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「宇宙に音楽が欲しい時」
「捧げたい言葉」
「幸せとは」
「摩擦のない布」
「こんな車庫が欲しい」
「七草粥」
「暑い夏」
「セメント塀の臭いのする正月の朝」
「これから一年」
「みんなに除夜の鐘」
「まだ ひとごと」
「いつでも行けるし」
「クリスマス後」
「寂しくなくて いい」
「クリスマスの夜」
「ホワイト’クリスマス」
「本番前 色付け城」
「醤油の絵」
「ファゴット好きの1日」
「冬の温かさ」
「あの夢を」
「雪の上をペロピンきじゅう」
「売られてゆく鮮魚」
「訪ねるべく 合言葉」
「雪降る日の かき氷シロップ」
「歌いたい」
「気分を変えてみたい?」
「早起きは三文の徳」
「冬の落ち葉」
「雪ほろい 一句」
「360度ド−ム構想」
「でこぼこ」
「リクエスト」
「煙突の煙り」
「こんなところにも 癒し」
「夏タイヤギャルが駐車場から雪道に出れないでる」
「寒くなってきたね」
「通学 一句」
「あの雲の向こうに行けない度」
「信号待ち」
「歴史を語る音楽は有りや」
「実をつけたなら また音楽が」
「秋の青空 一句」
「沼の寝床」
「ストレート・ヘア− 」
「神さまからの おみくじ」
「秋をジグソーパズル」
「わが家の広い窓」
「思いつきスト−リ−」
「過去の匂いだと吊られる」
「冬の姿」
「トラック」
「雪虫 多すぎ」
「ガリガリ君 痛恨の一句」
「年末ジャンボ」
「長生き工法」
「バイクに乗りた〜い」
「ダイエットは生きもの」
「チン シャン カン」
「一句」
「雪が降るまでは 」
「小路を挟んだ町内力」
「三丁目のラップ」
「助かろうョ」
「シールを貼られたら」
「共に」
「慣れず 鳴れず 成れず 割れた」
「夜空って どこ」
「ドドンがドン」
「外はコウモリが飛ぶ」
「きらいじゃない きらいじゃない で・・・」
「答えなくとも進んで欲しいことばかり」
「心配」
「札幌 9月」
「日々の希望」
「聞こえてなくっても 拍手は鳴ってる」
「気は心」
「赤トンボの里か」
「星までの旅」
「拍手にあまえたい」
「今年の海」
「鬼灯」

「弘前の一昔前のお盆」
「お盆の空いてる道の活用方」
「スローモーション」
「霧よ もっと強く包んで」
「あなたはみんなの友だち」
「前世の記憶は ひと事」
「今日は僕の中のいつ?」
「神様に」
「秘景」
「連熱」
「ジャズ怪談」
「ひまわりオーケストラ」
「吉田拓郎 夏休み♪」
「今の世の中」
「本番前

戻る

「宇宙に音楽が欲しい時」

宇宙に行ってみたいなら

いろいろな画をまぶたに
描いて行ってらっしゃい

必ず帰ってくるんだよ

青い地球が見える帰り道

そこのボタンを押してみて

その時の君に1曲 演ったから

____________________

「捧げたい言葉」

着地のへたな鳥

何度も飛び立っては
おりたつけれど

着地のへたな鳥

一歩前へ

この言葉
男子から捧げたい

____________________

「幸せとは」

工事現場で
はじかれたセメント片にも

今夜も何億年
変わらぬ星空は
ふりそそぐので

遺跡の面影

博物館の
ガラス箱の中で

静かに眠りたい

____________________

「摩擦のない布」

余る服の袖で
窓ガラスを拭いて
終われば 腕まくり

布巾は どこに?

えっ

あの外の窓の下に
落ちてるのかな?
その横のダンボ−ルかな?
あの通りすぎる方が
マフラーにしてったかな?

聞いたことあります

摩擦のない布の物語でしょ

ヒュ〜

____________________

「こんな車庫が欲しい」

雪降る道に<僕のバイクはなく

ロ−とセコンドの間の空きが
どれだけだったかも
半クラ感も

干す麦わらの匂いに
射す陽の光の中

眠るアフリカツインに

ガソリン臭はなく

____________________

「七草粥」

七草粥

米から炊きあげてくれた妻の
小眠りこける横で

感謝 食

____________________

「暑い夏」

拾い集めた
とうきびの皮

どこに隠した
捨てたのかな

思い出そうには

まだ日にちも
ありましょうし

____________________

「セメント塀の臭いのする正月の朝」

しめ縄から
落ちる実は食べれないと
知っていながらも
正月を知らない雀の朝

なんとなく分かりながらも
今日も散歩に出れて
うれしい犬

大空は青く
いつもこうありたいものと
見上げる暖かい部屋の中の僕

って想定内

____________________

「これから一年」

あ〜

木目を見つめれば
去年の旅の跡

すぎ去れば
そんなモノ

信念があるんですか

いえいえ 僕の中に
テ−マがあります

と これからの

一年を語る キリッ!

____________________

「みんなに除夜の鐘」

通りすがり人に
お気に入りのお宅

の裏に住む人

彼には
なんにでも使える空き地を
あげましょ

手ごろな石ころを
積み重ね

それは 素敵な実

お気に入りのお家に
住む人に
教えてあげましょ

温かなお家では
がんばるミカンが育つ

みんなに
除夜の鐘

ぼ〜ん

____________________

「まだ ひとごと」

名が変われば
生まれ変われる木

そんな木を探しあて

てっぺんまで登り

朝陽を迎える

つもり!

と まだ ひとごと風

____________________

「いつでも行けるし」

クリスマスソングを
聞き足りないなら月に

朝9時
うっすらと雪が降った
半月が見える

あちらでは
これからクリスマスなのに

ここで
おっちゃんこ

____________________

「クリスマス後」

股ずれがなおったよと

みんなに知らせたく

赤い帽子をかぶろうにも

12/27日じゃあ
まだ
紛らわしい日

____________________

「寂しくなくて いい」

なにをするんでも
いつでも
○を2つつければ
寂しくない

ツリーにも
○が2つぶら下がる

こちらを見ていてくれる

____________________

「クリスマスの夜」

今宵は

ギターに
気づかれないように

そ−っと
近づいてみる

メリークリスマス♪

____________________

「ホワイト’クリスマス」

美術館のお気に入りの
絵の中に隠れる僕を
誰も見つけれなかったら
見つけてくれるまで
僕の時間は止まる?

ホワイト’クリスマスの夜

この幸せに

サンタさんにお返しを
しなきゃいけない日なのに

____________________

「本番前 色付け城」

骨組みだけに
なってしまったお城に
お手伝いさんが迷いこみ?

あちらにも こちらにも
引っ掛かって
ブラブラ ブラブラ

こんなにも沢山

透ける城に
骨組みのわけ

まっ赤な夕焼け

それは
サンタ城

____________________

「醤油の絵」

醤油を絵にかいたらどんな絵

造藏の絵が歴史を語る

醤油から持ち上げた
刺身から滴る

白いご飯にかけるなんて
昔の朝ごはんの話さ

絵にもなりゃしない

____________________


「ファゴット好きの1日」

リンゴの木の下で
ファゴットのゆるキャラ

あなたはリンゴの木ですか

いえ僕は
ファゴットの木です

じゃなくって
ファゴットです

ファゴットって
バラバラにして束ねて持つと
薪拾いのように
見えると聞きました

バラバラになってみてください
ファゴットのゆるキャラさん

それは出来ません

すみませ〜ん

____________________

「冬の温かさ」

みんなが西陽の長い影を作る

僕一人こちらを振り返り
スト−ブ前に忘れた
靴下を思っても

影は振り返らない

温まった靴下をはく時
おばあちゃんを思い出すネ

____________________

「あの夢を」

あの屋根の上は何度も飛んだ

だから 何度も
その夢をみる

また 飛べば

夢をみれる

____________________

「雪の上をペロピンきじゅう」

ペロピンきじゅう
雪の上を歩く

ペロピンきじゅう
もう一人歩く

ペロピンきじゅう
百人歩いた

ペロピンきじゅう跡

どれだけ沈む雪の道

____________________

「売られてゆく鮮魚」

古新聞に包まれてた頃の記憶は
その古新聞の記事の事

思ってたよりは
いがいと居心地がいい

新聞の破れたところから
外が見えると

ちょっと涙する

____________________

「訪ねるべく 合言葉」

海と言われたら 合言葉は
山と言われたら 合言葉は

海 山 川を想う
合言葉を思い出して

雪がすっぽり
覆ってしまい

合言葉は

雪としか思えず 笑

____________________

「雪降る日の かき氷シロップ」

雪降る中
魂の前に立つ

それは今日の私です

温かい紅茶に
濃縮イチゴシロップを
入れて飲む

いろいろな匂いを
嗅いでおくのさ
フッと今日を思い出す時の
きっかけになってくれるのさ

____________________

「歌いたい」

歌いたい

今日は
恋の歌しかない?
自然を語る歌しかない?
人生の歌しかない?

私は突然あがる
甲高い声に心踊る

内に向かう声

不規則ではないのに

突然と思うと

出会いに喜びが沸く

____________________

「気分を変えてみたい?」

ボディペイントの剥がれかかったウルトラマンが

雪像予定地にもたれ掛かり
ペンキ屋さんを待つ?

____________________

「早起きは三文の徳」

そうじのおばちゃん〜
あそこに落ち葉が1枚
まだ残ってますよ

あ〜 あそこね
後で絵に
いただこうと思ってね

____________________

「冬の落ち葉」

冬の落ち葉とて

乾けば

舞い上がれるだろうに

____________________

「雪ほろい 一句」

雪をほろう姿に

前世の動物の
あなたの仕草が写る

____________________

「360度ド−ム構想」

巨大ド−ムの
柱が観客の視線の邪魔にならないように細くなり
それが折れる前に終わるようにと言われライブがそそくさと始まるのが常

空は重たくはないのか
バランスがとれて?
落ちてはこないのか

____________________

「でこぼこ」

でこぼこの処にフトンを敷く

寝るところなので
目をつぶると

でこぼな
夢をみる

寝返っても でこぼこ 笑

____________________

「リクエスト」

サンタさん〜

2ペンスの歌を
歌って〜

サンタさん〜

2ペンスの歌を
歌って〜

____________________

「煙突の煙り」

チムチムリ チムチムリ
チムチムッチッチェリ−

寒いよ 手を温めさせて

チムチムリ チムチムリ
チムチムッチッチェリ−

雪がふるよ
ふるって 震えるって
書くのかな

____________________

「こんなところにも 癒し」

か細い線だけで
描かれたライブ

足りないものだらけだろうに

見た目 癒される

____________________

「夏タイヤギャルが駐車場から雪道に出れないでる」

私は美しい

駐車場の出口で
出ずに じらす

ひな人形の
ひな壇も
出口の横に
豪華に並べて

でも
私は美しい
負けない

駐車場から
出れずは

言わずもがな

____________________

「寒くなってきたね」

石焼き芋屋さんの一日は
石で出来た車のエンジンを
温めることから始まる

石と石を結んでた
赤いヒモが焦げて

夕空に舞い上がる赤い煙り

まずは夕焼けづくり

バラバラと
ほぐれる石の音がいい

自分用に一つ
芋を放り込む

あったか芋づくり〜♪

____________________

「通学 一句」

小学生の
通学格好を見て

親の天気予報の
読みを知る

なりや〜

____________________

「あの雲の向こうに行けない度」

裸で寝る癖が目覚め
起き上がろうにも
シ−ツも掛けてた布も白
体から離れようとしない
まとわりつくので
まとうままに

もしかたら
あの雲の向こうに
行こうとしてる
僕なのかもしれない

____________________

「信号待ち」

信号待ちでの目のやりどころは
その日の気温や湿度、風向き、曜日などが影響しますとし

向いの信号待ちの人数など
可愛い子がいるかのチェック
怖そうな人と目が合ってそう
などは
無視しなければと
日々思っております ハイ

____________________

「歴史を語る音楽は有りや」

曇り空の日

こんなところにまで逃げてくる
必要のあった曲なのかと
思ってしまえばしめたもの

土の中の世界でのヤル気が
沸き上がる日なのかもとも

曲名を知りたくても
実はまだ未熟
墜ちて老いた実

成実は
歴史を語る音楽を探す

____________________

「実をつけたなら また音楽が」

音楽を聴いてて
思い浮かぶ景色

土が盛り上がるほどの
ぶっとい根の木
脇のベンチに腰をかける自分を
思い浮かべる

その晴れの木漏れ日に欲しいバックミュ−ジックをみつけた瞬間だった

実をつけたなら
それは 新曲

拍手〜

____________________

「秋の青空 一句」

私を独りにしてと

鳥籠の鳥を逃がしてあげよう

青空〜

____________________

「沼の寝床」

死ぬときぐらい
好きにさせてよ

その言葉の向うを みたく

沼の汚れを吸いとるには
紙が一番さ
いやいや
木が一番吸いとるのさと

和紙を張り替えた
ばかりの木の障子を

そ−っと 沼の底に
沈め 寝床

みえてくれば
案外そこが 入り口

____________________

「ストレート・ヘア− 」

障子に貼る和紙の
紙切り屋さんに
迷いこんでも

サンは

縦 横 横 縦

縦 縦 横 横

ストレートな長い髪を
なびかせる お方だけが
からまる事なく

和紙に
映るシルエット

____________________

「神さまからの おみくじ」

どこから見ても
怪しそうなおじさんが座る

でも歩るく姿が
神々しく輝く

ボクの足もと
枯葉のすき間に
おみくじを散らして
去ってゆく

これからの僕の
周りのいろいろが
素敵になりますように

踏まないように
またがないように

しましょう

____________________

「秋をジグソーパズル」

タコが死んで
枯葉になるなら
きっとこの枯葉の形

景色と一緒に
こちらを向いて

なら あなたも秋の景色

____________________

「わが家の広い窓」

木々では近くても
分からないのに

空を飛ぶ鳥は
あんなに遠くでも分かる

乱暴な言葉は
とどかなさそうな

そんな景色が広がる

____________________

「思いつきスト−リ−」

アスファルトのすき間に咲く
雑草を踏んでしまった

ごめんなさ−い

あそこもそこも
空き地になれ
草地になれ

来春に向かう

それは もう
素敵なスト−リ−

____________________

「過去の匂いだと吊られる」

ガラス張りの花壇
土の中が見えるのに

季節外れのセミの脱け殻を
踏んでしまった

立ち込める
花壇の匂いを
たぐり

気づけば両手に
握りしめた土

金閣寺の池で洗おうか
銀閣寺の池で洗おうか

今だ池の鯉

____________________

「冬の姿」

火が灯り光るスト−ブが
磨かれた家具に映る

スト−ブそのモノも
映るんですから

家具が油絵のキャンパス

この冬も
温かくすごせる姿なら

なんでも描いてくれていい

____________________

「トラック」

トラックの
いらなくなったタイヤ入れに
入れるものがないので
今はいてたタイヤを入れてしまう

一つ二つ
入らないのに
無理やりゴリゴリに入れる

その後の事は考えられない

トラックのさがなのか

せめて信号を
渡った先での事でと

向こうで駐車灯が
誇らしげ

やはり

雨の日の夜の景色

____________________

「雪虫 多すぎ」

昼寝がヘリコプターの音で
目覚めると

饅頭が跳ねる

こんなにもいろいろな色のある
花屋さんの看板の色は何色を選ぶ

花屋さんの好きな食べ物の色

のヒント?

雪虫で

スト−リ−が

ゆがむ

____________________


「ガリガリ君 痛恨の一句」

最後の一口

落としてしまったなら

もう〜 一本

____________________

「秋が のぞく」

秋?

まだ その絵は なく

この額ぶちは
ほどほどの握りで持ちましょう
その額ぶちは
腰を入れてしっかりね

見分けがつかないなら
どちらかの額に鈴を着ければ

いやいや そんなタブー

舞う枯葉
宅のどこまで
入っていいのやら?



____________________

「年末ジャンボ」

閉店後の着物売り場で
着物に手を通す達人

後ろから
宝くじ売り場のお姉さんの
袖に手を通す

意味なくとも

祭り〜

____________________

「長生き工法」

高層ビルの屋上に建てた
木造一戸建て

屋根は やはりトタン屋根

雨の日は この音

ビル全体に流れる仕掛け

長生き工法

____________________

「バイクに乗りた〜い」

私たちは神の時代にいる

空を飛びたければ
空を飛ぶ乗りモノもあるし

はるかな国に
今日中に行きたければ
早い乗り物もある

ありがたく
ラムネ一本飲んでは
ビ−玉一個
川にお返しする

なのに今日も
水浴びをしたいと
川岸に並ぶバイクたち
カバーをはずして
裸で待つ姿は

いつもマイペ−ス

____________________

「ダイエットは生きもの」

ベルトにも
頭としっぽがあり

たまに
まだ生きてるのもいて

ぎゅうぎゅう
締め付けられて

なかなか 快感

____________________

「チン シャン カン」

内緒で食べようとしたのに
皿を落としてしまった?

そんな言い訳は いらないよ

楽しんで 楽しんで♪

叩けば高い音がするなら
食器で飯も食えば
楽器にもする

そんな お国有りヨ〜

____________________

「一句」

メモ紙

不道徳に振れば

個性文字へ ナウ

____________________

「雪が降るまでは 」

大きな大きな包丁をブスッと
地面に刺し
それに1階2階とくっ付けていく工法が今は秋
急ぐので流行り

アパートの外壁が
赤の時には帰ってこないでと
大家さんの週に一度の
しょうもない趣味
白にはしない

雪降るまでは
いけそうな遊び

____________________

「小路を挟んだ町内力」

うまくいく屋さんが閉めた?

なのに向かいの
キリンの首に
看板を掛ける
お店は大繁盛

お気に入りの交差点の
一年中青いトマト
信号待ちが趣味な
懐かしい形のバイク

やがて
キリンの首屋さんの
商品になるのか

きっと うまくいく屋さんの
放出品なのかも

あれだって
それだってそうさ

空っぽの
うまくいく屋さん

電気の消える時がない

____________________

「三丁目のラップ」

知らないはずなのに

懐かしい味
ソースせんべい

と嫁がもうしております

ラップの流れる
駄菓子屋

ラップの歌詞って
メンコ最中の子の強気ノリってどう
かくれんぼ最中の子のタメは
ラップにはいらない?

ここオバチャンで
なん代目?

イエイ〜 ♪

____________________

「助かろうョ」

月と火星が落ちるという

寂しさという心はなく
集まるうれしさだけを
持つ花をえらんでは摘んで

機関車の運転士
飛行機のパイロットなど
定年などなくいつまでも
働きたいだろうなと
思われる方たちの
定年の日の今日

片っ端からにプレゼント

我が身 可愛くも

みんなと共にと

____________________

「シールを貼られたら」

カーテンはバーコードな
開け閉めもいい

詩集にも終わりのページはあるのに
読み忘れたページあり

雪降る中
寒がってちゃいけない
戦ってなきゃ
愛してなきゃ
そんなテレビドラマの中に
伸びる暖かい手が
ストーリーをかき乱す

そんな時に貼る言葉シール

みんなも待ってる

____________________

「共に」

あなたがいるなら
その後も歴史は
作られるつもり

森の中でも
僕はスーツに着替えようか
あなたと区別がつかないかもと

心配なのに笑顔

あなたに僕の全体重が写る
僕にあなたの全体重が写る

そんな好きな町の信号待ち

____________________

「慣れず 鳴れず 成れず 割れた」

CDケースが割れた

もう少し寝てれば
夜明けに起きて

セミの羽のように羽ばたき
この後の歴史を作くり

閉じて眠りにつく様も
歴史に学んでたはず

羽ばたいて ここから
飛び立つより

ゴミの藻くずとなり
去ってゆく叫びは

33回転

歴史を真似て

____________________

「夜空って どこ」

夜空の星が横にしか見えなかったら高い建物などなくなる

それでも後ろ足で踏ん張るバッタ

その後ろ姿には
くぼみがあって
休んでってくださいと

これ以上前には いかないでと

あちらはステージなんだヨ

____________________

「ドドンがドン」

あの祭りの太鼓を叩きたい

  なら買えば

いやいや祭りで叩きたい

  いやいや買えば部屋で
  好きなだけ叩けるじゃん

そんな思いでは いやだ〜

____________________

「外はコウモリが飛ぶ」

西陽の沈むまえの
わずかなひととき

今部屋の電気をつけちゃうの?

それはアスファルトに
めり込むのが好きな100円玉を
窓から外に逃がすため

いそいで

陽にあてて

温めて
温めて

____________________

「きらいじゃない きらいじゃない で・・・」

セメントと木の板
きらいじゃない

前髪と風
きらいじゃない

スマホでかくれんぼ
きらいじゃない

音楽じゃなく人の声が
聞きたい日
・・・じゃない

____________________

「答えなくとも進んで欲しいことばかり」

大根とカブって

友達なの?
兄弟なの?
他人の振りなの?

一言を待つ

ちがうちがう

表題 「未解決」

ページをめくれば

未解決集で いて

____________________

「心配」

日の当たる道だって
昔 川だった道

干えあがった
アスファルトの道

畳一畳分の雑草が
あれば寄り添い
今日も迷わず行ける道

心配 しないからね

____________________

「札幌 9月」

青空
太陽サンサンな日

温かいふり月 9月 突入

札幌

____________________

「日々の希望」

頭の裏には何を書く

日射病注意
なら青い色で

歯科の宣伝文字なら
赤はやめて

そんな目立つところは

追い抜いてやり過ごしたい

日々の希望

____________________

「聞こえてなくっても 拍手は鳴ってる」

キラリとするのは
光りじゃなく

素敵な鐘の音でもいいはず

ドラムがキーが関係ないように

拍手も そう
なにも選ばない

____________________

「気は心」

コショー

出てなくっても

出てると振れば

まだまだ使えるのさ

____________________

「赤トンボの里か」

トンボ君
そこは今僕が手を
着こうとしてた
柵なんだよ

そこも今
足を置こうとしてる
切り株なんだよ

その留まってる
ペットボトルも
僕のなんだよ〜

赤トンボの里かい 笑

____________________

「星までの旅」

光り物が落ちてる

身代わりなら
手に触れた願いの後にも

また夜空に
キラキラと吊るす

差し伸べた手の指先から
星までの旅

こんなに
またも
脈々と

____________________

「拍手にあまえたい」

すべり台で尻もちを
ついてた へこみで

踊れど進まず

やはり そこで
終わって よかったんだった

小さい頃への
拍手が聞きたく

来てみた

____________________

「今年の海」

今年の海は泳ぐ気になれません

さりとて

ちゃんと飛べる自信がないので
海の上を飛ぶ気にもなれません

____________________

「鬼灯」

おぼえてますか
ホオズキ

見聞きした
ホオズキのままなら

明かりのつもり

今でも我が家に
ホオズキ

____________________

「弘前の一昔前のお盆」

弘前のお盆は

迎え火に
細く割った木を
四角四角に組み立てて
高く積み上げて
火を付けます

それをみながら

来てるね
おじいちゃんや
おばあちゃんがって
言ったりします

イモを入れるのも忘れません

その後

雨上がりの水溜まりの上で
花火をします

きれいです

そしてカヤをつった布団の中で
集まった親戚の子達で
騒いでから寝ます

____________________

「お盆の空いてる道の活用方」

お盆の空いてる道を

ダウンパーカーを腕捲りして

スタンディングで

雪降る中を

泥のつきまくったままの
オフロードバイクで

ゆったりと

ドドドドドドと

走りたい

____________________

「スローモーション」

スローモーションに

山ができた
川ができた
海ができた
雨が降る
雪が降る

スローモーション

僕だけが気忙しく
先についてしまった

ここは どこ

____________________

「霧よ もっと強く包んで」

シロツメクサに霧が降る

ボタンが赤なら
睡眠薬をあげましょ

霧の中の寝落ちでも
花の手ざわりは白い

なにも変わらない

____________________

「あなたはみんなの友だち」

コンビニから
飛び出したビニール袋

アスファルトの海で
風にヒラヒラ

丘にあがったクラゲ

____________________

「前世の記憶は ひと事」

頭の中で
フッとひらめいたモノ

誰も形にしないので
僕だけの物語

アフリカ全土で音楽が響いたら
動物はどんな生活をするんだろう

逃げるのが仕事の動物も
休みが欲しいとリクエスト

____________________

「今日は僕の中のいつ?」

空が青く
うす青く

雲が白く
うすグレー

屋根のない景色
窓のサンは景色の屋根

太陽がまぶしいので
カーテンを少し閉める
もっと閉めて後悔

長椅子に深々とくつろく

玄関までが下り坂に見えるのは
上り坂の背中

____________________

「神様に」

神様に祈ること

僕の周りの
みなさんに

頭を下げる

会う人みなさんに

頭を下げる

____________________

「秘景」

このお山の梅の木で
あのお山の梅の木を
思い出す

この景色の中の
僕を撮って

シャッター押すときは
真っ白いシャツを腕まくり

この庭の梅の木
あのお山の梅の木の下で
思いだせそうに

____________________

「連熱」

雪道用のスノーボードの
発明が今日出来上がった
とてもハイテク

いつまでも冷めないための
石は出番もなく

この暑さじゃ
どの電信柱にも興味を
しめさなくなった
そんな自分の発した言葉に酔う犬

____________________

「ジャズ怪談」

寝苦しい よ・る

コルトレーンの未発表盤を
聞いたし次も やはり
コルトレーンで
いこうとしたら
窓から 寄せる
えも言えぬ
生暖かい精気ににも似た
モノに導かれ
選んだのがジョン コルトレーンの
ビレッジバンガード
真っ暗な部屋の中
レコードジャケットを
豆電気で照らす。
いつもの僕の遊び

え〜そうしたら浮かび上がる何か
気配を感じ
アルバムをしげしげと
見つめると

レコードジャケットの真ん中の
奥深いところ
何かが写ってる(画像アップしてね)

きゃ〜

____________________

「ひまわりオーケストラ」

みわたすかぎり
ひまわり畑

風にゆれだしてきたネ

そこのひまわり君
一歩前へ

今から君は指揮者〜

____________________

「吉田拓郎 夏休み♪」

あの時に歌った歌

今も歌える

てつ棒は木で出来てるんだと
思ってった僕 おサルさん

やはり夏休みは森に帰ろう

夏休み♪

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「今の世の中」

小銭だというので
右手をさしだす

片手だけじゃ
足りないくらいの
枚数だというので

目も開けた

左手はスマホを
握りしめてるので

今の世の中
ここまで しかできません

2018年っ子!

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「本番前」

タップにリバーブをかける
仕掛けを準備中

棚の上の足のない椅子には
座っていいのでしょうか

タップを踊る足が
欲しいだけではないつもりです

お帰りなさい

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