000年に帰国、日本での活動を始める。多様なドラムスタイルでセッション、ライブ活動を展開中。


平成25年8月25日(日)  やっぱり焚火はいいねぇ~ 酒も美味しいねぇ~

今年は梅雨明けが遅かったことと天候にも恵まれなかったこともあり焚火&星空観察を楽しむ機会がありませんでしたが、やっと、しかも連チャンで楽しむことが出来ました。焚火は一段落付いた21時頃から始まります。先ずは缶ビールで星空と乾杯して一息付きます。後は薪を足して徐々に燃え盛っていく過程やパチパチと薪が爆ぜる音を聞き、星空と焚火を交互に眺め1本目が無くなる頃に薬缶のお湯が沸騰する音が聞こえてくる、そんなゆったりとした時間が好きで堪りません。ガスでパッと沸かせるお湯も焚火だと時間がかかりますがイライラはしません。安い焼酎でも焚火で沸かしたお湯で割って飲むだけで、もの凄く美味しく贅沢な時空間を楽しめるからです。また、灯りは燃焼時に音がしない灯油ランタンに決めています。理由は、木々が風で揺らぐ音、虫や動物の鳴き声など自然の微かな音が聞こえてくるからで、これも魅力の一つに思っています。


平成25年8月18日(日)  ビール祭りをフラで盛り上げ 自作陶器で子供に変化が

今年の6月(父の日)に花と泉の公園でビアマグに挑戦する陶芸体験(6月16日の日記参照)が行われ、待望のビール祭り開催日を迎えました。今回はフラダンスを鑑賞しながら飲み・食べ放題という有難い祭り内容です。この日も30度を超える最高のビール日和となりセルフサービスでジョッキに注ぐ列もでき、そしてステージではフラガールが衣装替えしつつ色んなダンスが披露され盛り上がりました。

焼きあがったビアマグの話ですが、当日の授与式とはせず事前に作者へ渡されたそうです(自作のビアマグでの飲み放題は酔っ払って壊しては大変との配慮から)。しかし、体験者がビール祭りに参加されていたので飲みながらお話しを伺うことができました。お父さんは2個作った色違いのマグをビールと焼酎用に使い分けて楽しんでいる旨でした。そして小学生のお子さんは、取って付きのカップやご飯茶碗、箸置き等を日常使いしているそうですが、作品を受け取った日からテーブルへ箸置きに箸をセットしご飯茶碗を並べるお手伝いをするようになったとか自作の食器以外の器等も大切に扱うようになった旨を聞いて私も本当に嬉しくなりました。家族の情景が浮かぶような報告を頂けると頑張るエネルギーが沸いてきます。



平成25年8月11日(日)  可愛いポニーにメロメロ

仕事で伺ったお宅でポニーを飼っていました。動物好きの私は直ぐに馬小屋へ近寄り、触りたくてしようがありませんが首を振って拒否します。音にも敏感で耳を頻繁に動かし警戒します。目を見て穏やかに話しかけ、少し時間をかけて「怖くないおじさん」と分かってもらいました。徐々に慣れたところで頬を撫でてみると体温が伝わってきます。人間と同じくらい体温があることを知りました。また、鼻が結構柔らかくフニャっとしていて気持ち良い感触がします。馬も遊んでもらっているのが分かってくると「もっと撫でて」と甘噛みしたりして催促してきます。ここまで慣れるともうメロメロ状態に、1日中遊んであげたくなります。小さい頃、実家で牛を飼っていたので牛は何度も触っていますが、馬を触ったのは人生初経験です。20~30分と短い時間ですっかり馬好きになってしまった頃、後ろ髪ひかれつつお別れしてきました。

陣の里近隣でのB級観光地をまた1つ発見して嬉しく思います。


平成25年8月4日(日)  変り種の3品を燻製 ひと手間で驚きの味に

友人と「燻製」の話しで盛り上がったので、約10年前に自作した「燻製器※」を出してみました。今回は、安くて超お手軽の変り種3品(チー鱈、ピーナッツ、ポテトチップス)を桜のスモークウッドを使用して1時間ほど燻製しました。チー鱈は普段見向きもされないようなおつまみですが、燻煙を掛けると香りとかすかな苦味が加わり、殆どの人が「こんな味に(美味しく)なるの?」と驚き、「酒にあう」と言って人気者に変身します。ピーナッツも同様です。また、ポテトチップスを燻製?と思われますが、意外にも大人の味になるのです。これは30分程度で大丈夫です。それ以上燻煙を掛けると苦味が強くなって逆効果になってしまいます。宴会の際、超お手軽な「・・・ながら」燻製の一品で話題も雰囲気も盛り上がります。

※ アウトドア好きの私は、当時カヤックにキャンプ道具を積んで旅形態のキャンプを楽しんでいましたので、コンパクトに収納できるよう「折りたたみ式の燻製器(写真)」を自作しました。キャンプ以外でも自宅のベランダで魚や肉を度々燻製して楽しんでいました。


平成25年7月28日(日)  大人数の親子陶芸体験 園児の感想にウルッ&安堵

2週続けて親子陶芸体験の日記になります。今回は市街地の小学生の子供会が主催する夏休み行事です。小学生が対象となりますが弟・妹達も参加しましたので、小学生が27名と幼稚園児5名に加え親自身も体験する方10名、背後で支援のみに参加する親が約10名の総勢50名を超える親子が陣の里へ集合しました。通常は、大人数の際は地元の公民館をお借りして頂き出張陶芸で対応していますが、今回は会場の都合が付かず、何とか陣の里で実施願うとのことでした。そこで、交流スペースへ12名分を会場設定し、工房の14名分と合わせて26名が2室に分かれて第1陣がスタートしました(第2陣は16名に振り分け)。会場内は、普段の粘土遊びの感覚で子供達は余裕で形作りますが背後で見守る親は「もっと上手に作りなさい」とか言って落ち着かない方も中にはいましたが、最終的には子供本人が仕上げました。また、待機組の親達はおしゃべり?で場を盛り上げて頂きワイワイガヤガヤ賑やかな雰囲気で進行しました。

連日の雨が今日ばかりはスッキリと晴れ渡り(ラッキー!)、作り終えた子や待機組の子供達は庭を駆け回ったり虫を捕まえたりと、また幼稚園児達も室内の古い足踏みミシンやタイプライター等に興味を持ち、ガチャガチャ動かして遊んでいましたので、全体が終了するまで退屈することなく過ごしていました。園児に感想を聞いたところ「楽しかった」、親御さんは「また体験したい」と返答頂きましたので、私としても安堵と同時に心底から嬉しさが込上げてきました。

大人数を1人で2室同時に進行しましたので大変でしたが、親御さんたちにも後片付け等のご協力を頂き無事に終了しました。陣の里ではこのような形態で受け入可能なことが分かりましたので、今後は1泊のキャンプとか野焼き祭り等と組み合わせたメニューを実施できたら面白いのではないかと思った次第です。


平成25年7月21日(日)  夏休み親子陶芸教室 チビッ子陶芸家現る?

今日から9月8日(日)まで「夏休み親子陶芸教室」が陣の里にて開催されます。開催初日はジョブカフェ主催の子供たちが7名参加(行事が重なり大幅減)しました。企画段階では箸置き等を作る陶芸体験と焼きあがった作品を秋のお祭りで子供たちが展示販売を行う2本立ての内容でしたが、子供たちが初めての作品を手放すことは可愛そうと言う親心から、今回は「作る楽しみ」をメインに、陶芸で表現活動する職業も知って頂く機会にと変更しての実施となりました。

工房内は7名の体験者に親御さんとジョブカフェスタッフが脇で見守るかたちで始まりました。何を作るか悩むかと思いきや子供たちは粘土をムニューと大胆に曲げたり模様を付けたりして殆どの子供たちは30分もしない内に完成。だからと言って手抜きの作品ではなく、それぞれが味のある素敵な作品に仕上がりました。小6の女の子が薄手の浅鉢に繊細な模様を付けた作品(写真参照)には誰もが感性の素晴らしさに驚いていました。陶芸(粘土遊び)の魅力は軟らかい曲線やゴツゴツ感など素材が粘土だからこそ誰もが形作れる面白さにあると思っています。この夏陶芸体験してみませんか。お待ちしています。


平成25年7月14日(日)  美味しい日本酒と竹の子料理で薪ストーブの披露パーティー

  薪ストーブ暦17年の大ベテランのSさん(Vサインの男性)が主催するパーティーの写真です。北欧のストーブに買い換えた御披露のため美味しい日本酒(1升1.3万円)を調達し、旬の竹の子(唐竹)料理を肴に飲もうというパーティーに招待頂きました。

最初に薪ストーブの話。これまではホームセンターから約5万で購入したもので燃費も悪く頻繁に薪を補給する必要があったそうですが、中の鋳物がボロボロになるまで大事に使用してきたそうです。導入したストーブは、落ち着きある茶色のホーロー引きで燃焼効率が高く火加減の調節も簡単になっています。お祝いに薪を軽トラ1台分プレゼントしたところ、薪はいくらあっても助かる、冬が待ち遠しいと言っていました。

ご馳走になる話。竹の子は京都の旅館で板さんをしていた方が三品料理してくれました。竹の子の刺身はワサビ醤油で頂くのが一般的かと思いますが、バジルソースで食すのは初めてで驚きましたが絶品でした。気に入りました。また、日本酒が上品で料理を引き立て、クイクイと捗りました。盛り上がったところで近くのカラオケスナックへ全員で行きました。Sさんは、今年の5月、NHKのど自慢(陸前高田会場)に挑戦しましたが本戦出場できなかったと悔しがっていましたが、歌は本当に上手な方でした。



平成25年7月7日(日)  夏休み親子陶芸教室 今年も開催します

夏の恒例行事に定着した「夏休み親子陶芸教室」を7月21日(日)~9月8日(日)まで陶工房陣の里にて開催します。時間は午前の部が10:00~12:00、午後の部は13:30~15:30です。粘土1kgが2,000円(釉薬、焼成込み)で概ねマグカップが2個できます。電話(0191-48-3376または090-2304-4149)予約のうえ体験してみませんか。過去の体験者で最年少が3歳です。粘土のムニューッとした感触と作る楽しみを味わってみませんか。

今年は初日の21日にジョブカフェが企画・募集した子供達(約20名)が体験する予定です。その前段として約2ヶ月前にジョブカフェのスタッフ達が陶芸体験し、先日良い感じに焼きあがりました。当日参加した子供たちへ「おじさんたちはこんなのを作ったぞー(写真参照)」と展示(自慢?)して参考?にして頂く演出を考えています。


平成25年6月30日(日)  約100年前の発動機を見学

以前にも当日記で紹介した発動機マニアのSさん(過去日記:23年7月11日等を参照)は、一時100台を超す各機種の発動機を所有していたそうですが、現在は、大変レアな機種に選りすぐった数台を所有しています。そこへ集大成とも言うべき、約100年前に製造された馬鹿デカイ発動機を入手したとの情報を頂いたので見学に行ってきました。「北浜」と言われているメーカーの国内に10台も無い機種でマニア垂涎の発動機だそうです。15馬力で造船所の動力源として製造されたもののようです。これまでのオーナーも整備してきたので可動していたそうですが、機械整備の専門家だったSさんは音を聞いただけで部品交換が必要な箇所がわかるそうです。発動機自体はシンプルな機械式なので磨耗した部品等を交換すれば元気に動くと言いますが、100年も前の機械ですから交換部品があるはずも無く、知人に頼んで旋盤加工をして幾つもの部品を作り出して交換したそうです。高い精度で部品を作り出すことも凄い技術だと思いますが、それよりも完全な状態に直そうとするこだわりには感心します。購入金額と整備費等を合わせて車1台買えるくらい投資したそうですが、完全な状態まで整備すれば、更に何十年と可動する常態で今後も受け継がれていくと思います。機械式の発動機はSLの動輪を見ているようで楽しく感じるから不思議です。


平成25年6月23日(日)  シンボルツリーらしくなってきました

シンボルツリーの「カツラ」は、植栽してから丁度4年が経過しました。当初は枝ぶりの良い5m近くまで成長した株立ちのカツラを植栽したので今頃は7~8mくらいまで成長していてもおかしくないのですが、土質が合わなかったのか手入れが悪かったせいか3年連続で先端部分が枯れて逆に約2mも縮まってしまったので心配していました。そこで、昨年はこれまで以上に鶏糞や堆肥そしてオガ屑等を土に漉き込んだり、毛虫退治の薬を散布したりと小まめに行ったところ元気を取り戻し、枝も1年間でグングン伸びて元の樹高まで追いつき、葉っぱも元気に茂っています。(結局4年で±0mの樹高)。今年は入梅したにも関わらず晴れる日が多く水不足が心配されますので管理が難しそうです。 ちなみにカツラを取り巻いて咲いているのが「カーネーション」です(花の見頃は先週で終了しました)。友人が3年前に数株ほど植えたものですが倍々ゲームで面積を増やし、根の張りも凄いので雑草が生え難く手入れも楽でグランドカバーには良いと思います。


平成25年6月16日(日)  父の日特別企画 ビアマグ作りに挑戦

花と泉の公園が主催する父の日特別企画「マイ ビアマグ作り」に挑戦する陶芸教室が開催されました。本年8月に同公園にて開催予定の「ビール祭り」開催当日に作品を体験者へ手渡し、世界に一つしかない自作のビアマグで存分にビールを飲んで頂こうという2度楽しめる企画内容となっています。参加者は6名(うち子供2名)でしたが、今回はビアマグ作りという目的で参加していることもあり、イメージが既に出来ているせいか、粘土を渡すと迷い無く直線的な形や泡立ちを考えて飲み口を絞った曲線線的フォルム等を手際よく作り上げていました。最後に模様を施して仕上げました。写真では若干分かり難いかもしれませんが、今回の会場はリゾートホテルの庭園を思わせるような眺めの良い一角で行われました。そして室内のセンターに設置された石窯からはピザが焼ける匂いがしてきます。今回の参加料は、入園料、陶芸体験料、ピザ&コーヒーのセット料金ですがとてもリーズナブルな設定だと思います。同公園へ行く機会がありましたら、是非ピザを味わってみてください。中でも古代米を使った「餅ピザ」は、当店が開発したメニューの1つで醤油味を特徴とするピザがお勧めであり、ファンも多いようです。


平成25年6月9日(日)  39.3度の高熱でダウン 2日間寝込んで本日復活!

愚痴ってもしようがありませんが、ルーチン業務に加え、直近では毎朝夕合わせて約3~6時間の草刈り作業、更には薪割りも合間を縫ってコツコツとやり、この2~3ヶ月間でのイベント実施等も含めて肉体的に本当にきつかったので疲れが出たのかと思います。昼間が長くなることは良いのですが、沢山ある業務を早朝から暗くなるまで出来るだけこなそうと思うと無理がたたるようです。昨年の丁度今頃も夕方から39度超の熱が出てフラフラしながら病院へ行った記憶があります。暖かくして2日間寝込み熱は下がりましたが咳はまだ出ます。それでも今朝は6時から草刈りを始めました。作業中は咳き込まないので体的には楽に感じます。また食欲も出てくるので徐々に体を動かしていく方が治りも早いと思っています。薬を飲んで2日間も寝込むとさすがに寝飽きる感じと腰も痛くなってくるので、治ったサインだと思って明日から頑張るぞー。


平成25年6月2日(日)  第2回気仙沼出張陶芸教室 陶芸を介して地域交流

今年も気仙沼市(松川地区)にて出張陶芸教室を行いました(陣の里日記H24.6.24及びH24.7.29参照)。3.11で被災し仮設住宅に住んでいる方と自治会の方々とが陶芸を介して交流を深める目的で昨年開催した経緯を発端に、昨秋、自治会主催の展示会に多数の方が作品を出展され、大勢の方々に鑑賞と評価を頂いた喜び。そして何よりも無骨な作品でも本人が気に入って普段使いの器として楽しんでいる旨を今回伺うことができ、私も本当に嬉しく思いました。開催趣旨と陶芸の楽しさが融合されて第2回目に繋がった次第です。今回の参加者は22名で小学校低学年の子から80歳くらいの女性まで幅広い年齢層となりました。陶芸初体験の方が半数近く占める中で「こんな作品を作りたい」と言ってイラストを描き道具類まで準備してくる気合十分の方には驚かされました。そのくらい楽しみに待っていたのだろうと思うと嬉しくてたまりません。私1人で全員を見て回るので作陶の様子を撮る時間はありませんでしたが、終了後に開催された懇親会の様子をカメラに収めることができました。盛り上がった雰囲気は十分伝わってくるかと思います。

この後の工程は、削り(仕上げ)、乾燥、素焼き、施釉、本焼きを経た約2ヶ月後(お盆前)に作品をお届けする予定です。


平成25年6月26日(日)  国際リニアコライダーに係る市長講演を拝聴

 勝部一関市長による「国際リニアコライダー(International Linear Collider:以下「ILC」)」に係る講演が真滝の農村センターで開催されました。そもそもILCとは、長さ30km(将来50km)の直線地下トンネルの中に設置される線形加速器で、トンネルの中央で電子と陽電子を衝突させる実験装置です。この装置で行う実験により、ビッグバン(宇宙を誕生させた大爆発の瞬間)の状態を再現させ、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎の解明などにつながることが期待されています。2004年8月に世界の高エネルギー物理学研究者・加速器研究者は、日欧米で並行して進められていた加速器研究・開発を統合し、国際協力で建設することに合意しました。現在は、アジア・欧州・北米からなる国際設計チームを中心に「世界に一つだけ建設する」I LCの開発・設計が進められていて、国内では岩手県の北上山地と九州の背振山地の2つの候補地から、本年7月に国内1箇所に絞られます(予定)。円形加速器はつくば市やスイスにありますが、直線であれば更にエネルギーロスも無くなり実験の精度を高められるということです。ILCを建設するには30km超の断層の無い花崗岩の地質であることが条件で、地質学的にも最有力であるうえに、直線トンネル長さの95%が一関市域内でかつトンネルの両端から電子と陽電子を発射した衝突地点が一関市大東町であること。国際的な研究施設の国内候補地として岩手県北上山地に決定されれば、世界中から最先端科学の研究者が集まると共に研究が円滑に進められるよう交通や情報をはじめとする各種インフラの整備が進み、一関のみならず東北が、そして震災復興も加速するのではないかと期待しています。地元の新聞等ではILCの記事が載らない日は無いぐらい関心が高い事案です。


平成25年5月19日(日)  芝桜が満開です
 植栽して3年を経過した芝桜が年々増えて面的に又は帯状となって咲いています。陣の里へ訪れるお客様からも花壇を見て綺麗といって頂けます。毎シーズン薪ストーブから出た木灰やチェンソーから出るチップ状の木屑を花壇にバラ撒いていただけですが、それが肥料分となってこんなに元気に咲いているのだと思います。肥料の3要素である窒素、リン酸、カリのうち、木灰はカリ分に当たり根っこの成長を促す「根肥」とも言われているようです。昨年の秋にも花壇をつくり、増殖した分の一部をちぎり取っては移植し続けることで芝桜の面積を増やしてきました。また、面的に広がって咲いている箇所は、今のところ雑草が生えて来難いので草取りが非常に楽です。花も綺麗で草取りも楽、グランドカバーにもなる一石二~三鳥の優れものに感謝しています。


平成25年5月12日(日)  花と泉の公園でぼたん祭りが開催

一ノ関市花泉町に在る「花と泉の公園」では、5月12日~6月2日まで「ぼたん祭り」が開催されます。伺った日は晴天に恵まれ多くのお客さんで賑わっていました。しかし、お目当てのぼたんは、開花が遅れているようで残念ながら見ることが出来ませんでした。当園では300超の品種が栽培されているようで、早咲きから遅咲きまで色鮮やかな大輪の花が咲き誇るときにリベンジしたいと思います。一方の「ベゴニア館」では、多品種のベゴニアが1年中鑑賞できます。南米アンデスの熱帯高地が原産で、交配よって多くの園芸種が開発されているそうです。小型多花のエラティオールベゴニアが一般的ですが、大型花の球根ベゴニア、茎が長く直立する立木性ベゴニアや観葉のレックスベゴニア等が館内360度地上から側壁そして回廊を埋め尽くしていて圧巻です。ちなみに当園では昨年度から出張陶芸を担当させて頂いています。


平成25年5月6日(月)  土澤アート&クラフト展に出展参加しました
 このGW期間中に開催された、花巻市東和町での「土澤アート&クラフト展」に出展参加してきました。当クラフト展の出展品目にジャンルは問われませんが、参加条件は手作り品であることとし、例年と同規模の約150店(織物、陶器、家具、木工、アクセサリー、トンボ玉、小物雑貨等)で、二日間の入込み客数は概ね2万人くらいということです。商店街を歩行者天国にした露天販売が基本形ですから当日の天気が一番気になるところ、二日間とも多少の雨や風に悩まされましたが屋外でのディスプレイ方法も含め良い経験になりました。新作を含めた作品はまだまだ未熟とは言え当クラフト展でお客様からの感想を伺えたのが何よりもの収穫だったと思っています。例えば「素敵な釉薬とか優しい色使い、使いやすそう、おしゃれ、家にも飾りたい、この形で大きい(小さい)サイズはありますか」等と言った好印象の声を多く頂きました。お客様の感想、ご意見は今後の作陶の励みになります。また、作品が売れた時の喜びも経験しました。時代のニーズを探りつつジャンルやデザイン等に磨きを掛けていきたいと思います。


平成25年4月28日(日)  テーブルの灯り プラスαの作品

夕暮れを待って新作の「灯火器」に火を入れてみました。小さなオレンジ色の炎が程よくテーブルを染めていて和みます。写真は、骨董品で目にする「ひょうそく(火皿の底を深くし、油の容量を多くして長時間点灯できるように工夫された灯火器)」をヒントに、火皿へ透かし彫りをした陶器のシェードを被せた作品に仕上げました。実はこのシェードが味噌で、光が直接目に入らない効果に加え、シェードを五徳代わりにして水を入れた豆皿へアロマオイルを数滴垂らして乗せておくと次第に心地よい香りが漂い、灯りプラスαを備えた優れものが開発できたのではないかと自画自賛。茶香炉など用途はアイディア次第です。今回の燃料はサラダオイルを10cc程度火皿に注いでタコ糸を灯芯にした仕組みですが1時間程度燃焼していました。他にゴマ油やオリーブオイルも試してみましたが、個人的にはオリーブオイルがお薦め(香りが良い)です。家庭にある食用油で足りますので、蝋燭が無くても防災グッズとしても役立つと思います。一方でカップを乗せてお湯を沸かそうと試みましたが火力が弱くて沸きませんでした。今般の作品は、炎の強さや上皿までの離隔(近すぎると煤ける)を探るためでもありましたが、これをヒントに次回の作品が思いつきました。


平成25年4月21日(日)  桜の開花直前に雪 予想外のお預けにガックリ

今日の日記で陣の里の入口に立つ「ど根性桜(過去日記の平成23年4月24日参照)」の開花をお知らせしようと思っていたところ、明け方から雪が降り続きお預け状態となりました(最近は「ど根性桜『様』」と言っています)。順調に成長している「ど根性桜様」は、年々花目が増えているのが分かるので、開花が待ち遠しくて娘のように思えてなりません。徐々に脹らんでいく蕾に毎朝のように声も掛けていました。そんな今日にでも咲こうとしていた矢先、何と4月下旬にもなって湿気の多い雪が5cm位積もっています。ニュースによると、仙台市で、4月下旬としては昭和22年以来66年ぶりに積雪が観測されたとのことです。東京の桜は例年よりも開花が早かったので、当地域も早まるものと思っていたのに、結局平年並み又はそれ以降の開花となりそうです。

陣の里は中学校の目の前に位置していることもあり、通学路からも眺められるように桜つながりを意識して植栽しています。そこで、今後は「サクラソウ(桜草:野原に群生する多年草)」等も増やせたら良いのではないかと思った次第です。4月のソメイヨシノ、5~6月の芝桜、4月~6月に跨ってのサクラソウ、10月頃の秋桜(コスモス)が楽しめます(想像を含む)。そんな陣の「里」に構築していきたいと思っています。


平成25年4月14日(日)  感動のライブ そして多くの方々に感謝
 ギター(宮崎信義氏)とバイオリン(竹内真知さん)のデュオライブが過日開催されました(3月10日の日記参照)。著名なアーティストと多くの方々からご協力を頂き陣の里にて初ライブを開催できたことに心から感謝しています。前半伸び悩んだ前売りチケットも開催日が近づくにつれ口コミ効果も発揮して最終的に47名を数え大盛況となりました。薪ストーブの暖かさとアーティストの温かいお人柄に包まれ、素晴らしい演奏に聞き惚れました。ジャズギターとバイオリンの組合せも珍しい故、オープニングは「チャルダッシュ」という曲目でグッとお客の心を掴むと後は楽しいお話を交え優しい曲調からガツン系まで聞き覚えのある曲を主体に進行し、楽しい時間はアッと言う間に過ぎて行きました。私の作品(陶器)をバックにした暗い中での演奏写真はブレてしまい残念ですが、雰囲気はお伝えできるかと思います。話しは若干反れますが、まだまだ稚拙な作品が多くて恥ずかしい限りですが、このような機会を得て多くの方々に見て頂けるのも陣の里の特徴かと思います。準備から後片付けまで時間と労力は大変ですが、達成感はあります。

コンサート終了後、アーティストとお手伝い頂いた方々との懇親会も開催されました。本当に素晴らしい時間を過ごすことができて幸せな1日となりました。再度、お世話になった多くの方々に感謝の意を申し上げます。


平成25年3月31日(日)  春の野草の代表 カタクリの種をいただきました

春の野草の代表と言われるカタクリの種子を知人から一握りほど頂きました。カタクリの群生をイメージした話を昨年の今頃にした経緯から、苦労して採取しておいてくれたそうです。感謝。陣の里の入口付近で東中学校や道路からも見える半日陰の雑木林に蒔きたいと思います。野草図鑑によれば、多年草で20年近く生きる長寿のカタクリは、種子がこぼれてから7~8年経ってはじめて花茎をあげて開花するそうです。また、群生する要因としてアリが関与している旨に驚きました。成熟した2mm程度の種子に含まれるエライオゾームという芳香性の物質がアリの仲間等を誘引し効果的に種子の分散が図られるのだそうです。芳香物質名もアリも「えらい!」。長い年月をかけて成長、開花し、昆虫類の力を借りて繁殖していく自然の凄さを感じます。

写真は、知人にも話したカタクリの群生をイメージする場所です。忘れた頃にと言うか、7~8年後にお会いしたいと思います。


平成25年3月24日(日)  陣の里の開花一番はクロッカス

近頃の最高気温は10度前後で推移し、穏やかな天候続きで春を実感しています。また、目の前がパーッと明るくなって気分的にもワクワクしてくる感じです。陣の里の庭には色んな花々を植えていますが、春一番に咲くのはクロッカスです。昨年まではヒョロヒョロしてひ弱な感じだったのに、土壌にも馴染んできたせいか今年はしっかりと力強く咲いているような気がします。クロッカスの花言葉を図鑑で調べたところ「私を信じて」だそうです。長く厳しい冬を乗り越え、早春の日差しを浴びて笑顔を振り撒くかのように咲いている花弁は綺麗で疑う余地などありません。

早いもので陣の里も開業から3年目を迎えようとしています。この時期だからこそクロッカスを眺めては焦らずに「自分を信じて」と言い聞かせています。併せて太陽の日差しは高揚感をもたらす「心の太陽光発電」ではないかと思った次第です。双方に感謝。


平成25年3月17日(日) 太陽光発電設置者から生の声を聞く。いつ買うか?今でしょう!

自然エネルギーへの関心が高まる昨今、太陽光発電設置促進事業の一環として一関地球温暖化防止対策協議会が主催する講演会が開催されました。また、当日は一関星の会が準備した特殊望遠鏡で太陽の活動を示す黒点やフレアの観察会も並行して行われました。太陽光発電に係る講演では知人が講師役となり、導入の経緯や設置条件、設備投資金額(補助金額を含む)、発電量(売電・買電額)と資金回収年などについて、データをもとに詳しく説明して頂きました。他にも最近設置した3名の方々から導入の経緯や効果についての説明もありました。CO2削減と地球温暖化防止に資するための講演なのですが、やはり気になるお値段です。平均的な設備投資額は約300万円(うち補助金約40万円)で売電による資金回収には15年程度要するとの試算でした。

陣の里への設置を考えた場合、方角や屋根勾配、そして南側には障害物が無いので太陽光発電には最高の条件が揃っていますから発電量もMaxだと思います。問題点は設備投資資金が無いことです。将来的に太陽光発電が一般的になればパネルも蓄電池も高性能となりコストも抑えられることと思いますが、そこまで普及すると補助金が打ち切られているでしょう。前述したように、資金回収を強く意識するならば「いつ買うか、今でしょう」というCMのセリフが頭から離れません。


平成25年3月10日(日)  陣の里にて初ライブ開催のお知らせ

約1ヵ月先、4月12日(金)の19:00~ギターとバイオリンのデュオライブ開催のお知らせです。

《ギター:宮崎信義》 北海道出身、1985年~菅原洋一のバックバンド参加、1996年~帝国ホテル、フォーシーズンズホテル、全日空ホテル等にてスタンダードジャズを中心に演奏。2008年:小曽根真に見出され渋谷オーチャードホールにて演奏。2010年:原信夫とシャープ&フラッツのコンサートに参加。

《バイオリン:竹内真知》 2005年:宮崎信義氏とのデュオグループ「テンダリーズ」を結成し、透明感のあるサウンドとして好評を博す。

音楽ど素人の私ですが、超有名な両アーチィストが陣の里を会場にして演奏して頂けると言うだけで大変光栄であると同時に胸がドキドキワクワク。そして、一関市花泉町のM氏がプロデュース(陣の里日記:11月11日の花泉コミセンライブ(参照)も同氏)により実現したもので、併せて感謝いたします。

薪ストーブの温もりに包まれながら素敵な時間を過ごしてみませんか。陣の里まで連絡願います(0191-48-3376)。


平成25年3月3日(日)  地域の昔話を方言で伝える紙芝居制作スタート

以前、陣の里日記で紹介した60歳超の元気なグループが、紙芝居制作に取組み始めました。先般の村上家住宅での紙芝居に触発されたかのように、地元の方言とズーズー弁仕立ての紙芝居を目指します。と言っても方言がポンポン出てきませんので、頭の体操を兼ねた雑談会を開催し、持ち寄った漬物とお茶を飲みながらワイワイガヤガヤ。「あーだったべ」「こーだったべ」と大笑いしながら方言が滑らかに出てきたところで、意味や用法(使用事例)等を黒板に列記していきました。参加者は50~80歳代の10名程度でしたが、この30歳のギャップは大きいことが分かりました。

全国共通の問題とも思いますが、戦後、特にここ30~40年間で生活様式も、例えば農作業の内容も機械化・効率化され環境が大きく変化し、見たこと、聞いたことのあるような50代でやっと理解できる内容の方言も、以下の年代は情景が浮かばずにチンプンカンプンのことでしょう。時代の流れとは言え「方言の絶滅危惧種化が加速」している感じです。それを当グループが少しでも若い世代へ語り継ごう、孫に話してあげようとして始めたことであり、また自分たちの生きがいや健康にも繋がると考えているようです。今後、何回か雑談会を重ねながら昔話を整理しつつ、挿絵も描いていく工程となります。この先が楽しみになってきました。


平成25年2月25日(月) かやぶき民家の保存と屋根葺き職人の育成(その2)

一ノ関市千厩町の小梨地区周辺に現存する40数軒の萱葺き民家は、岩手県北の南部曲がり屋、岐阜県の白川郷、福島県大内宿等の萱葺き民家とも違った伊達藩由来の建築様式及び生活様式=文化でもあると捕らえている83歳のMさんが、後生に継承していこうと企画したイベントが「かやぶき祭り」です。現代の住宅・生活様式との大きなギャップや資金面においても相当の負担になることは認識していながらも、萱葺き民家存続の意義を理解して頂くことと屋根葺き職人の育成とは相互関係が成り立つことで叶います。そうでもなければトタン屋根を被せたり解体されれば文化の消滅になります。

このような啓蒙の一環であるイベントは、80歳前後の萱葺き職人3名の紹介に始まり、地元の小学2、3年生の子供たちを招待し、初めて見る囲炉裏を囲んで平山副市長さんから建物を含めた昔の生活の知恵についてお話がありました。また、地元に伝わる民話を紙芝居に仕立て、ネイティブな「方言、ずーずー弁」で読んだり、村上家住宅の裏山の竹から作った尺八で童謡などが披露されました。昼には醤油仕立てで整えた伝統食の「団子汁」が振舞われました。囲炉裏では、70歳を超える男性から昔の農作業の道具類や苦労話しを聞き、情景を浮かべながら食べる団子汁はことさら懐かしく最高に美味しかったです。


平成25年2月18日(月)  かやぶき民家の保存と屋根葺き職人の育成(その1)
 一ノ関市千厩町(せんまやちょう)小梨地区(陣の里から約25km)に位置する「村上家住宅」は、母屋、馬小屋、作業小屋、木小屋、厠、井戸の全てが萱葺き屋根で、築300年の歴史を誇り、岩手県の有形文化財に指定されている貴重な建物です。また、隣町も含め岩手県南地域には「かやぶき民家」40数軒が点在しており、国内でも非常に珍しい地域であることを最近知りました。

村上家住宅のオーナーでもある83歳のMさんは、当該地域に点在している萱葺き屋根の民家を地域全体での保存を熱心に取り組むと供に地域内で萱葺き職人の育成についても同時並行で頑張っている元気な方です。

昔であれば「結い」という形で作業協力しながら職人さんを育てつつ技術の継承も出来ましたし経費も比較的安く(それでも数百万円)済んだようです。しかし、現代では葺き替えを行うには数千万円が必要になることも聞きますし、職人さんも少なくなり高齢化して技術の継承が難しくなっていること、すなわち建物も葺き替えも含めた伝統文化が消えゆく問題に直面しています。職人の高齢化による弊害とは、高所作業が難しくなってきているため実作業を伴う技術指導ができないこと。大工さんをした方であっても奥の深い仕事なのでそう簡単には習得できないし、頻繁にやらないと忘れてしまうのも実態のようです。そこで、練習用の櫓を建てて、毎年かやぶきの講習会を行って技術習得の機会を設けているそうです。「職人を育てるまで死ねない」と言っているMさんの気迫に驚くしかありません。

次回は、囲炉裏を囲んで昔話を聞いたり、地域伝統料理をふるまう「かやぶき祭り」の話しを紹介したいと思います。


平成25年2月11日(月)  気の早い芝桜見っけ

立春から1週間、穏やかな天候が続いています。日中の気温は3度前後まで上昇することとも重なり、もう1ヶ月もすれば春が来ると思うと気分的に嬉しくなってきます。一方、朝方はマイナス5度くらいまで冷え込み前日に溶けた雪も土も凍ってしまいます。植物にとっては依然寒さ厳しい時季だと思いますが、気の早い白い芝桜が数輪咲いているのを見つけました。この株だけが昨年の12月頃まで時々花を咲かせていた記憶があります。寒さに強い品種という訳でも無く、日当たりが特に良いとか栄養分が豊富とかいう土壌でも無いのに1株だけ頑張っています。何か危機感を感じての開花なら心配ですが、そうでなければ5月頃になって皆と一緒に咲けるよう少し体力温存していてくれれば安心するのですが。


平成25年2月1日(金)  昔遊んだデザイン定規

 子供の頃に遊んだ懐かしのオモチャです。記憶にある方も多いかと思いますが、歯車の穴に鉛筆を挿して回転させると花柄のような模様が書ける「デザイン定規」を100円ショップで見つけたので即買いました。円周をなす大小の定規と螺旋状に穴が開いている3種類の歯車を組合せ、回転の軌跡が模様となって描かれる仕組みは理解できても何故か神秘的に思えて夢中で幾つも書いてしまいます。パーツの選択次第で決まると言うか、描き出される完結した模様とか途中で止めても絵になる模様や着色は本人の感性と言うしかありません。この模様を陶芸作品へ直接取り入れることは無くても曲線や線の交わりを参考にするとか平面デザインを立体的な視点で想像を膨らませれば面白い物体が生まれるかも知れません。今後も遊び感覚で利用すれば、その時々の模様からアイディアが得られると思っています。


平成25年1月20日(日)  チェーンソーの整備術を学ぶ

「いちのせき薪の会」の例会が陣の里で行われました。これまでは、欄梅山いこいの森を会場に伐木ボランティア行っていましたが、諸般の事情で当分の間作業が出来なくなったことから、今月はチェンソーの整備に関する講習会を行うことになりました。伐木するにもチェンソーが調子良く働いてこそ安全かつ効率的な作業ができます。ところが我々素人集団の大半は、普段から手入れを怠っているうえに調子が悪いとか切れ味が悪いと感じつつも整備方法やコツが良く分からないというのが実態かと思います。そこで、今回はチェンソーに詳しい方が講師役となり、会員が持ち寄ったチェンソーを分解しながら構造やチェック箇所を教えてくれました。例えば、部品の磨耗・変形等による部品交換の判断目安、木屑の詰まりやフィルター類の汚れ除去法、目立て(研ぎ)、エンジンの回転数やオイル孔の微調整等、機械類を使いこなすには沢山やるべき項目と技術の習得が必要になります。林業のプロは作業後に必ず整備を行うようですが、我々も愛機を自慢できる程の整備術を見に付け安全な作業に努めたいと思っています。


平成25年1月15日(火)  ヤカンのお湯 いくらお得なの?
 薪ストーブを焚いている期間(10月~4月までの約7ヶ月間)は、常にヤカンでお湯を沸かしポットに入れておくことを1日に何度か繰り返しながら接客用のお湯と食器洗い用に利用しています。これ等の努力がどの程度ガス代の節約になっているのか気になっていたので、今回ガス使用量と水道料金から大雑把に試算してみました。水道の平均使用量が15㎥/月(500ℓ/日)でガス代が10,000円/月(330円/日)程度とし、洗濯やトイレで5㎥、お風呂や料理で10㎥のうち1㎥/月(33ℓ/日)を薪ストーブで沸かしていると仮定します。10,000円÷9㎥≒1,100円/㎥となり、7ヶ月間でみると約7,700円のガス代節約になる計算です。お湯の温度に関係無くガスの使用量(料金)から求めたもので金額は正確でないとしても、涙ぐましい家計への協力(言い訳を含め)と併せLPガスの節約で二酸化炭素排出削減に貢献した自己満足として、目安程度に認識できました。石油ストーブの灯油代や電気料金が節約できる一方でチェンソーや燃料、薪運搬費用等も計算すれば、今のところ本当のことは分かりません。


平成25年1月6日(日)  朝日を浴びた昔硝子の小瓶

 新年を迎え穏やかな日が続いています。窓辺にある、歪んだり小さな気泡の入った昔ガラスの小瓶に朝日が当たって輝いていたので写真を撮りました。ガラスとしての性能はそれほどで無くても現代ガラスと違って力が抜けたような味わいを感じます。正確な左右対称では無い(人間の顔も非対称)から落ち着くというのか安心するのでしょうか。陶芸も同様にキッチリした作品だけでは堅苦しく感じることもありますし、かと言ってダラーとした締りの無いのも困ります。また、ガラスを見ていて陶器にも「光と影」を意識した器形や釉薬を積極的に取り入れたら面白いのではないかと思いました。今年は「感じて考える そして実行」を意識してみたいと思います。


平成24年12月31日(月)  今年もお世話になりました

今年も多くの方々と出会い、コーヒーを飲みながら楽しい時間も過ごせました。そして当方がお客さんから暖かい励ましの言葉も多く頂きました。継続は力なり。力の源泉はお客さんから頂いているような気がします。ありがとうございました。

陣の里のギャラリー兼交流ペース内は、旧真滝中学校技術室の部材を活用していることもあり、若い人たちは工場みたいで面白いとか、年配者であれば懐かしく思う鉄車輪は動力源として利用されたもので、蒸気機関車の動輪のように反動を利用する「はずみ車」になっており少しの力で長く回転しています。レトロな機械類も展示している陣の里全体をパッケージとして捉えた方向性は、人が人を呼び地域交流が盛んになることと併せて魅力や情報の発信基地となる空間の提供を考えています。そのためにも年々楽しさ溢れる地域交流の拠点(陣)と静かな自然環境下でのリラックスした時間(里)を過ごして頂ける空間提供を充実していきたいと考えています。来年もよろしくお願い致します。


平成24年12月24日(月)  自己との格闘 ガラス拭き

今年も残り僅かになってしまいました。交流スペースや工房の掃除は毎朝行っていますが、大掃除には恐怖の窓拭きが加わります。サッシ窓であればガラス面も大きいのでワイパーでサッと水切りして済みますが、昔ながらの木製の窓枠のガラス拭きは大変です。1枚につきガラスが6~8分割されているのでワイパーでも効率が悪いうえ木枠の周りは水切りが上手く出来ないので汚れが残ってしまいます。そこで、今年は新聞紙をクシャクシャに丸めて磨いてみました。ワイパーよりも更に大変な作業で肩がだるくなりましたが、仕上がりは木枠の隅まで綺麗に拭き取れるうえガラスにワックスを塗ったようにピカピカに輝いて気持ちが良いです。天気の良い日の朝から1日がかりの大掃除となりました。毎年気持ちが折れそうになりますが、お客さんにはガラス越しに景色を楽しんで貰いたいので頑張っています。


平成24年12月19日(水)  起業家スクールで陣の里の夢をプレゼン

「夢の国東北プロジェクト 沿岸地域縦断起業家スクール」(10月28日の日記参照)が気仙沼を会場に開催されました。今回の参加者へは「夢を1枚の企画書に纏める」宿題が課せられていました。私は、ホームページの内容を改良すれば企画書が簡単に出来上がるものと甘く考えていました。開催の1週間前になって作成し始めたところ、陣の里が目指すイメージが伝わることを第一条件に、強調すべき箇所の配色にも気を配り印象に残る企画書を意識し始めたとたんに手が止まってしまいました。陣の里の事業開始からこれまでの間、頭の中で構想を具体的に考えていたつもりですが、夢は漠然としたものだったようにも思い反省しました。それでも文章を少なく写真や図表を多用し、聞く側でイメージを膨らませるような構成に努め、最後は口頭で熱意を伝えることにしたのが写真の企画書です。

発表当日、先生から「今回の企画書の出来栄えが問題ではなく、皆さんから多くの意見や感想等を頂き、企画書の諸事項を日々具体的に充実させていくことが重要」とのお話しがありました。ごもっともなお話しで、これからが本当のスタートにも思いました。今般の起業家スクールに参加して、沿岸地域のみならず多くの方々と「夢」を語り(聞いて頂き)意見交換できたこと、そして頑張っている方とお知り合いになれたことも大きな収穫になりました。改めて「陣の里」の夢を叶えたいと決意した次第です。


平成24年12月9日(日)  それぞれの灯り

 陣の里ギャラリーの模様替えをしました。今回は、引っ越して3年間段ボール箱に仕舞い込んでいた自作の灯りやランプ類を展示することで大人の雰囲気?を重視してみました。夕方になって少し暗くなってきた頃を見計らい、薪ストーブの前でコーヒーとジャズを聴きながら個々の点灯実験をしたのが写真です。例えば、糸車や針金の骨組みに和紙を張った灯り、古木にオレンジ色のシェードを付けたもの、陶器の油壺に特注した拭きガラスのホヤを乗せた石油ランプ(芯を上下させる金具は真鍮を削り出し)、その他にも骨董品の吊りランプ等も飾りました。石油ランプや蝋燭の炎の揺らぎ、電球ランプのオレンジ色の灯りはLEDとは違った暖かさを感じるので大好きです。食器類以外にも炎や灯りに関する陶芸作品を増やしていきたいと思っています。


平成24年12月2日(日)  親子で愛犬に捧げる陶芸体験

 親子3人で陶芸体験にいらっしゃいました。今回の日記では、このような陶芸もありだなぁ~と思ったので紹介します。お父さんは大学生時代に陶芸をやっていて、20数年ぶりと言っていましたが曲線の出し方が上手いと思いました。6歳の男の子とお母さんは初めてということで、作業手順や基本的な注意事項を説明したうえで作品のイメージを練って頂こうとしたところ、即答でお墓を作りたい、線香立てを作りたいと言ったので私の頭は?状態です。話を伺うと、最近14歳の誕生日直前に愛犬が亡くなったのでミニチュア版の墓石や水飲みの器等を作りたい旨でした。犬が水を飲みやすい高さや厚手の口辺にもこだわり、また犬が散歩をしているような足取りを肉球で模様付けして丁寧に仕上げました。家族の一員としてどれ程愛情を注いでいたのかが伺えます。心打たれるお話しであり、作品のジャンル等は無限大にあることを当方が学んだ(体験した)時間だったような気がします。


平成24年11月25日(日)  環境問題に関する勉強会

以前(10月21日)の日記で紹介したIEL(一関地球温暖化対策地域協議会)が主催の勉強会が陣の里を会場に月1回のペースで、コーヒーを飲みながらリラックスムードで開催されています。曜日、時間帯、テーマも毎回工夫しながら多くの参加者を呼びかけています。今回のテーマは「気候変動」です。地球規模の話しから一関の近年の気候変化、さらに今年の特徴でもあった厳しい残暑が例年と違う理由や数値変動を気象・海象のメカニズムから図解で分かりやすく説明して頂きました。講師は地元一関で農業を営む方で、例えばその地域に伝わる○○の種は何時頃撒けば良いという言い伝えを数年間の気温観測と分析によって種まき等を実践しているそうです。次回の勉強会は、「一関星の会」の方が講師となり「太陽の黒点活動と地球規模の気候」についてです。説明のみならず今年の金冠日食の写真展示や太陽を観測する望遠鏡も覗けるそうです。今から楽しみにしています。


平成24年11月18日(日)  間伐材の有効活用を探る講演会と製材の実演

いちのせき薪の会が主催するイベント開催に当たって、市広報や新聞等で参加を呼びかけたところ大勢の方に参加して頂きました。当会が、岩手県南広域振興局の「木質バイオマス利用拡大促進事業に係る企画提案型委託事業」へ提案した事業内容が採択されたもので、第1部が東北大名誉教授の新妻先生による「エネルギーの地産地消と里山の再生」に係るご講演、第2部はチェンソーを使用した間伐材の製材実演及びチェンソーアートを行いました。ここではチェンソーによる製材を紹介します。

薪を調達するために山仕事をしていると、太くて長い大木を切り倒した時に「一枚板に製材してテーブルの天板に利用したい」と思うことが多々あります。しかし、大木を山林から搬出するためには持てる重さ(長さ)に玉切ってしまうのが一般的です。そこで開発した単純構造の治具にチェンソーを取り付けることで、切り倒したその場で板や柱に製材してしまう考えが浮かびました。こうすれば比較的軽く長物の状態で搬出することが可能になります。「燃やす以外の発想と治具の製作」が浸透すれば間伐材の有効活用と拡大に繋がると考えたのです。ベンチや物置小屋など作ってみたくなりました。


平成24年11月11日(日)  花泉コミセンライブ ジャスやブルースを堪能

JR花泉駅前のコミュニティーセンターに於いて、5名のミュージシャンによるブルースやジャズそしてオールディーズまで幅広く、しかしながらプロの演奏家ですから一瞬にしてハートを鷲掴みにされてしまう程の艶のあると言うのか表現の仕方は分かりませんが素晴らしい音色を存分に楽しませて頂きました。中でも、地元花泉町が生んだブルースハープ(ハーモニカ?)奏者の金野昌(推定年齢30歳)さんは、映画「ディアドクター」にも出演している方で、地元出身という色目を一切排除しても、凄い・カッコいいーを連呼するしか言葉が出てこないような演奏に魅了されました。直に耳で聞き取った音、演奏テクニックそして感動を言葉では表現し難いものですが、東北人らしい?はにかむような仕草をしつつも演奏に入ると野生的と言うのかハングリー精神剥き出しにしつつもボーカル等との駆け引きというのか、でしゃばらず引っ込み過ぎず・・・・。私の語彙では限界です。とにかく感動したことを書きたかったのです。一関市花泉町老松出身の彼、注目株だと思います。

 写真の右がブルースハープの「金野昌」さん、左が群馬県出身のブルースシンガーの「ホリケン」さんです。


平成24年11月4日(日)  未来の商店街から甦った商店街になーれ

先週の日記で触れたセミナーの参加前に、陸前高田にある未来の商店街で昼食をとりました。小物雑貨、カフェ、食事処などプレハブのお店が6~7件くらいあったように思えます。眠くならないようにと思いカフェで軽く済ませることにしました。中は外見と違ってなかなかお洒落です。○□会社から提供されたという透明のコンテナのような物で増築した空間に白いソファが置いてあって、有効利用、間に合わせなんていうレベルを通り越しセンスの良い明るい内装とくつろげる空間でした。ボランティア活動をしているような若いお客さんで結構賑わっていますし、女性の店員さんも明るく接客しています。震災前は市役所の近くでカフェをしていたそうですが、流されてしまったようです。この商店街は海から3kmくらい山側に入った場所ですが、津波が気仙川付近を遡上してきたという話しを聞きました。どれだけ物凄い津波だったのか想像するだけで恐怖を覚えます。なのに、皆さん元気で明るく接してくれます。本当に強い人達です。1日も早い復興を願うばかりです。


平成24年10月28日(日)  どんな夢でも実現する特別公開講座へ参加 熱気ビンビン

復興庁が後援している「夢の国東北プロジェクト 沿岸地域縦断起業家スクール」の陸前高田を会場とする講座へ参加してきました。対象者は被災地復興のため東北で起業を目指す方、新たな事業に取り組む方、地域の魅力を全国に伝えたい方、地域の活性化に取り組む方などで、地域のみならず全国とつながりをつくり、夢を実現する方法を実践的に習得するものです。また、お互いのノウハウやアイディアを持ち寄って協力し合いながら地域資源を最大限に活かし、「夢を実現へ」と創造していく場となっています。「個々の人間が諦めないで夢が実現するまで頑張る」当たり前のようですが奥が深いのです。

大槌町で旅館を営む女将は、自分の旅館の再建でも大変なのに、町全体の復興構想を提案し、共感する県の方がイメージを絵や写真使って資料にまとめ、アメリカで講演してきたそうです。魅力ある地域に戻したいという熱意がビンビン伝わってきます。

陸前高田で印刷屋を営む方は、家族が分散し娘さんが東京で暮らしている。街をどのように再生できれば、家庭の基盤をどのように築けば娘が安心して早く戻ってこられるのか。「娘と一緒に暮らしたいという夢」を叶えさせてあげたい。何とかしてあげたい。

会社の重責を担う男性は、家族を失い気落ちしながらも会社の再建を優先させ、目処が立ったところで辞職し、新規にトレーラーハウスでの宿泊業をめざしている。悲劇を思い出したくないので前だけを向いて頑張りたいと言っていました。

写真は懇親会参加者です。多くの方と名刺交換し、互いの夢、現在取りかかっている事業等を話す機会がありました。熱い思いが伝わってくる方々ばかりです。

次回(12月)は気仙沼での開催に参加する予定です。夢をA3用紙1枚に、キャッチコピー、事業の背景、ビジョン、コンセプト、特徴、終始計画、今後の課題等を纏め発表する宿題がありますが、前述したような方々が多いのでワクワクしています。

そもそも、地元の1年後輩が30数年ぶりに突然陣の里へ尋ねて来て、特別講座のお誘いを受けたのがきっかけです。人との出会いや思いやり、ご縁を大切にしていきたいです。


平成24年10月21日(日)  陣の里が自然エネルギー見学コースに

自然エネルギーと言えば太陽光、風力、バイオマス、地熱等を思い浮かべますが、「知識」だけではなく「実物を見る・体感する」ために一ノ関地球温暖化防止対策地域協議会(IEL)が主催の「自然エネルギー見学会」が行われました。バス1台チャーターし、一ノ関近郊で自然エネルギーを活用している施設・設備類を1日で巡るものですが、最初に陣の里で「薪ストーブ」を、次にJR平泉駅で「太陽光発電」、黒滝温泉で「木質バイオマス発電」、最後に照井土地改良区で「小水力発電」を見学し、導入者の体験談や運転管理員から説明を受ける内容となっています。

参加者(約30名)が到着すると、外ではズラーッと並んだ薪棚と1シーズンの消費量の説明を済ませ、交流スペースに移動してからは薪ストーブ導入の経緯、山に入っての伐木、運搬、薪割り、棚積み乾燥、焚き方のコツ、ストーブやチェンソーのメンテナンスまでを一連として、魅力や苦労話し、安全管理、コスト面等について説明をしました。何よりも「おもてなし」として、今シーズンの初焚きを当日に合わせ、揺らぐ炎と心地よい暖かさは実感して頂けたと思います。一方で薪割りの苦労も感じて頂きたかったのに次の見学先へ行ってしまいました。これでは1/2の体感ではないのか? 近日中に一ノ関ケーブルテレビやIELの会報等でも紹介・報告されると思います。


平成24年10月14日(日)  ヤマガラがエゴノキの実を食べに

野鳥とか野草に詳しい方から、ヤマガラと言う頭部が黒っぽく腹部が茶色のスズメに似た鳥(学習能力が高いので芸を仕込む事もでき「おみくじを引く小鳥」と言えば想像付くでしょうか)がエゴノキの実を好み、足元に実を置いてキツツキのように突いて食べる話しを聞き、面白そうなのでここ数日観察してみました。鳴き声はジージージーと聞こえます。とにかく落ち着きの無い鳥のようで写真に収めるのは難しく、結局実だけの写真になりました。

そこで、エゴノキの名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激(皮にはサポニンという毒性)し、「えぐい(えごい)」ことに由来しているようです。そんな実を食べるヤマガラも偉いものです。エゴノキは、下向きに咲く白い花が可憐なことから庭木としても親しまれ、各地での呼び名があるようです。当地方では「ズサの木」と言います。材は粘り強いので、火であぶって曲げ、「背負い籠」や「輪かんじき」などに利用されたそうです。知人の一寸した話から始まり動植物の関係、生活の道具類等を少し勉強しました。


平成24年10月7日(日)  第2回 母と女性教職員の体験陶芸

 今年も母と女性教職員の体験陶芸が行われました。学校の先生であり、子育て奮闘中の母親として二役をこなす、忙しくて一番大変な時期を頑張っている本当にたくましい?女性達の交流企画。世間話をしながらも、食器等を家庭で日常使いしているイメージを膨らませた作品は、丸みがあって温もりが感じられます。

続いて、本来の目的かもしれない「おしゃべり」、いや情報交換の開始です。今回、甘さ抑えぎみのカボチャ入りの焼きプリンを提供して頂いたお母さん、ありがとうございます。本当に美味しかったです。プリンとコーヒーを頂きながら、生徒の母親達と子育ての悩みごとや、ドラマになりそうな問題を乗り越えた話し等、同調しつつも冷静な視点で分析している感もあり、さすが先生。たまには先生を忘れ、自分の息抜きのために陣の里へ遊びに来てください。


平成24年9月30日(日)  薪の壁 斧一本で割り続けています

早いもので明日から10月です。あと2週間もすれば薪ストーブを少しずつ焚き始める季節になりました。早い人は数日前から朝晩焚いているようです。薪ストーブ自体は暖かく揺らぐ炎に癒されますが、原木の調達~玉切り~薪割り~積重ね(乾燥)までの作業が大変で、時間も労力も要ります。今シーズン用の薪は1年以上前から乾燥させて準備しています。そして、今年の3月頃からは来シーズン用の薪作りを空き時間にコツコツと斧1本で割り続け、現時点で長さが80mを超えました。一般的に薪棚の大きさを6尺四方(1.8m×1.8m)として、体積換算でも約40棚分用意したことになります。

一方、燃やす量を1棚で約1週間として、一ヶ月4週間×7ヶ月計算でざっと30棚近く焚きます。我家は薪ストーブが2台あるので、倍とまでいかなくても40数棚は必要になります。今後も薪ストーブを続けるには、修行僧になった気分で同量程度の調達と薪割りを繰り返さなければいけません。こんなはずではなかったのに・・・。

写真は、約40m(10m×4列)分です。



平成24年9月23日(日)  くりはら万葉祭 感動をありがとう

 「第5回くりはら万葉祭」が宮城県北の栗原市に位置する「風の沢」にて開催されました。野焼き(巨大なオブジェと土器類)、パフォーマンス(今回はキャンドルアート)及び芸能の3部門が同時進行し、「美」を強く意識しながらも参加型の楽しいお祭りが特徴だと思います。ちなみに、主宰の口癖は「美しく」です。

野焼きは、3.11の震災で亡くなられた方々へ祈りを捧ぐオブジェ(約4m)が炎で包まれるくらい皆でガンガン薪を燃やすことで供養します。一方、その脇では子供達が作った微笑ましい土器類は慎重に焼かれ、翌日の窯出しから当分の間展示されるようです。パフォーマンスでは、球形や円柱状の色も大きさも様々なキャンドルの炎が揺らめく幻想的な雰囲気(特に夕方以降)に包まれながら、巨大キャンドル(直径50cm高さ約1.5m)を作るためドラム缶にロウを入れて焚火で溶かし様々な顔料で色付けして何層にも流し込む作業を黙々と繰り返します。出来上がった200kg以上もある巨大キャンドルに火を灯したときは作家も安堵した様子でした。芸能部門では、盛岡のさんさ踊り、弘前のねぷた、琵琶や和太鼓の演奏、神楽等が次々と披露されました。観客も踊りの輪に入ってワンテンポ遅れがちの動作に若干滑稽さを感じますが、そこが参加型お祭り良いところで会場が大変盛り上がりました。ねぷたは「ヤーヤドー」「ねーぷたーのもんどりこ」「ヤーレヤレヤーレヤー」の腹の底から絞り出すような魂にズシンと響く掛け声にも感動しました。本当に見どころの多い祭りです。


平成24年9月16日(日)  お宝発見 その3 (新たな番付表や相撲雑誌等を発見)

陣の里のホームページを見た地元の新聞記者から、約100年前の番付表(8月19日の日記参照)関連の取材を先日受けました。今回は、一番古いのが江戸後期(安政5年?)と思われるのが1枚、大正3年~大正10年頃までの番付表が十数枚、大正8年~大正12年までの「武侠世界 相撲画報」が十数冊、四股名の入ったまわしや写真類、更には相撲界の幹部?から陣の里あての封筒も残っていたのでお見せしました。記者は相撲にも詳しく、相撲雑誌に一関出身の力士「宮城山※」の記事を見つけて、いろいろと教えて頂きました。番付表や雑誌の年代から推測すると、宮城山と陣の里の活躍した時期が一部重なっているような気がします。そんなこともあって番付表や相撲雑誌を購入したのかも知れません。

屋号にしている「陣の里」関連で敬老の日のタイミングで新聞に取上げて頂き、60年以上も前に亡くなった曽祖父も喜んでくれるのではないでしょうか。今後は、貴重な資料の調査、保存や展示等を検討していく必要があると思いました。

※「宮城山」は一関出身の第29代横綱。大正5年に入幕、昭和6年に引退。


平成24年9月9日(日)  焚き火を楽しんでいます

今年の夏の夜は星空を眺める機会に恵まれ、7月下旬から約2日に1回のペースで夕暮れに焚火でお湯を沸かしコーヒーや焼酎を飲みながら星空を眺めています。星座に詳しくありませんが頭上にある夏の大三角形は分かります。1点が白鳥座の尾っぽのデネブ、他の2点が織女のベガと牽牛のアルタイルです。ただ星を眺めているだけでもハヤブサや火星探査、ブラックホールやダークマター、更に地球外生物(宇宙人)は存在するのか等の宇宙の神秘を妄想しながら眺めていました。

先般、陣の里で焚火を囲んでの宴会を企画し呼びかけたところ、十数名の仲間が飲み物や食べ物を持ち寄っての大宴会となりました。その夜は知人が天体望遠鏡を持って来たので、月のクレーターを鮮明に見ることができて皆さん大変喜んでいました。今後は焚火と星空観察をセットにした企画もして、更にお酒を美味しく楽しく飲もうと思っています。


平成24年9月2日(日)  祝バイパス開通 当分の間陣の里が・・・

 昨年の春に開通予定だった国道284号線真滝バイパスが3.11の大地震で盛土区間の路盤が崩壊し、復旧工事に約1年半を経て先月開通しました。これによってJR大船渡線真滝駅前の直角カーブと急勾配の坂道も解消されたので、通行の安全度は増したと思います。一方、両端の旧国道との取付部は残工事中ということもあり、陣の里へのアプローチが若干分かり難くなりました。先日のお客さんは、新規に設置された信号を曲がらずに通過してしまい、Uターンして来ましたのでお気を付けください。①一関駅方面からは、水口バス停付近に新設された信号機を左折の左折になります。②気仙沼方面からは、真滝駅の約400m手前から右折して頂ければこれまでどおりです。残工事が終了するまでの間、もう少し我慢です。


平成24年8月26日(日)  お宝発見 その2(相撲四十八手図解)
 今回は、大きさが新聞紙大の「大相撲四十八手図解」の紹介です。両国にある相撲繪(現在の相撲協会)が版元として大正6110日に発行されたものです。技が「投げて」「掛け手」「捻り手」「反り手」の四分類あって、それぞれ12手ずつ図解されています。投げ手であれば誰もが知っている上手投げ、下手投げ、出し投げ、掛けて手は内掛け、外掛け、捻り手は引き落とし等がありますが、反り手は馴染みの薄い技が多々ありました。例えば「きぬかつぎ」という技は、力士を肩に担ぎ上げて、おりゃーって投げるような相当な腕力とタイミングが重要な大技のようです。相撲四十八手という言葉は知っていても、分類や個々にはどのような技があるか等、今回のお宝発見で初めて分かりました。素人的には、立会いで相手の目の前で両手をピシャリッと叩いて驚かす「ねこだまし」という技がありますが、「小技四十八手」?なる図解もあれば楽しいのにな~と思いました。



平成24年8月19日(日) お宝発見 その1(番付表) 

実家の屋根裏部屋にある古い箪笥の中を探していたら、丸まった番付表が出てきました。しかも「陣の里」が西の前頭(下段左から4番目)にはっきりと書かれている番付表です。開催地は不明ですが大正2年10月(約100年前)に行われたもので、北は青森にはじまり、盛岡、仙台、東京、新潟、名古屋、南は大阪までの力士達によって木村とか式守が行司を行った正式な相撲だったように思います。

我家にとってのお宝大発見ですが、偶然にも3軒お隣に表具師が住んでいたことにも驚き、何かの縁を感じ直ぐに表具をお願いしました。汚れを水洗いし、裏側に薄い和紙を張り、補強としわ伸ばしに細心の注意を払いながら根気強い作業のようです。番付表の大きさに合わせて額縁も作って頂きました。「陣の里」を屋号にしていますので目立つところへ大事に飾ります。相撲関係によらず他にも当時のお宝が出てきましたので、別の機会に紹介したいと思います。


平成24年8月5日(日) グラジオラスが元気に咲いています 

昨年の11月に水仙の球根を沢山頂いた中にグラジオラスも混じっていたようです。あまりにも沢山頂いたので何の球根かも分からず適当に植えたうえ、後の庭工事で結構踏みつけたのですっかり諦めていたところ、夏になって急成長して今では元気に花を咲かせています。花図鑑によると、名前の由来は葉の形状からラテン語で「小さな剣」を意味するようです。花言葉は「華やかな恋」だそうで、背筋をツンと伸ばし艶やかな様を見ると言い当てているような気はします。陣の里花壇には夏場に咲く花の種類が少ないので増やしていきたいと思います。


平成24年7月29日(日) 気仙沼に作品をお届けに行ってきました 

陶芸体験を通じて気仙沼の仮設住宅に住む方々と地域住民との交流を図る企画(624日の日記参照)で作陶した作品が焼きあがったのでお届けに行ってきました。所用で少し遅れて会場に到着したのですが、皆さんが展示用のテーブルに白いクロスを掛けて準備万端で待っていました。本当に心待ちにしていたのが分かります。早速作品を展示し、出来栄えを見て頂くとともに個々に感想を一言ずつ述べて頂きました。思っていた以上に良くできたというのが全体感想で安心しました。また、全てを津波に流された方は、仮設住宅での生活は頂き物の食器で食事しているが、自分が作った食器や花器を日常使いできることを大変喜んでいました。「財産」を少しずつ増やしていく楽しみと、今後の励みにしたいと言っていました。


平成24年7月22日(日) 夏休み親子陶芸教室がスタート

今日から「夏休み親子陶芸教室」がスタートしました。今回は地元の子供会ですが、参加者(子供38名、親を含めると約60名)が多くて陣の里に入りきれないため小学校の体育館をお借りし、陶芸の材料や道具を一式運び込んでの出張陶芸となりました。

粘土を叩いたり伸ばしたりして丸や四角形、皿やお碗状のイメージする形ができたら、ハンコを押したり模様を付けて楽しい作品に仕上がりました。その間、形作る過程で粘土に空気を巻き込まないように、また質問に答えるため体育館内を1時間くらい走り回っての指導となりました。秋には小学校で開催される展示会に出品するため、焼き上がりを楽しみにしていました。


平成24年7月15日(日) 今年も夏休み親子陶芸教室を開催します! 

  今年も「夏休み親子陶芸教室」を722日(日)~99日(日)まで、陶工房陣の里にて開催します。

時間は午前の部が10:0012:00、午後の部は13:3015:30です。粘土1kg2,000円(釉薬、焼成込み)で概ねマグカップが2個できます。電話(0191-48-3376又は090-2304-4149)又はメール予約のうえ是非体験してみてください。 

なお、陣の里の特徴は、赤白2色の粘土と何種類かの釉薬が選択できますので色合いのバリエーションが広がります。例えば、下地となる赤色の粘土は渋みのある作品に、白色粘土は明るい雰囲気の作品に仕上がりますので、焼きあがりの色合いをイメージして作陶する楽しみがあります。


平成24年7月14日(日)  素敵なステンドグラス

 知人宅でお茶会をしようという話になり、お邪魔してきました。玄関から中に入った目の前が20畳位の応接フロアになっていて素敵な調度品がスッキリと並んでいました。昔ながらの日本家屋で黒く煤けたような太い梁が見えるのですが、どこか洋風の落ち着いた雰囲気が漂う空間でした。中でも私はステンドグラスが気に入りました。デザインも素敵ですが、背景の光線の強弱や色具合が時間とともに変化していくのです。偶然なのかも知れませんが、デザインと色変化がマッチしているように思いました。洗練されたデザインは誰が見ても心安らぐと思います。私ももう少し無駄を削ぎ落とした作品を作りたいと思います。


平成24年7月1日(日) 幸せの増幅 星に願いを 

回覧板に挟まれた滝沢小学校からの月次報告に「幸(しあわせ)」の記事がありました。内容は、「幸」という文字はこのままでも逆さまにしても裏返しにしても「幸」と読めます。縦半分に切っても横半分に切っても鏡に映してみればやっぱり「幸」と読める凄い漢字で、裏表、分け隔ての無いことが幸せを増幅していく旨紹介されていて、へえ~と思った次第です(世界遺産の「平泉」の幟があちこちではためいていますが、表裏どちらからでも平泉と読めることは知っていましたが・・・)。

7日七夕の夜、皆が幸せになりますように、また一日も早く震災復興が進むように皆で夜空を見上げ願いませんか。


平成24年6月24日(日)  陶芸を通じて仮設住宅の住民と地域との交流(気仙沼にて)

2年前、陣の里のイベントで大変お世話になった気仙沼に住むHさんの家が3.11の津波で流され、現在、仮設住宅に住んでいます。少しでも恩返しできればと思い体験陶芸を企画し、今回は仮設住宅と地域住民との交流を図る目的で自治会主催による開催となりました。参加者は16名で初めて陶芸を体験した方が多く、作陶に集中しながらも時々笑い声が聞こえる楽しい雰囲気でした。Hさんは、津波で全てを失いゼロから立ち上げる生活をしている今だからこそ、手作りの茶碗や花瓶など少しずつ物が増える楽しみ、地域住民との交流から感じる心の温かみも全て「財産」であり、物心の両面から生きて行く励みになる旨しみじみ語っていました。


平成24年6月16日(土)  自作の花器へフラワーアレンジメント

「花と泉の公園」で行った陶芸体験(4月8日の日記参照)の作品が焼きあがり、今回は、自作の花器へ花を植えるコースとプリザーブドフラワーを飾り付けるコースの2教室が開催されました。焼けた作品をお渡しする際、喜んでもらえるかどうか心配でしたが、皆さん気に入って頂けたようなので一安心しました(中には花器よりも菓子器にしたいという方も)。写真の子は小学2年生ですが、押印を施した自作の花器へ指導を受けながら飾り付をするものの、最後まで本人の感性で仕上げた出来栄えには驚きました。私も色彩感覚とかをバランスを大事にしていきたいと思います。



平成24年6月9日(土)  暮らしの手作り展 古民家がギャラリーに

奥州市江刺区の田園地帯にある古民家を改修したギャラリー「風知荘」にて、作家16名による木工や古布を使った人形や衣装、手すき和紙、つる細工、トンボ玉、陶器等を展示販売する「暮らしの手作り展」が開催(毎年6月の第一週目?)されました。庭の草木も手入れがなされ素晴らしい雰囲気に包まれた空間で、手作りの温もりが感じられる作品、楽しい作品が沢山ありました。また、作家さんから作業工程やエピソードなどを聞きながら品選びができるのも魅力の一つです。興味ある方、是非、来年お出かけしてみてはいかがでしょうか。


平成24年6月2日(土)  津波被害者を励ます女子会

気仙沼へ嫁いだHさん(旧真滝中学校のOG)の家は、目の前が海で本当に徒歩50歩くらいの所にありました(実際に行って来ました)。3.11の震災当日は一関へ仕事に来ていたので助かりましたが、津波で全てを流されてしまい、現在は仮設住宅で暮らしています。昨年の今頃、中学時代の同級生が激励の女子会を企画し、開催場所は陣の里でという依頼があったものですから、実現できてホッとしました。美味しそうなお弁当やサラダ、食後のケーキ等を持ち込んでのお食事会には、遠くは埼玉からも駆けつけたようです。また、恩師も見えられ、何十年ぶりの再開に大変喜んでいました。
 故郷の友とか絆を感じられる心温まる
1日に居合わせて頂き、嬉しく思いました。


平成24年5月27日(日)  地域伝統文化「鳥舞い」に感動

東中学校の運動会が晴天の下に行われました。一番の関心事は、真滝地区の伝統芸能「鳥舞い」を全校生徒によって40年以上も踊り継がれているのを見ることでした。近年は、地域学習の一環として小学校4年生から鳥舞いを習い始めているようで、中学1年生に成り立てでも、また少ない練習時間でも体に染み付いたものは直ぐに思い出して踊れるとのことでした。一方、踊っている生徒達からすれば、ジャズダンス等と比べたら鳥舞いは地味で楽しくないと思っていることでしょう。しかし故郷を離れたとき、または時を経て故郷に戻ったときに鳥舞いを見て、曲を聴いた時には懐かしさと郷土の温かさのようなものを感じると思います。



平成24年5月19日(土)  地図の勉強で小学生が訪れました

ポカポカ陽気で気持ちの良い日に、地元の小学3年生25名が訪れました。地図の勉強で駅、郵便局、駐在所、幼稚園、中学校等の公共施設を巡りながら白地図に位置をプロットしていく内容で、中学校の目の前にある陣の里へも立ち寄ってくれました。

旧中学校の木造校舎の部材を活用した建物内では、展示している足踏みミシンやタイプライター等をいじって喜んでいました。外では満開の芝桜の前で記念写真やお茶を飲む者、じゃんけんゲームを始めたりとても楽しそうに庭を動き回っていました。どの子も元気で笑顔が素敵でした。

給食時間までに小学校へ戻るため、30分程度の立ち寄りとなりました。今度はゆっくりと遊びに来てください。



平成24年5月14日(月)  芝桜が満開

陣の里の芝桜が満開です。グランドカバーとして2年前に約200株を植えた芝桜が、昨年よりも色濃く盛り上がって咲いています。植えた場所の土質も悪条件なうえ1株の間隔が約40cmとスカスカ状態だったのに、2年間で花同士が引っ付いてしまうまでに成長しました。今後は、1年分の成長度合いと配色を考えてドンドン植え替えや株を増やしていきたいと思っています。



平成24年5月5日(土)  ワラ灰作り

陶芸の釉薬材料にするため稲ワラを軽トラ2台分1日がかりで野焼きしました。農家にとっての稲ワラは、セシウム問題で牛の餌にも出来ず焼却処分も予約が取れないほど満杯状況のようで田圃に放置されたまま、もうじき田植えが始まるので困っていました。そんなところへ私が欲しい旨を伝えたところ幾らでも持って行けと言うことでした。燃やした稲ワラは灰になると本当に少なくなる上に、水ひ(何十回も水を取替えてゴミやアク抜き)を繰り返すと2/3程度まで減少してしまいます。1冬焚き続けた薪ストーブの大量の灰が0.3μs程度なので、全体量からしてもワラ灰の影響は無いと思います。夏の天日で乾燥させてから粉末状にする予定で長丁場の作業の始まりです。


平成24年4月30日(月) 季節はずれのクワガタ虫を発見 

小雨が降る中で野良仕事をしていると、足元でノソノソ動く黒い物が見えたので近づいてみたら、間違いなく雄のワガタ虫でした。今年は例年より寒いのに、この時期に何を勘違いして出てきたのでしょうか。泥水が掛かっていましたが、1メートル程先にある薪棚の方へ向かっていたので放っておきましたが・・・。



平成24年4月28日(土)  カタクリの群生 日を浴びて気持ちよさそう
薪の会では市内にある欄梅山憩いの森において伐木のボランティア活動を昨年10月から一月に2回行ってきました。参加者は毎回同じ顔ぶれの5~6名で、伐木量は一人軽トラ約1台分×人数×活動回数≒70台分くらい搬出した計算になるでしょうか?林の中は日が差し込み明るい雰囲気の公園になってきました。そして木立にはカタクリが群生し、下を向いて紫色の花を咲かせています。日が差し込むようになって今後更に増殖し、カタクリでも有名な公園になって欲しいです。今後も会の伐木ボランティアは続きます。


平成24年4月15日(日)  来シーズンの薪割りや野良仕事に追われています

このところ日中の気温が15度前後で推移し、薪ストーブを焚く日も時間数もグッと減ってきました。と言うのも薪が残り少なくなり「もったいない」という理由が先行し出来るだけ焚かないようにしていること。日中焚けば23度近くまで室温が上昇するので無駄なことは止め、4月の寒い日だけ焚く事にして、もうじき終了する予定です。

一方、休む暇無く来シーズン用の薪を玉切りし、割って薪棚に積んで乾燥させなければいけません。薪の量として、縦横1間(1.8m×1.8m)が約1週間分として4週×6ヶ月=24間分(約43m)を斧1本、人力で割ります。実はストーブが2台なので80m超で万里の長城のよう、ほんまでっか(何故関西弁?)と言うくらい薪が必要です。ですから薪が手に入る情報を得れば直ぐ様飛び付き、提供者にお願いする様な自転車操業的な薪ストーブライフに陥っている気がします(こんな状態でも我家では金銭的に灯油より経済的でありエコに貢献していると思います)。本業の陶芸、陣の里全体の環境整備、薪割りに加え草刈り等も始まり、曜日や時間も関係なく動き回る季節となりました。どうせやるなら楽しみながら頑張ります。


平成24年4月8日(日)  出張陶芸教室を担当することになりました

陶工房陣の里も少しずつ知られてきたこともあり、今年は一関市花泉町に在る「花と泉の公園」にて出張陶芸を月1回程度担当することになりました。当公園は、広大な敷地に大型のベゴニア鑑賞室と国内屈指の品種数を誇るボタン園があり、お花に囲まれて陶芸ができる環境は最高です。震災から復旧した今年の41日リニューアルオープンの新企画として、陶芸体験で自分が作った花器(焼成後)にプリザーブドフラワーをアレンジするといった内容のうち陶芸の部を担当します。さらに、当園にて夏の企画として、ビール祭り用のジョッキを自作する話しも並行して進めています。本日は、子供達を含む12名の参加者が作陶に集中しながらも、時々笑いがあって楽しい雰囲気でした